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元世界最強が行く地獄の世界大戦〜後編〜
最後の戦争 その16 ~翼が折れるその時まで~
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両者がぶつかる。それは、異様なものだった。
最初に行動したのはアルベータだった。その一撃を紙一重で躱し、今度はチャームズが攻撃を仕掛ける。だがそれは、完全に空を切ってしまう。それに見かねた、アルベータは戦いながら一つの提案をしてきた。
「ねえ、チャームズ。君は召喚獣は使ってもいいよ」
「じゃあ。遠慮なく使わせてもらう」
チャームズは、ドラゴンをアルベータにぶつける。その瞬間にチャームズは、龍化龍獄を展開する。
龍獄は辺り一帯を巻き込みながら空間に、龍の渦ができる。
「へー。結構戦ってきていたけど、このタイプの戦闘スタイルは君が初めてだね」
「そうだろうな。この技に至ったのは、貴様が封印されてから生み出された技だ」
アルベータは複雑な表情をしていた。このドラゴンとの連携はかなり厄介だった。
「うーん。どうしたものかな」
「そんなに考える時間なんて与えない。ドラゴンと共に喰われて消えろ。アルベータ」
「ドラゴンに喰われる最後は嫌かな。なーのでええ」
アルベータは多重結界シンオウと空間完全支配術黒を自身にかける。
それをチャームズは少し離れたところで、確認する。それと同時に、龍化のスタイルチェンジを行う。
「だああああ」
アルベータの凄いこととして、こんなピンチの状況でも、チャームズを確認し続けながら躱し続けたことだことだ。
「まじで凄いな。君は……」
「そう?でもあなたはまだ、私を楽しませてくれるでしょう」
「楽しませるつもりはないけどな」
そう言いながら今度はチャームズが一気に間合いを詰める。
「ほう、今度は特攻か。面白い」
「龍化龍炎」
その攻撃は、伸ばした右手から炎魔法に近いものが飛び出したものだった。
「その程度……。-ッ」
「その一撃だけだと思うな。スタイルチェンジ、龍化龍風」
「まさか、重ね技か」
チャームズの攻撃は、右からは炎魔法に似た魔術と、左からは風魔法に似た魔術が重なりあってアルベータの姿を捉える。
「クッソ。これはさすがにまずいかも…」
「ぶっ飛べええ」
アルベータがここで初めて、弱音を出す。
その混合魔法が、アルベータに直撃したのだ。だが、チャームズは勝利を確信しきることができなかった。
直撃した煙の中から、口から少しだけ血を流したアルベータが、落ちていなかったのだ。
「さすがにこれでも、死なねーよな」
「……さすがです。いやー。面白いね。君やっぱり」
そう言いながらアルベータは頬を掻く。それと同時に人差し指を軽く噛む。人差し指から少しだけだが血が流れ出てくる。
「そろそろ君と君と決着を付けなければ、いけないような気がする」
「……。ああ。そうかい。でも、まだ私は負けるわけにはいかないんだ」
「安心していいよ。すぐにミアも、あの世に送ってあげる」
その言葉にチャームズは怒りを露わにする。
「お前だけは許さない。あの世に送ってやる」
「やれるものなら、やってみろ」
チャームズはこの時に気が付いていた。今のままだと、確実に次の一撃で自身が破壊されることを……。
チャームズは気が付いていた。今この瞬間に自身の器を変えなければいけないということに……。
それがチャームズを大きく動かした。
「龍硬化」
「へー。初めて見る技だけどその程度で、私の一撃を止めれるとでも」
「止めてみせる。それが、私という人間だああああ」
ーーーーーー
場所は変わり、アーティ達の居るところにて
「ミーヤ大丈夫かしら」
「ルティア。ミーヤは大丈夫だ」
それは、魔力を注ぎ込んでいる時の会話。ルティアは、ミーヤのことが心配だった。
だがアーティは、ミーヤが死ぬことはないだろうという確信はしていた。なぜなら……。
「どうして、そう言えるの?」
「どうして、それは決まっている。チャームズが、その命を懸けて戦うといったんだ。あいつは、仲間思いの優しい人間なんだ。それは覚えておくといい」
「優しい……」
「ああ。僕は昔、ミーファと戦った時、アルベータに遭遇した。その時僕を救ってくれたのが、ミーファではなく、チャームズだった。彼は、優しく強く。今の僕でも、彼には勝てないだろうね」
