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リトの赤魔法
神への挨拶
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次の日二人は、今度こそ聖地フォトスに向かって出発することにした。
フォトスは、ミラの出身地だ。サイロスのように、昔からのミラを知る人がたくさんいる。サイロスのように、昔からのミラを知る人がたくさんいる。そんな人たちから見て自分は、ミラにふさわしいのか。以前にもまして自信がなくなっていた。
魔法を使えるようになってから日が浅いリトは、まだ自分の力に自信が持てていなかったのだ。
それに加えて、自身の出自……ミラは気にしないと言ってくれていたが、討つべき存在である吸血鬼に縁があるかもしれないという事実が、余計にミラの隣にいていい存在なのか分からなくさせていた。
一方のミラもリトの表情が浮かないことに気付いていたが、昨晩の問いかけで聞き出すことに失敗して、打つ手がなくなっていた。
タイミングから察するに、サイロスと出会ったことも一因になっていそうだ。聞き出そうとした昨日の問いかけは、うまくかわされてしまった。一旦話が終わってしまったものを蒸し返すのも気が引けてしまうものだ。
あまり良い雰囲気と言えない状態で、二人はフォトスへ向かう駅馬車へと乗り込んだ。
「フォトスに着いたら、まず、神に挨拶したいんだ。『パートナーができました』ってね。」
「その神っていうのは、実在しているのか?」
「誰も姿を見たことはない。ただ、勇者を決める儀式は神託によって決められるんだ。神が祀られている神木から光の枝が伸びて、選ばれたものの身体に巻きつくんだ。そしてしばらくはそのあとが残る。あれは人に真似できる力じゃないと思っているよ。だから、見たことはないけど、確かに存在していると思う。」
ミラはその当時を思い出す様に、遠くを見つめながら答える。
「へえ、光の枝か。その跡は今も残っているのか?」
「いや、1年くらいかけて徐々に薄くなって、最後には完全に消えてしまう。」
言われてみれば確かに跡は見当たらなかったなと、リトはミラと身体を重ねた際のことをふと思い出してしまった。邪念を振り払い、ミラの言葉の続きを聞く。
「挨拶が終わったら、少しフォトスを案内するよ。あと、家族にもリトを紹介したい。」
「え……も、もう会うのか……?」
交際した男女が家族に挨拶しに行くことがあるのはわかっていたが、男同士だし付き合ってまだ日も浅いし……などと考えが巡ったリトだったが、続くミラの言葉で冷静になる。
「僕にできた初めての仲間だし、それに今夜は実家に泊まろうと思ってるんだ。」
「そうか、そうだよな……。」
恋人として紹介されるわけではないのだ。ミラの仲間として紹介してくれるだけでも十分誇らしいことだと頭ではわかっているのだが、僅かな寂しさが拭えなかった。
何とか表情に出さないように気を付けながら、リトが返事をする。
「ミラの家族に会えるのが楽しみだ。」
リトのそのわずかな表情の変化に気付いていたミラだったが、他の乗客がいることもあり、フォローすることができずにいた。
駅馬車で走ること2時間、ついに聖地フォトスへ到着した。
その場所はこの大陸のどの場所とも違った様相で、まずは大きな神木が奥にそびえ立っていた。
その神木の周囲は、白く透き通った石英のような素材の地面が広がっていた。きらきらと輝く様はうっすらと光っているようにも見える。
そしてその大地には白を基調とした建物が立ち並んでいた。そのどれもに金色の繊細な装飾が施されている。
「綺麗なところだな……絶景だ……」
「気に入ってくれた?」
「この景色を嫌いな奴なんているのか?」
「そいつとは趣味が合わなそうだ。」
そう言って二人で笑い合った。先ほどまでのリトの寂しい気持ちもこの景色の前に薄れていくような気がする。
