美少女は俺

縄文人

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私、初めて

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美咲は奏の家へ帰り、速攻で飯を済ませる。

明日、冬原優樹菜と奏が一緒に学校へ行かなければならないことを伝えた。

風呂には10分もかからなかった。

奏の部屋へ急ぐ。

ドアを開き電気をつける。

本棚の前でかがみ、漫画を見つめる。

昨日最後に読んだ巻を見て、その次の巻を手に取る。

ワンビーズの続きである。

まだ8時にもなっていない。

ベットに転がり込み無言でページをめくり続ける。

(うわっ!仲間が死んじゃった………これやばいんじゃ……)

(主人公!助けに来て!…)

ペラペラペラペラ

ペラペラペラペラ

(あぁ!流石!主人公かっこいい!)

ペラペラペラペラ

ペラペラペラペラ

漫画を読み始めて一時間弱経った。

もうすぐで9時になる。

チラリと時計を確認する。

(まだ時間ある!まだ読める!)

ペラペラペラペラ

ペラペラペラペラ

(あっ!)

何かを思い出す。

(何かしなきゃいけないことがあったような……)

何を忘れているか思い出せない。

「うーん……….」

漫画を手元に置き頭を悩ませる。

「あ!」

(太田がなんかのアニメ見ろって言ってた!)

昼食の時に超高校級のオタク、太田卓男に言われたことを思い出した。

思い出せたことにあまりに感嘆し、ポン!と手を鳴らす。

(でもなぁ……私アニメ見ないし……….) 

(見なかったらぁ……)

(見なかったら、太田明日もうるさいだろうし…………)

ちょうど悩んでいるときに机の上のパソコンが眼に入る。

「しょうがない!」

腰を上げ、机に座る。

(1話だけ見てあげて、適当に感想いってあげるか……)

パソコンを開き、マウスを手に取る。

カチッカチッ

(アニメってどうやって見るんだろ……………)

カチッ

(YouTubeとか………?)

カチッカチッ

【YouTube アニメ】パッ

(あっ、アニメって書いてあるしこれかな………)

カチッカチッ

たくさんのアニメが画面上に出てくる。

(すごいたくさん……オタクってみんなこんなの見てるのかしら………)

(で……なんていうアニメだっけ?…………マゾマギ……?)

(調べれば出てくるかな…)

カチャカチャ

【魔法少女マゾカマギカ】パッ!

(あ!これかな………)

(へぇ……女の子たちみんな可愛い………)

カチッ

(1話だけ見てやるか…………)

机に肘をつき動画の再生ボタンを押した。

カチッ




30分後

『じゃあ来週も見てね!』

(………………………………)

(面白かった…………!)

(女の子たち可愛いし………)

(……………………)

(………………次がきになる…)

チラリと時計を確認する。

9時半になる。

(まだ時間は大丈夫。)

カーソルを2話のボタンに合わせる。

カチッ

(2話まで見よう。……2話まで……………)

再生ボタンを押す。

カチッ











3時間後

『わーい!来週も見てね!』

(…………………………………)

(……………7話まで見てしまった…)

(……アニメを見てると時間が早く感じる………)

(…………………………)

(……切りが悪い…………)

時計を確認する。

12時半を回る。

(…………今日はここまで)

思いとは裏腹にカーソルはもう次の話の再生ボタンを触れようとしている。

いつの間にかアニメを見る態勢もパソコンを傾けベットで寝ながら見ている状態になっていた。

(こんなに我慢できないの初めてかも…………)

(………もう無理!)

カチッ

再生ボタンを押した。











外が少し白みを見せてきた。

『みんな最後まで見てくれてありがとう!』

『みんなサヨナラぁ!』

可愛い女の子たちが画面から手を振っている。

(………………………………)

(……結果、面白くて全部見ちゃった…………)

時計を確認。

5時を過ぎている。

(や、やばい………)

(少しくらい寝なきゃ………)

静かにパソコンを机に置き、布団をかぶる。

「おやすみぃ」

そうつぶやいて眠りについた。






以下作者の一言

異世界もの書かないとかいいながら書きました。是非ご一読を。《縄文人》

追記: ジャンルを恋愛に変えました。(恋愛するとは言っていない)
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