それはルティアにとって信じられないことだった。なぜなら今のアーティは、作戦会議していた時とは違い、髪が白く、纏うオーラも変わっていたからだ。それでも、チャームズに勝てない。それは本当なのか信じられなかった。
それでもアーティは続けて語り始めた。
「チャームズの真の強さは、ヴァンに隠される英雄の血だ」
「ヴァンに隠される英雄の血ですか」
「ああ。そうさ。ヴァンが名の間にある人間は、力に呪われているんだ」
それは、アーティの感じ取った答えだった。だがそれはルティアには通じなかった。それでも、ルティアは何かを感じ取る。
それはアーティにもヴァンが入っていたからだ。アーティ・ヴァン・ヴィクトリア。それは、英雄の血を強く受け継ぐ呪われた血だと解釈した。
「それでも、たぶんチャームズは負けるだろうな」
「えっ」
「アルベータにも、ヴァンが入っている。それが、答えだ」
「なら……。どうすれば、良いの。ここで最大戦力を投下して、仕留めれるというの」
「仕留めれる?違う。仕留めるんだ。僕たちの手で……だ」
アーティの瞳には一つの正義が、貫いていた。それが、この世界を大きく変えることにつながる。
ーーーーーー
場所は戻り、チャームズ達の話の続きといこう。
アルベータのブラットチェーンは、チャームズの体を貫くことはなかった。いや正しくは切り落とすことはできなかったというべきだろう。
「まじか」
「まじだよ」
その一瞬止まったアルベータに、チャームズは最大のカウンターを打ち込んだ。しかも龍硬化した、素手のカウンターだ。
「ガハッ」
「吹き飛べええ。アルベータアアア」
「ゲホッ。くそが」
アルベータの口元から血が流れる。アルベータにとって今のカウンターはかなり効いた。
アルベータは左手で口元を隠す。それから左手について血を見て、少し顔が引きつる。
「これは…。思ったよりもまずいな」
「はあ、はあ、はあ」
チャームズは土壇場で新技術を生み出したことで、疲れが出てきてもいた。
チャームズの瞳には、アルベータがまだ元気に飛んでいることが信じられなかった。
「クッソ。今ので墜落してくれれば、良かったのになああ」
「フッ。残ねーん。私は元気ですよー。でも、今の一発は重かったね」
チャームズは必死にこの状況を、ひっくり返す方法を考えていた。
だが答えは出てこなかった。チャームズの体力は限界に近くなってきていた。なにせ、ここまでで来るのに魔力を使用し、ここでも魔力を使用していたからだ。それでも、チャームズは後ろに引くことができなかった。それはなぜか。答えはシンプルだった。
娘を、ミアを守るため。それだけだった。それだけでチャームズは、立ち上がっていたのだ。
「これ以上。お前の好き勝手にさせてたまるかよ。アルベータ」
「私は、好き勝手生きていきますよ」
「エモン、ミーファ、ディアル。私に、最後の力を貸してくれ」
それは、チャームズ自身の命を、魔力として変換することに、躊躇いはなかった。だからこそできる最後の最大の龍化の応用。
「スタイルチェンジ、龍化龍雷」
「雷電魔法ごときで、私を止めれると思うな」
「スタイルチェンジ、龍化龍水」
「なっ」
それは雷電魔法と、水魔法の混合技に近い魔法だった。その攻撃はアルベータにとって、今までの攻撃の中で群を抜いて、まずい攻撃だった。
アルベータは間合いを一気に詰めるために進んでいた力を止め、多重結界シンオウを展開する。
「くそ、まじか」
「スタイルチェンジ……」
「今度はなんだ」
アルベータは結界魔法で無事だったが視界が一気に奪われる。その結果、この戦いで初めてチャームズの姿を見失っていた。
「龍化、”龍神化”」
それと同時だった。それは、アルベータの顔に曇りが見える。
「ああ……。どうしてだろう。どうしてあの日を思い出す」
それは、アルベータにとって、大切な人との思い出。でも、現実は大切な人もいない世界。だからアルベータは、自身の弱さにいら立ちを覚える。
「どうして、世界はこんなに残酷なんだ」
「グオオオオ」
「これじゃあ。あの時と同じじゃねーかアアアアアア」
アルベータはブラットチェーンを解除する。それと同時に、末来視と空間完全支配術~黒~を展開する。
「くそがああ。チャームズ。貴様だけは、絶対にこの手でお前を殺してやる」
それはアルベータにとって、主に守られた記憶。
それはアルベータにとって、主の役に立てなかった記憶。
全てを差し置いて、アルベータは、この敵の姿が憎かった。全ては、この時から崩れ始めていたのかもしえない。
「ならば戦おう。その翼が折れる、その時まで」
