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店外デート♥️ 6
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純さんの言葉を耳にして一瞬呆けていた私ですが、無意識に自分の頬っぺたをつねっていました。
痛くない・・・いえ、痛いです。
ということは、これは夢ではないのですね!
「あの、その、でも・・・わ、私なんかで・・・」
柄にもなく声が震えてしまっています。
「愛香ちゃん、自分を卑下しすぎだよ。充分魅力的なんだから、自信持って」
純さんがそうおっしゃってくださるなら自信持ちます!
もー、鼻持ちならない自信家になっちゃいます!(もはや何を言っているのか分からないレベル)。
「あ、でも・・・」
そこでふと我に返った私はある一つのことが気になり始めました。
「何?」
「私がお店に行かなくなってしまうと、純さんのお客さまが一人減ってしまうことに・・・」
せっかく純さんを応援すると決めたのに、それは何だか本末転倒という気もしてしまいます。
純さんは「そのことか」という風にちょっと笑いました。
「まぁ、それは自分で何とかするよ」
「でも・・・やっぱり純さんをお手伝いできないのは心苦しいというか・・・」
「じゃあ、愛香ちゃんさえよければ月一回くらいのペースで無理なく通ってくれるかな。いきなり愛香ちゃんが来なくなると変に思う人もいるかもしれないし」
「はい! そうします」
もちろん、私がお断りするわけがありません。
お店での純さんも、ちょっと特別感あって好きなんですよね。
「その代わり、店が休みの時とか、こうやってまた会えると嬉しいな」
「私こそ、純さんさえお嫌でなければよろしくお願いします」
言葉と共に深々と頭を下げると、純さんが少し楽しげに笑ったのが聞こえます。
「じゃ、行こう」
そう言って純さんが差し出してくださった手を、今回は何のためらいもなく握ることができました。
私が純さんの彼女・・・。
何だか嘘みたいで、足元がふわふわします。
スキップでも始めたいくらいウキウキして心が弾んでるのが分かります。
24歳にして初めての彼氏・・・!
今となっては、幸子さんに進められてマッチングアプリに登録して本当によかったです。
――でも、あれ・・・?
幸子さんの顔を思い出したら、何かが引っ掛かってしまいました。
こんなに上手く、とんとん拍子に事が運んでいいものでしょうか。
「愛香、あんた何か騙されてない?」
と、頭の中の幸子さんが警告してきます。
そう、確か・・・以前ホストクラブについて検索した時に、ホストさんたちの営業方法に関して書かれている項目があって・・・。
「本営」とか「色恋」と言って、彼女扱いして深みにはまらせる手段もあるとか・・・。
それを思い出したら、スーっと体の血が引いていくのが分かりました。
「どうしたの?」
急に足を止めてしまった私を疑問に思ったのか、純さんが振り返ってそう尋ねられます。
私はひきつった笑顔しか返すことができません。
本当のところを聞いてみたい・・・でも、純さんの言葉が真実という保証なんて何もないわけで・・・。
どっちなんですかー!! 純さんー!!!
了
痛くない・・・いえ、痛いです。
ということは、これは夢ではないのですね!
「あの、その、でも・・・わ、私なんかで・・・」
柄にもなく声が震えてしまっています。
「愛香ちゃん、自分を卑下しすぎだよ。充分魅力的なんだから、自信持って」
純さんがそうおっしゃってくださるなら自信持ちます!
もー、鼻持ちならない自信家になっちゃいます!(もはや何を言っているのか分からないレベル)。
「あ、でも・・・」
そこでふと我に返った私はある一つのことが気になり始めました。
「何?」
「私がお店に行かなくなってしまうと、純さんのお客さまが一人減ってしまうことに・・・」
せっかく純さんを応援すると決めたのに、それは何だか本末転倒という気もしてしまいます。
純さんは「そのことか」という風にちょっと笑いました。
「まぁ、それは自分で何とかするよ」
「でも・・・やっぱり純さんをお手伝いできないのは心苦しいというか・・・」
「じゃあ、愛香ちゃんさえよければ月一回くらいのペースで無理なく通ってくれるかな。いきなり愛香ちゃんが来なくなると変に思う人もいるかもしれないし」
「はい! そうします」
もちろん、私がお断りするわけがありません。
お店での純さんも、ちょっと特別感あって好きなんですよね。
「その代わり、店が休みの時とか、こうやってまた会えると嬉しいな」
「私こそ、純さんさえお嫌でなければよろしくお願いします」
言葉と共に深々と頭を下げると、純さんが少し楽しげに笑ったのが聞こえます。
「じゃ、行こう」
そう言って純さんが差し出してくださった手を、今回は何のためらいもなく握ることができました。
私が純さんの彼女・・・。
何だか嘘みたいで、足元がふわふわします。
スキップでも始めたいくらいウキウキして心が弾んでるのが分かります。
24歳にして初めての彼氏・・・!
今となっては、幸子さんに進められてマッチングアプリに登録して本当によかったです。
――でも、あれ・・・?
幸子さんの顔を思い出したら、何かが引っ掛かってしまいました。
こんなに上手く、とんとん拍子に事が運んでいいものでしょうか。
「愛香、あんた何か騙されてない?」
と、頭の中の幸子さんが警告してきます。
そう、確か・・・以前ホストクラブについて検索した時に、ホストさんたちの営業方法に関して書かれている項目があって・・・。
「本営」とか「色恋」と言って、彼女扱いして深みにはまらせる手段もあるとか・・・。
それを思い出したら、スーっと体の血が引いていくのが分かりました。
「どうしたの?」
急に足を止めてしまった私を疑問に思ったのか、純さんが振り返ってそう尋ねられます。
私はひきつった笑顔しか返すことができません。
本当のところを聞いてみたい・・・でも、純さんの言葉が真実という保証なんて何もないわけで・・・。
どっちなんですかー!! 純さんー!!!
了
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よく分からないけど今度読んでみますね。
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