二人は早速、ミラの話していた通り祀られている神に挨拶をしに向かうことにした。神は奥の神木の中に祀られているらしい。
神木へ向かって街中を歩いていると、サイロスが着ていたような白い服を着ている人を数多く見かけた。きっとフォトスの伝統衣装なのだろう。
道中では、たくさんの人がミラに声をかけていた。旅に出てきてから初めて帰ってきたと言っていたので、フォトスの住人達も驚いていた。
「……ミラ? ミラじゃないか! 元気にしてたかー!?」
「ああ、ぼちぼちだな。そっちも元気そうでよかったよ」
「おお、ミラ! 旅の調子はどうだい!」
「悪くないよ。こっちに用があって立ち寄ったんだ。」
「隣にいるのは仲間か!? ついに一人旅卒業だな!」
「ああ、おかげさまでね」
意外と立ち止まって長々と話すような人はあまりおらず、ミラも遠くから返事を返すばかりだ。
そうして歩いているうちに、神木のふもとまでたどり着いた。神木の中腹の幹に扉がついているのが見える。その扉までは白い大階段が続いていた。階段には、人々が列を成している。
「あの扉の向こうが祠だよ。この列は参拝の列だな、並ぼうか。」
「すごい人数だな……」
ざっと50人程度は並んでいるように見えた。
「今日は少ない方だよ。30分もすれば番が来るさ。」
扉の両サイドには伝統衣装を着た巫女のような人が立っており、順番が来た人たちに注意事項を説明しているようだ。
「あそこでも説明しているけど、制限時間は1組1回5分だ。扉の中に入ると扉が閉まる。外に音は聞こえないようになっていて、5分後に強制的に扉が開く。なので、その5分の間で祈りや懺悔、相談をするんだ。」
「ちゃんとプライバシーを守ってくれる仕組みになってるんだな……」
「ああ。これも神の力で動いている仕組みらしい。」
言われた通り並んでいると、確かに30分ほどでミラたちの番が来た。
「これはこれは、ミラ様ではないですか。お久しぶりでございます。」
「お久しぶりです。帰ってきたので、ひとまず挨拶に参りました。」
「左様でございますか。ミラ様でしたら、説明はご不要ですね。」
「お連れ様にはご説明なさいましたか?」
「ああ、伝えてある。」
一つ前の順番の参拝客が扉から出てきた。中に誰も居ないのを巫女が確認してから、中へと促され二人で足を踏み入れた。
扉の向こう側は、壁一面フォトスの地面と同じような素材で壁全体が覆われていた。光源がどこにあるのかわからないが、白い光に包まれたような明るい印象の部屋だ。
中心にはこれまた白い石材でできた石像が置かれていた。おそらく神の姿を模したものなのだろう。美しい女性がこちらへ両手を差し伸べているような格好の像だ。その手の中心には、水晶玉のような透き通った玉が浮かんでいる。
ミラはその像に向かって話しかけ始めた。
「お久しぶりです、神よ。この度は私に旅の仲間……いや、神の御前なので正直に申し上げますが、恋人ができました。これも、神託によって私を勇者に選んでいただき、旅を始めたおかげです。神のお恵みに感謝いたします。」
ミラの感謝の言葉を受け取ったのか、水晶玉がほんのり白く光ったような気がした。
「それと……王都の方から吸血鬼の討伐依頼を受けました。これが旅で追っている魔獣の狂暴化の原因でもあると見ているのですが……、心して臨みたいと思います。」
するとまた水晶玉の様子が変化した。今度は少し暗く濁ったような色だ。
「この水晶玉の変化は、何か意味があるのか?」
「神の心情を表しているものだと思ってるよ。多分今少し濁ったのは、僕らの身を案じてくれていたんじゃないかな。」
そしてまた少しミラが神に向かって話した後、二人は像に向かい別れの挨拶をして祠を出た。
時刻は昼過ぎ。そこからミラがフォトスの町を案内して回った。見たことのない風景や物品の数々にリトが目を輝かせる。ミラはその姿を見たいがためについついいろいろと紹介しすぎてしまい、あっという間に日没の時間を迎えてしまった。