「グオオオオ。貴様の翼が折れる、その時まで、この命を懸けて戦いを示してやる」
この言葉を皮切りに、両者が激突する、
最初に行動したのはアルベータだった。その一撃を紙一重で躱し、今度はチャームズが攻撃を仕掛ける。だがそれは、完全に空を切ってしまう。それに見かねた、アルベータは戦いながら一つの提案をしてきた。
「ねえ、チャームズ。君は召喚獣は使ってもいいよ」
「じゃあ。遠慮なく使わせてもらう」
チャームズは、ドラゴンをアルベータにぶつける。その瞬間にチャームズは、龍化龍獄を展開する。
龍獄は辺り一帯を巻き込みながら空間に、龍の渦ができる。
「へー。結構戦ってきていたけど、このタイプの戦闘スタイルは君が初めてだね」
「そうだろうな。この技に至ったのは、貴様が封印されてから生み出された技だ」
アルベータは複雑な表情をしていた。このドラゴンとの連携はかなり厄介だった。
「うーん。どうしたものかな」
「そんなに考える時間なんて与えない。ドラゴンと共に喰われて消えろ。アルベータ」
「ドラゴンに喰われる最後は嫌かな。なーのでええ」
アルベータは多重結界シンオウと空間完全支配術黒を自身にかける。
それをチャームズは少し離れたところで、確認する。それと同時に、龍化のスタイルチェンジを行う。
「だああああ」
アルベータの凄いこととして、こんなピンチの状況でも、チャームズを確認し続けながら躱し続けたことだことだ。
「まじで凄いな。君は……」
「そう?でもあなたはまだ、私を楽しませてくれるでしょう」
「楽しませるつもりはないけどな」
そう言いながら今度はチャームズが一気に間合いを詰める。
「ほう、今度は特攻か。面白い」
「龍化龍炎」
その攻撃は、伸ばした右手から炎魔法に近いものが飛び出したものだった。
「その程度……。-ッ」
「その一撃だけだと思うな。スタイルチェンジ、龍化龍風」
「まさか、重ね技か」
チャームズの攻撃は、右からは炎魔法に似た魔術と、左からは風魔法に似た魔術が重なりあってアルベータの姿を捉える。
「クッソ。これはさすがにまずいかも…」
「ぶっ飛べええ」
アルベータがここで初めて、弱音を出す。
その混合魔法が、アルベータに直撃したのだ。だが、チャームズは勝利を確信しきることができなかった。
直撃した煙の中から、口から少しだけ血を流したアルベータが、落ちていなかったのだ。
「さすがにこれでも、死なねーよな」
「……さすがです。いやー。面白いね。君やっぱり」
そう言いながらアルベータは頬を掻く。それと同時に人差し指を軽く噛む。人差し指から少しだけだが血が流れ出てくる。
「そろそろ君と君と決着を付けなければ、いけないような気がする」
「……。ああ。そうかい。でも、まだ私は負けるわけにはいかないんだ」
「安心していいよ。すぐにミアも、あの世に送ってあげる」
その言葉にチャームズは怒りを露わにする。
「お前だけは許さない。あの世に送ってやる」
「やれるものなら、やってみろ」
チャームズはこの時に気が付いていた。今のままだと、確実に次の一撃で自身が破壊されることを……。
チャームズは気が付いていた。今この瞬間に自身の器を変えなければいけないということに……。
それがチャームズを大きく動かした。
「龍硬化」
「へー。初めて見る技だけどその程度で、私の一撃を止めれるとでも」
「止めてみせる。それが、私という人間だああああ」
ーーーーーー
場所は変わり、アーティ達の居るところにて
「ミーヤ大丈夫かしら」
「ルティア。ミーヤは大丈夫だ」
それは、魔力を注ぎ込んでいる時の会話。ルティアは、ミーヤのことが心配だった。
だがアーティは、ミーヤが死ぬことはないだろうという確信はしていた。なぜなら……。
「どうして、そう言えるの?」
「どうして、それは決まっている。チャームズが、その命を懸けて戦うといったんだ。あいつは、仲間思いの優しい人間なんだ。それは覚えておくといい」
「優しい……」
「ああ。僕は昔、ミーファと戦った時、アルベータに遭遇した。その時僕を救ってくれたのが、ミーファではなく、チャームズだった。彼は、優しく強く。今の僕でも、彼には勝てないだろうね」
それはルティアにとって信じられないことだった。なぜなら今のアーティは、作戦会議していた時とは違い、髪が白く、纏うオーラも変わっていたからだ。それでも、チャームズに勝てない。それは本当なのか信じられなかった。
それでもアーティは続けて語り始めた。
「チャームズの真の強さは、ヴァンに隠される英雄の血だ」
