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第60話 N700系

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 エイドリアンにスキルの確認作業をしてもらう為に、街の外れに有る草原に移動する事になったのである。

 「なんだか面倒な事になったなぁ……こっちに一ヶ月も滞在とかさ……」
 とうんざりした表情でマサキが言ったのだった。

 「でもさ、滞在費用は本部が負担でしょ?いっぱい観光出来るね!」
  ティナは長期の旅行にでも来てるかのように嬉しそうである。
 (人事だもんなぁ…………コイツは…………)

 ティナがおもむろにキーを出して、ギルドからの借り物のモアを起動させた。

キー……カチカチカチ……キキキキ…………キー……キキキキ……グァボボォォ…………ォォォォォォ~ン……ォォォォォォォォォ……

 二人はレシーバーを付け、モアに乗り込むと遠くの方から金属音の混じる耳をつんざく様な爆音が聴こえて来たのであった。

 「ザッ……ティナ、何か違う音聴こえんか?」

 「シー……ザッ……うん……この子の音じゃないよ。」

 ギィィィィー~ン……ズゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ……

 明らかに、今乗っているヘビーモアS以外の音が近づいて居るのが解り、音の発信源を探る二人だが、街中で音が反響している為に特定出来ずにいたのであった。
 
 ゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ……キィィーン…… 

 すると、爆音とは反比例な速度と共に、エイドリアンさんがモアに乗ってやってきたのである。

 「…………せ…………た!」

  口をパクパクとエイドリアンさんが何かを喋って居るのだが、全く何を言って居るのが聞こえない二人であった。

 (てか、あんたのモアかよ!うるさすぎるぞ!近所迷惑過ぎるだろ!)

  ヒュイイーン……ゴ,ゴゴ,ゴゴ……ゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ……

 エイドリアンはモアを降り、二人の近くに寄って来て身振り手振りで何かを始めたのであった。

 「ザッ……降りろって言ってんじゃないの?」

 「シー……ザッ……そうなのか?じゃ取り敢えずモアを降着させるか……」

  マサキは手元の手綱コントローラーでモアを座らせたのだった。

  降着したと同時に、エイドリアンはおもむろにティナの前にあるモニターを色々と切り替えて、設定をし直してるようであった。
 (この人何をしたいんだろ?)

 「ピー……ザッ……お待たせしました!」

 (うわっ!レシーバーから急にエイドリアンさんの声が聴こえて来た!)
 
  突然の事にティナも振り返りマサキを見たのであった。

 「突然すみません!そちらのレシーバーと同期しましたので、移動中はこのままで御願いします。」
 (なるほど…そういった事も出来るんだな。)

 エイドリアンはその間にも、モニター越しに何やら入力しているのであった。

 (なんか、あの人乗って来たモア、俺らのとは全く別物なんですけど……何アレ……)

 既に鞍とは呼べない様な鞍には、背もたれが有り、背面から腕置きのような物が付けられているのである。
 (なんだありゃ……椅子か?でも跨ってる……)
 モアの首周りにはモニターが三つに所狭しと魔石ボタンが付けられていたのだった。

 「ザッ……すみません!では移動を開始しましょう!そちらのモアにも座標を入力しましたので私についてきてください!」
 エイドリアンはそう言うと、すぐ様乗ってきたモアに乗り込み、ゆっくりと移動を始めたのである。

 ギィィー……ィィィィィィーン………………シュゴゴゴゴゴ…………ゴゴゴゴゴ
 
 (これ、どう考えてもモアが鳴いてる音じゃ無いよな……魔石が魔力を出してる音か?)

 マサキはティナの肩を叩いて出発の合図をし、ティナはそれに対して親指を立てて呼応したのである。

 (下手に無線使って話せないからなぁ……)

 
 二羽のモアは爆音を立てながら、ギルド本部前の大通りを進み、町外れに向ったのであった。
 出発前、よっぽどエイドリアンが乗っていたモアが珍しいのか、遠巻きに人だかりが出来ていたのである。
 (殆ど知識の無い俺でも、エイドリアンの乗ってるモアは、なんか凄そうってのは解る。)
 
 通りを走って居ると、皆一様に足を止めてこちらを見て居るのがよくわかったのだ。

 「ザッ……あの~……エイドリアンさん、何か大注目されてますけど……」
 とマサキは思い余って聞いてみたのである。

 「ザッ……あぁ~!それは仕方ないですよ。貴方の乗ってるモアも、私の乗ってるモアも普段はお目にかかれない代物ですからねぇ!諦めて下さい(笑)」

 (え?そうなん?やっぱこの借物って、レア度高めのモアだったの?あんな乗り方したけどやばくね……)
 