民家の軒先に設置してある魔法ランタンに明かりが灯され、柔らかな光が道を照らしていた。
フォトスは、ミラの出身地だ。サイロスのように、昔からのミラを知る人がたくさんいる。サイロスのように、昔からのミラを知る人がたくさんいる。そんな人たちから見て自分は、ミラにふさわしいのか。以前にもまして自信がなくなっていた。
魔法を使えるようになってから日が浅いリトは、まだ自分の力に自信が持てていなかったのだ。
それに加えて、自身の出自……ミラは気にしないと言ってくれていたが、討つべき存在である吸血鬼に縁があるかもしれないという事実が、余計にミラの隣にいていい存在なのか分からなくさせていた。
一方のミラもリトの表情が浮かないことに気付いていたが、昨晩の問いかけで聞き出すことに失敗して、打つ手がなくなっていた。
タイミングから察するに、サイロスと出会ったことも一因になっていそうだ。聞き出そうとした昨日の問いかけは、うまくかわされてしまった。一旦話が終わってしまったものを蒸し返すのも気が引けてしまうものだ。
あまり良い雰囲気と言えない状態で、二人はフォトスへ向かう駅馬車へと乗り込んだ。
「フォトスに着いたら、まず、神に挨拶したいんだ。『パートナーができました』ってね。」
「その神っていうのは、実在しているのか?」
「誰も姿を見たことはない。ただ、勇者を決める儀式は神託によって決められるんだ。神が祀られている神木から光の枝が伸びて、選ばれたものの身体に巻きつくんだ。そしてしばらくはそのあとが残る。あれは人に真似できる力じゃないと思っているよ。だから、見たことはないけど、確かに存在していると思う。」
ミラはその当時を思い出す様に、遠くを見つめながら答える。
「へえ、光の枝か。その跡は今も残っているのか?」
「いや、1年くらいかけて徐々に薄くなって、最後には完全に消えてしまう。」
言われてみれば確かに跡は見当たらなかったなと、リトはミラと身体を重ねた際のことをふと思い出してしまった。邪念を振り払い、ミラの言葉の続きを聞く。
「挨拶が終わったら、少しフォトスを案内するよ。あと、家族にもリトを紹介したい。」
「え……も、もう会うのか……?」
交際した男女が家族に挨拶しに行くことがあるのはわかっていたが、男同士だし付き合ってまだ日も浅いし……などと考えが巡ったリトだったが、続くミラの言葉で冷静になる。
「僕にできた初めての仲間だし、それに今夜は実家に泊まろうと思ってるんだ。」
「そうか、そうだよな……。」
恋人として紹介されるわけではないのだ。ミラの仲間として紹介してくれるだけでも十分誇らしいことだと頭ではわかっているのだが、僅かな寂しさが拭えなかった。
何とか表情に出さないように気を付けながら、リトが返事をする。
「ミラの家族に会えるのが楽しみだ。」
リトのそのわずかな表情の変化に気付いていたミラだったが、他の乗客がいることもあり、フォローすることができずにいた。
駅馬車で走ること2時間、ついに聖地フォトスへ到着した。
その場所はこの大陸のどの場所とも違った様相で、まずは大きな神木が奥にそびえ立っていた。
その神木の周囲は、白く透き通った石英のような素材の地面が広がっていた。きらきらと輝く様はうっすらと光っているようにも見える。
そしてその大地には白を基調とした建物が立ち並んでいた。そのどれもに金色の繊細な装飾が施されている。
「綺麗なところだな……絶景だ……」
「気に入ってくれた?」
「この景色を嫌いな奴なんているのか?」
「そいつとは趣味が合わなそうだ。」
そう言って二人で笑い合った。先ほどまでのリトの寂しい気持ちもこの景色の前に薄れていくような気がする。
二人は早速、ミラの話していた通り祀られている神に挨拶をしに向かうことにした。神は奥の神木の中に祀られているらしい。
