美少女は俺

縄文人

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俺、悶える

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奏は美咲の家に帰り母親と大した会話をせずに二階にある美咲の部屋に篭った。

帰り際に美咲からLINEの通知が来た。

クラスの友達がたくさん写っているプリクラや写真である。

クラスで名前を言えなかったり、間違えたりするのをふせぐためである。

いつ自身の身体に戻れるか分からない以上、やって損はない。


ベッドに転がり、携帯を手に取りLINEを開く。

奏自身、美咲のクラスで知っている女子は冬原優樹菜くらいであった。

名前を覚えなければいけない女子は14人。

暗記が苦手な奏からすれば大変なことだった。

(ふとみ…………がこの子か、、、特徴があるし覚えやすい。)

(まりな……ちゃんはこの子ね……。ふぅ顔と名前を一致させるの大変すぎる。。)

普段教室で話さない事の方が多い奏は未だにクラスの全員の名前を覚えていない。

(えっぐいなぁ………)

覚え終わるまで結構な時間がかかった。

それから自分と同じくらいの大きさの立ち鏡の前に立って話す練習をした。

幸いにも目の前に写るのは、学年三本指に入る美少女。
コミュ障が出ないように何度も話しかける。

バレそうになり追い込まれたら終わりなのだから、はっきり否定できるくらいのコミュニケーション能力は欲しいところだ。

それが終わったら携帯を使って女子の最近のブームを追う。
美咲から見ておけと釘を刺された。

休日は外に出ない奏はもちろんファッションセンスがない。

出たとしても、親と一緒に買い物程度。それにはジャージを着て行く。

これまでファッションに興味を示さなかった奏からすれば洋服のサイトはよくわからないものの宝庫だった。

(へぇ……女子ってこんなの着るんだ。ヒラヒラしたりモフモフしたり大変だなぁ)

少しでも女子同士の会話に遅れをとらないように、必死で勉強した。

二時間後

(こ、これで大丈夫……だと思いたい。)

(ん?あっ……美咲ちゃんからLINEが来てる。)

【明日の朝は冬原優樹菜と学校へ行ってください。優樹菜からの一緒に行こうっていう頼みを抑えきれなかったです。一応後ろをバレないようにつけます。自然に!私らしく行動してください!】

(マジかよ…………短時間とは言え女子と二人きりとかハードル高いよ…………!)

急な焦りに手が震える。

しかし、ここで逃げて美咲の頼りを裏切るわけにはいけない。

【分かった。了解。頑張ります(^○^)】

少しでも余裕を見せるため、顔文字を使う。

今からでもドキドキが止まらない。

(ど、どうしよう……………)

(こ、こ、こういう時は……)

(寝よう!)

11時前に奏は電気を消し、眠りについた。









以下作者の一言

異世界系の人気に嫉妬しています。書いてみたいと思いつつ書く予定もありません。怠惰ですよね。

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