「ヴァンに隠される英雄の血ですか」
「ああ。そうさ。ヴァンが名の間にある人間は、力に呪われているんだ」
それは、アーティの感じ取った答えだった。だがそれはルティアには通じなかった。それでも、ルティアは何かを感じ取る。
それはアーティにもヴァンが入っていたからだ。アーティ・ヴァン・ヴィクトリア。それは、英雄の血を強く受け継ぐ呪われた血だと解釈した。
「それでも、たぶんチャームズは負けるだろうな」
「えっ」
「アルベータにも、ヴァンが入っている。それが、答えだ」
「なら……。どうすれば、良いの。ここで最大戦力を投下して、仕留めれるというの」
「仕留めれる?違う。仕留めるんだ。僕たちの手で……だ」
アーティの瞳には一つの正義が、貫いていた。それが、この世界を大きく変えることにつながる。
ーーーーーー
場所は戻り、チャームズ達の話の続きといこう。
アルベータのブラットチェーンは、チャームズの体を貫くことはなかった。いや正しくは切り落とすことはできなかったというべきだろう。
「まじか」
「まじだよ」
その一瞬止まったアルベータに、チャームズは最大のカウンターを打ち込んだ。しかも龍硬化した、素手のカウンターだ。
「ガハッ」
「吹き飛べええ。アルベータアアア」
「ゲホッ。くそが」
アルベータの口元から血が流れる。アルベータにとって今のカウンターはかなり効いた。
アルベータは左手で口元を隠す。それから左手について血を見て、少し顔が引きつる。
「これは…。思ったよりもまずいな」
「はあ、はあ、はあ」
チャームズは土壇場で新技術を生み出したことで、疲れが出てきてもいた。
チャームズの瞳には、アルベータがまだ元気に飛んでいることが信じられなかった。
「クッソ。今ので墜落してくれれば、良かったのになああ」
「フッ。残ねーん。私は元気ですよー。でも、今の一発は重かったね」
チャームズは必死にこの状況を、ひっくり返す方法を考えていた。
だが答えは出てこなかった。チャームズの体力は限界に近くなってきていた。なにせ、ここまでで来るのに魔力を使用し、ここでも魔力を使用していたからだ。それでも、チャームズは後ろに引くことができなかった。それはなぜか。答えはシンプルだった。
娘を、ミアを守るため。それだけだった。それだけでチャームズは、立ち上がっていたのだ。
「これ以上。お前の好き勝手にさせてたまるかよ。アルベータ」
「私は、好き勝手生きていきますよ」
「エモン、ミーファ、ディアル。私に、最後の力を貸してくれ」
それは、チャームズ自身の命を、魔力として変換することに、躊躇いはなかった。だからこそできる最後の最大の龍化の応用。
「スタイルチェンジ、龍化龍雷」
「雷電魔法ごときで、私を止めれると思うな」
「スタイルチェンジ、龍化龍水」
「なっ」
それは雷電魔法と、水魔法の混合技に近い魔法だった。その攻撃はアルベータにとって、今までの攻撃の中で群を抜いて、まずい攻撃だった。
アルベータは間合いを一気に詰めるために進んでいた力を止め、多重結界シンオウを展開する。
「くそ、まじか」
「スタイルチェンジ……」
「今度はなんだ」
アルベータは結界魔法で無事だったが視界が一気に奪われる。その結果、この戦いで初めてチャームズの姿を見失っていた。
「龍化、”龍神化”」
それと同時だった。それは、アルベータの顔に曇りが見える。
「ああ……。どうしてだろう。どうしてあの日を思い出す」
それは、アルベータにとって、大切な人との思い出。でも、現実は大切な人もいない世界。だからアルベータは、自身の弱さにいら立ちを覚える。
「どうして、世界はこんなに残酷なんだ」
「グオオオオ」
「これじゃあ。あの時と同じじゃねーかアアアアアア」
アルベータはブラットチェーンを解除する。それと同時に、末来視と空間完全支配術~黒~を展開する。
「くそがああ。チャームズ。貴様だけは、絶対にこの手でお前を殺してやる」
それはアルベータにとって、主に守られた記憶。
それはアルベータにとって、主の役に立てなかった記憶。
全てを差し置いて、アルベータは、この敵の姿が憎かった。全ては、この時から崩れ始めていたのかもしえない。
「ならば戦おう。その翼が折れる、その時まで」
「グオオオオ。貴様の翼が折れる、その時まで、この命を懸けて戦いを示してやる」
この言葉を皮切りに、両者が激突する、
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