神木へ向かって街中を歩いていると、サイロスが着ていたような白い服を着ている人を数多く見かけた。きっとフォトスの伝統衣装なのだろう。
道中では、たくさんの人がミラに声をかけていた。旅に出てきてから初めて帰ってきたと言っていたので、フォトスの住人達も驚いていた。
「……ミラ? ミラじゃないか! 元気にしてたかー!?」
「ああ、ぼちぼちだな。そっちも元気そうでよかったよ」
「おお、ミラ! 旅の調子はどうだい!」
「悪くないよ。こっちに用があって立ち寄ったんだ。」
「隣にいるのは仲間か!? ついに一人旅卒業だな!」
「ああ、おかげさまでね」
意外と立ち止まって長々と話すような人はあまりおらず、ミラも遠くから返事を返すばかりだ。
そうして歩いているうちに、神木のふもとまでたどり着いた。神木の中腹の幹に扉がついているのが見える。その扉までは白い大階段が続いていた。階段には、人々が列を成している。
「あの扉の向こうが祠だよ。この列は参拝の列だな、並ぼうか。」
「すごい人数だな……」
ざっと50人程度は並んでいるように見えた。
「今日は少ない方だよ。30分もすれば番が来るさ。」
扉の両サイドには伝統衣装を着た巫女のような人が立っており、順番が来た人たちに注意事項を説明しているようだ。
「あそこでも説明しているけど、制限時間は1組1回5分だ。扉の中に入ると扉が閉まる。外に音は聞こえないようになっていて、5分後に強制的に扉が開く。なので、その5分の間で祈りや懺悔、相談をするんだ。」
「ちゃんとプライバシーを守ってくれる仕組みになってるんだな……」
「ああ。これも神の力で動いている仕組みらしい。」
言われた通り並んでいると、確かに30分ほどでミラたちの番が来た。
「これはこれは、ミラ様ではないですか。お久しぶりでございます。」
「お久しぶりです。帰ってきたので、ひとまず挨拶に参りました。」
「左様でございますか。ミラ様でしたら、説明はご不要ですね。」
「お連れ様にはご説明なさいましたか?」
「ああ、伝えてある。」
一つ前の順番の参拝客が扉から出てきた。中に誰も居ないのを巫女が確認してから、中へと促され二人で足を踏み入れた。
扉の向こう側は、壁一面フォトスの地面と同じような素材で壁全体が覆われていた。光源がどこにあるのかわからないが、白い光に包まれたような明るい印象の部屋だ。
中心にはこれまた白い石材でできた石像が置かれていた。おそらく神の姿を模したものなのだろう。美しい女性がこちらへ両手を差し伸べているような格好の像だ。その手の中心には、水晶玉のような透き通った玉が浮かんでいる。
ミラはその像に向かって話しかけ始めた。
「お久しぶりです、神よ。この度は私に旅の仲間……いや、神の御前なので正直に申し上げますが、恋人ができました。これも、神託によって私を勇者に選んでいただき、旅を始めたおかげです。神のお恵みに感謝いたします。」
ミラの感謝の言葉を受け取ったのか、水晶玉がほんのり白く光ったような気がした。
「それと……王都の方から吸血鬼の討伐依頼を受けました。これが旅で追っている魔獣の狂暴化の原因でもあると見ているのですが……、心して臨みたいと思います。」
するとまた水晶玉の様子が変化した。今度は少し暗く濁ったような色だ。
「この水晶玉の変化は、何か意味があるのか?」
「神の心情を表しているものだと思ってるよ。多分今少し濁ったのは、僕らの身を案じてくれていたんじゃないかな。」
そしてまた少しミラが神に向かって話した後、二人は像に向かい別れの挨拶をして祠を出た。
時刻は昼過ぎ。そこからミラがフォトスの町を案内して回った。見たことのない風景や物品の数々にリトが目を輝かせる。ミラはその姿を見たいがためについついいろいろと紹介しすぎてしまい、あっという間に日没の時間を迎えてしまった。
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