 エイドリアンに、自分の乗ってるモアについて指摘され、今更ながらに冷や汗が吹き出るマサキであった。

 「ザッ……そちらのギルドは余程気合いを入れてらっしゃるのですねぇ!あのヘビーモアSを出して来るとは……」
 (知りたく無い事実だわ……最速って言ってたから借りたけど……)

 「ザザッ……そ、そうなんですかねぇ……あはは……(棒読み)」

 「ザッ……乗ってこられたソレを見て、私も貴方の新スキルに期待が膨らみましたよ!先程は虚偽などと言ってしまいすみませんでした。」

 「シー……ザッ……い、いえ……エイドリアンさんの言ってる事はごもっともなので気にしてないです。」
 (いや~……もう俺に期待とかすんな!ひっそりと日陰で生活したいんだよ!)

 「ザッ……そ、それはそうと、エイドリアンさんのモアも凄そうですね。」

 「シー……ああ!コレはN700系と言って近衛兵隊が使ってる物なんですよ!ってモアの種類をご存知ですか?」

 「ザッ……え、ええ。一応名前位は聞いた事が有りますが……」

 (え?ええ?なんで公務員が軍用モア乗ってんの?しかも確かN700系って最新のだろ?)

 「ザッ……私はこの間迄は近衛兵隊に所属していたんですけど、この度内勤に辞令が来ましてねぇ!ははは!」

 (そんな事あるのかよ?管轄が違うくね?自衛隊員が市役所に勤務地変わるとか、前世の常識では有り得んだろ……)

 「ザッ……へ、へぇ~……そうなんですね……」

 「シー……まぁ、特例という事も有りまして、私は兵隊でも乗っていたN700系を使わせて貰える事になったんですよ。」

 (普通内勤で幾ら前乗ってたとはいえ、軍用機なんか使わんだろ…)

 「ザッ……な、なるほど………」
 
 色々と疑問が残る所ではあるが、一応は納得していたマサキである。

 「シー……ガッ……あ、そろそろ街を抜けます!少し速度を上げるので無理せずに着いて来て下さいね!」

 「ガッ……了解しました。」

 (見せて貰おう…ギルド本部の最新モアの性能とやらを!(CV○田○一)

 エイドリアンはそう言うと、爆発的な加速をして一気に遠ざかって行ったのである。

 (ちょ!おまっ!アホか!)
 そう思いつつ、マサキも自身に身体強化の魔法を掛け、加速を始めたのであった。

  ヒュイイーンと魔石が魔力を吐き出す音が聴こえて、後ろ向きに掛かる荷重と共にティナが胸元に飛び込んで来たのである。

 「ぐはっ!ゴホゴホっ………!」

  ティナはチラリと振り返り、ウインクしながら片手を上げて謝るジェスチャーをしたのであった。

 (可愛ええのぅ……)

 マサキは更に加速を続け、薄紫色の魔力煙を残しながら陽炎の様に揺らめく豆粒程のエイドリアンさんの姿に何とか追い付き、その姿が徐々に大きくなって来たのである。
 (どこが少し速度上げます!だ。コレなんぼ出てるんだよ……)

 「ザッ……いい加速ですねぇ!」
  エイドリアンがマサキを誉める様に、通信を入れて来たのである。

 「ザッ……少し速度上げすぎな気がするんですけど……」
 (絶対三百以上出てるよ。間違いない!)

 しかし、その姿がある一定の大きさになってからは、エイドリアンとの距離が中々縮まら無かったのである。

 (あの人かなりの食わせ者だわ……)

  そう感じとったマサキは、ティナ越しにモニターを見て魔石の状態と出力を確認したのであった。

 (よし、まだイける!)

 マサキはそう思い、魔力全開の走行に移行したのである。

 ヒュイイーン……

 すると、モアは甲高い音を吐き出しながら屋の如く加速を始めたのだった。

 (こ、コレは……以前のギガントモアの加速よりもやばい……)

  地面のギャップにより、身体が振り落とされそうになりながらも、先行するエイドリアンに追い付こうとマサキは必死に全開運転を試みたのだが、豆粒程であった影が、ほんの数秒で一気に大きくなり、減速か飛び越えるかの判断に迷ったのである。

 (やばっ!ま、間に合わん!)

