この度神様を辞めて、地上に降りました。執着系武神様と無双旅をします！

3章 婚約！？冒険編

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「フッフフフ。」

しばしの沈黙を破ったのは、お母様の笑い声。


「ほんと、優しくて可愛くて、見た目は物静かで従順な娘に見えるけれど、本当は中身もしっかりとした芯のある娘よ。私はそんなマリアが自慢なの。心配いらなかったでしょ？マーシャル。」


「えっ、は、はい。」


「おおかた、途中まで聞いて、家を飛び出してきたんだろ？」


「は、はい・・・その通りです・・・すみません。」


「まあ、マーシャルの思いは、私も妻も、マリアもちゃんとわかっている。私たちよりも付き合いが長いことも。だけどね、私の愛娘なんだ。目に入れても痛くないほど、愛しているんだよ。だからこそ、手離れてしまうのが寂しいんだ。」


「はい・・・」


「そうねえ、私もさみしいわね。でも、マリアの幸せを一番に願ってる。だから、マリア次第なのよ。マリアがマーシャルの思いを受け止めても応援するし、受け止められなくても応援ぢているのよ。無理に婚約させることもない。けど成人も迎えたし、これからさらに釣書が殺到するわねえ。マーシャルもアプローチするなら、早いうちよ？」


「んなっ！！・・・・・はい、わかりました！！あの、マリア様！急ですが、今日僕と一緒に遠駆けへ出かけてもらえないでしょうか？」


「え？今日？うーん、午後でもいいかしら？昨日のパーティーの疲れがまだあるみたいで、午前中はゆっくりしたいの。」


「もちろんです！！午後、お迎えに上がります。相乗りしていきますましょう？馬の準備はしなくて大丈夫です。」


「ええ、よろしくね。」


「はい!!お任せください！」