 「ザッ……エイドリアンさん!避けて!避けて!突っ込むから!」

 「シー……大丈夫です!動きは見てますので。」

   この時、マサキはエイドリアンがジャンプするのか、それとも横に逸れるのか、それを考えて判断を迷っていたのである。

 「ザッ……飛びます!」
 と、マサキは自分の行動を予めエイドリアンに伝えてからジャンプに備えたのである。

 「シー……ザッ……了解!そのまま行っちゃって下さい!」
 エイドリアンはこうなる事を予想してたかの様な、落ち着いた声で言ったのだった。

 マサキは、瞬時に手綱を引きコントローラーでジャンプコマンドを入力したと同時にモアは急上昇する様に高く飛び上がったのだった。

 グワッと真下に引っ張られ、モアの背中に乗っている二人は仰け反る様な格好になり落ちない様に踏ん張った。

 「ザッ……お二人共落ちないで下さいね!」
  エイドリアンは既にモアを止めて、事の次第を見ていたのである。

 マサキは上昇するモアの姿勢を制御する様に、羽根を広げて滑空状態に持ち込んだのである。
 (こんなん冷や汗ものだわ……と、何処に降りるかな……)

 そんな事を考えながら辺りを見回していると、ティナから連絡が入ったのである。

 「ザッ……マサキ、着地ポイント、二七零、距離二千、手前に森があって降りた所は平らな距離が少ないから、高さと速度に気をつけて!」

 (おお!なんと言うか、流石だな………)
 
 ティナのRIO(レーダー監視員)っぷりに思わず舌を巻くマサキであった。

 「シー……着地ポイント確認、二七零、二千了解。着地したら急制動掛けるから宜しく。」

 「ザッ……了解。」

 高く飛び過ぎた為に、マサキ達は数回大きく右旋回して着地ポイントにアプローチを試みるのであった。。

 「ザッ……距離千五百、多分……高さは五十。速度三百十五。少し速度落として!」

 「シー……千五百、五十、速度了解。」
  
 手綱を引きながら、四本の指を使いコントローラーでじわじわ速度を落とした。

 「ザッ……距離千、四十、速度二百七十。」

 「シー……千、四十、二百七十了解。ファイナルアプローチ。」

 草原に自分達の飛んでる影が見え始め、魔力の反響音も次第に大きくなって来たのであった。

 (やっぱ、この速度で近くに木が見えてくると、嫌な意味でドキドキしてくる……)

 「ザッ……距離五百、高さ二十、速度二百二十、そのまま着地して。」

 「シー……五百、二十、了解。」
 (二百二十って、小型プロペラ機の着陸より速度速いんだけど大丈夫なのかな?)

 数秒後モアは脚を踏ん張る様な形で地面に着地し、バサッと大きな翼を広げて急制動をかけた後、モアは数十メートル走り停止したのだった。

 「ザザッ……お見事です!」

 後ろを振り返ると、遠くにエイドリアンが待機して笑顔でこちらを見ていたのである。

 「ザザッ……ドキドキもんでしたよ…突っ込むかと思いましたから……」

  マサキはゆっくりモアを旋回して、エイドリアンの元へ近付けたのだった。

 エイドリアンはモアから降りて近付いて来て
 「ザッ……いやぁ~!モアが飛ぶ姿なんて初めて見ましたよ!ほんとに飛べるんですね!それに、お二人の連携が素晴らしかったです!」

 「ザザッ……なんと言うか、今回は咄嗟の事だったのですし……まぁティナとの連携は、来る時に必要だったからやった迄で、結果こういう形になりました。」

  マサキ達もモアから降りてエイドリアンと会話しているのだが、冷却のアフターアイドルの為にモアを止められなかったのである。

 「シー……お二人共凄いです!是非私も飛んでる所を乗りたいのですが……」

 (え?何言ってんの?野郎と二人乗りなんてまっぴらゴメンだわ……)

 「ザザッ……い、いや……ちょっとそれは……ご勘弁を……」

 マサキのそれを聞くと、エイドリアンはとても残念そうな表情で「仕方ないですねぇ……気持ちが変われば是非とも!」と言ったのであった。

 (まぁ、気持ちは分かるけど俺的に無理だわー。複座とかならまだしもなぁ……)
 
 マサキはひと仕事終えた気になり、エイドリアンに煙草は大丈夫かの旨を聞いてから一服始めたのだった。

 「ぷはぁ~………」

  腰を下ろして、音も無く煙が吸い込まれる青空を見ながらの一服は気持ちいいとマサキ思ったのである。

 「ウェールズさんは、一緒に乗られて初めて飛んだ時どうでした?」
 とエイドリアンは矛先を変え、ティナに質問したのだった。

 「い、いやぁ……最初は怖かったですよ!地面の物があっと言う間に小さくなって、なんて言うか居ても経っても居られない様な感じでした。」

 (そうだったんだ……)

 「それは怖いとは別にですか?」

 「う~ん……怖いとは別に、どう言えば良いのかなぁ……自分の力が及ばないと言うか…あ、勿論、初めての感覚に楽しいってのも大きかったですけどね。」

  ティナは空を見ながら、初めて飛んだ時の事を思い出す様にゆっくりと話をしたのである。

 「そうですかぁ……私もいつか飛んでみたいですねぇ……」
 とエイドリアンは乗って来たモアを眺めたのであった。

 「それはそうと、今回のスキルの確認作業は今ので確認しましたから、今日の所は以上で終了になります。」

 「あ、そうなんですか。なんか急に終わりましたね。」

 エイドリアンによる突然の「終了宣言」に呆気に取られるマサキであった。

 「まぁ、本日あなた達が飛ぶ事を確認するのが私の役目だったもので……またギルドに戻ったら大忙しですよ!」

 「はぁ………」
 と興味の無さそうに気の無い返事をするマサキであった。

 「今日はまだ陽も高いですし、戻ったら観光でもされてみては如何でしょうか?
 なんだったら観光スポットとかお教えしますよ!」

  見えない耳がピョコンと立つように、それを聞いてティナの眼が煌めいたのである。

 「是非是非教えて下さい~!」

 (あ~……コイツ余計な事を言いやがって……)

 「ね、マサキ早速帰ったら行こ!」

 「ええっ~…………」

 (めんどくさい。ホテルで寝てたい……) 

 「はい決まりぃ~!」

 (オラの意思は無視ですか。ハイそうですか……てか、意思は無視ってラップみたいだな……相手の意思は俺の意思を無視するうえーい、みたいな。)

 「わかったわかった。」

  マサキは仕方なく、手を挙げ降参のポーズで同意したのだった。

  それを見ていたエイドリアンは
 「では、話が決まった様なので、一旦ギルドに一緒に戻って観光案内の地図をお渡ししますね!
 あ、そうそう、ご宿泊はどちらですか?
 こちらから経費という事で手続きをしておきますので。」

 「今はニッチモンドホテルの方に宿泊してますよ。」

 「ああ、それなら本部から目と鼻の先ですね!
 わかりました、係の者から其方に連絡しておきます。」

 (アフターサービスと言うか、その辺はしっかりしてるんだな…)

 「それとですね、ギルドへ戻ったら此方に滞在の間の経費をお渡ししますが、もし足りない場合は言って下さい!
 数日の日程で御準備をされていたと伺いましたので、着る物とかも御不自由されてはいけませんからね!」

 (なんと!気が効くなぁ…至れり尽くせりじゃん!)

 「ありがとうございます!」
 ティナはとても嬉しそうである。

 「では取り敢えず本部に戻りましょう!」

  そうエイドリアンが言って各々モアに乗り込んだのであった。

 キー……カチカチカチ…………キキキキ…………キキキキ……グァボボォォ………………ォォォォォォォォォ…………

 カチカチカチ……カチカチカチ……ヒュイイ……ィィィィィィィィィィィィィィィ……キィィィ…………シュゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ……

 二羽のモアが起動を始めると、爆音で辺りの空気が震え出した。

 「ザッ……マサキ、なんか点滅してるよ!」
  モニターを見ていたティナが点滅箇所を指さしながらマサキに伝えたのである。

 「ザザッ……え?マジで?何が点滅してんだ?」

 R L leg pressure mission caution

 (なんだこりゃ?れっぐぷれっしゃー?)

 「ザッ……エイドリアンさん、何かコーションランプが点滅してるんですけど、何か解りますか?」

 「シー……なんと表示されてます?」

 「ザザッ……あーる、える、れっぐぷれっしゃー、コーションって出てます。」

 「ザザッ……あ~……もしかすると足回りがダメになってるかも知れませんよ?あんなジャンプの着地は、モアの脚にかなりの負荷が掛かると思いますからねぇ……」

 (これはやばい……コレなきゃ帰れんじゃん!その前に修理どうしよう……ガクブルだ……)

 ティナは振り返り心配そうな顔をしてマサキに視線を送った。

 「シー……今はどうにも出来ないので、帰ってハンガーの人達に見てもらいましょう!ゆっくりならどうにか街まで持つと思いますよ!」

 (マジ助かるわ……)

 「ザザッ……助かります!ゆっくり後を着いて行きますので、宜しく御願いします。」

 その後三十分で来た所を、一時間以上掛けてギルド本部まで戻り、乗って来たヘビーモアSは兵隊専用のハンガーに入ったのであった。


 「恐らく、そこまでは治すのに時間は掛からないと思いますが、実際見てみないと解らないので代わりのモアをお貸ししますよ。脚が無ければ観光も出来ませんですからねぇ。」

 (この人いい人なのか?なんかキャラ掴めんぞ。)

 「本当に助かります。修理から代わりのモアまで……」

 とティナがペコペコしているのである。

 「いえいえ、此方の都合で来て頂いて居ますから当然ですよ。
 それで、代わりのモアですが、何かご希望の機種って有りますか?
 お二人づつでも構いませんけど。」

 そう聞かれ、二人は顔を見合せて「静かなの!!」と声を揃えて言ったのであった。



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