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3-4 古の香りと、今の香り
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玉座への道は、遺跡の中心にある長い階段だった。
細くて長くて、例の黄色い炎で照らされていて……何だかワクワクしてくる。
「まるで『ゲーム』みたいだねっ」
「ゲーム? こんな盤を使う奴があるのか?」
「何でもないよ。ほら行こう」
階段を一歩一歩降りていくとどんどんと先が広くなっていく。
そして、遂に玉座へと行きついた。
そこはかなり豪奢で、古風で、とてもいい雰囲気な空間だった。
基本的な構造として全面石造り。そして奥に配置された、丘のようになった階段が空間の三分の一を占めている。
その天辺には大理石で出来た台があって、それが広間の三分の一を占めていた。
壁際を見回すと、古びた鎧がずらりと並んでいて、マントだろうボロボロの布も着用していた。
そして上にはシャンデリア。例の火が入ったものだ。
総評して、素晴らしい。玉座というに相応しい空間だ。
昔の荘厳さと威厳が微かに漂ってくる、少し寂し気な、最高の空間だ。
「凄い! 凄い! 凄すぎる!」
僕は感極まっていた。その自覚があった。そして、思わず叫んでいた。
「竜の遺跡最高!!」
もう居ても立っても居られない。鎧へと走る。
目の前にある鎧は色々と細工がしてあった。複雑な意匠だけど多分牙のマークだ。
それは時代を経て古びているけど、それで豪華さとか威厳が衰えることは無く、逆に風格が増していた。
シャンデリアの真下に寝転がってみる。大きなシャンデリアが一つ。どこまでも高い天井につり下がっている。
部屋の真ん中に位置しているそれは部屋全体を照らすだけの光量があって、眩しくて観察が出来ない。
でも、光の粒が幾何学的に並んでいる様は美しい。職人技だ。
そして、多分玉座であろう場所へ走って、一段目の所で急停止する。
ここには逆に何の装飾もされて居なかった。
でも丹念に磨かれた大理石の階段は鏡みたいで、埃が被っているけど目が爛々と輝いている僕を映すくらいピカピカだった。
それに何だか、触るのがおこがましいと感じる。これが畏怖というものだろうか
とにかく、素晴らしい。何もかもが素晴らしい。
「ああ、凄いなあ。ここで暮らしたい」
「な、何か凄い反応だな。別人みたいだ」
「当たり前だよ。こんな素敵な場所があったなんて。凄い良い雰囲気だ」
「だろ? これだけ雰囲気が良いと傾国の女王様ごっこするのが楽しいんだよ」
ああ、そっか。こんな素晴らしい所を玩具にする不届き者が居たのだった。
思わず、睨みつけてしまった。きっと殺意の籠った眼差しだったに違いない。
要らぬ危険に首を突っ込んだと思ったのだろう。リンは直ぐに口笛を吹いて、僕の方へ歩いてくる。
「そ、そう言えば、この円盤がいっぱい積み重なった玉座に竜神が居たんだって。その竜の姿は雄々しいもので、誰もが畏怖を感じたらしい」
「へえ。ここに。ここに神様が」
つまり、ここはまさに神話の世界なのだ。
益々心が沸き立ってくる。
こうなると凄いレベルのものがあるかも知れない。辺りの物へと目を凝らしてみる。
「……あれ?」
可笑しい。そんなことがあっていいのだろうか。
鎧に駆け寄って、一つ一つを調べ上げる。手甲とか兜とか剣とか全てを精査して、確かめてみる。
でも、そのどれにも高レベルの物がなかった。
「何でこんなにレベルが低いんだ? こんな凄い場所なのに」
「当たり前だろ。ここは遺跡であってダンジョンじゃないんだから。魔力が少ないんだよ。ここ」
「えー。そうなのか」
そんな事も聞いた覚えがある。ダンジョンは魔物が居るからダンジョンなのではない。魔力が溜まるからダンジョンなのだ。
そして魔力が溜まるから魔物が生まれて、魔力が溜まるから道具のレベルが上がる。
「そこは何だかがっかりだな」
「そうか。じゃあ落ち着いた所でアシュルなんだらとかっていう国を迎え撃つ準備をしようか」
そう言ってリンは剣を手にどこかへ歩き出す。
「どこ行くの?」
「戦いに一番大事なものを取りに行く」
「……何それ?」
「飯だ」
それだけ言うと、リンは何処かに行ってしまった。
「……それってお腹空いてるだけでしょうが」
いつの間にか木衛門も付いていっているし、あの暴食コンビは全然ぶれることがないなあ。
仕方ないから僕も昔の彼女みたいに探検してみよう。
それにまだメインディッシュが残っている。
「玉座があるなら宝物庫もあっていいよねえ」
多分僕はにやけていただろう。
それは当然金銭的なものでなく、ましてや芸術的なものでなく、ファンタジーを期待しての事だった。
「古代兵器とかないかなあ?」
僕は早速探検を開始した。
先ず玉座の奥にある階段だ。そこを降りてみると狭い部屋があった。
上の階に比べてずっと小さくて、土みたいなものが一カ所に集まっている。
その中にガラスと中にこびりついた黒い何かがあるから、多分これは朽ちた机なのだろう。
漁ってみると、万年筆の先端が残って居たり、文鎮があったりと、昔の痕跡が一杯あった。
が、流石は執務室だ。他には何もない。
歴史が感じられたけどファンタジーを感じることは出来なかった。
「あ、でも文鎮はぶつけたら痛いかも」
かなり硬いし、きっと護身くらいにはなるだろう。
ここでの戦利品は、古代の文鎮だ。
因みにレベルは七。普通の文鎮より微妙に強い。能力は……おお良いかも知れない。
「これのレベルを上げよう」
僕は意気揚々と真四角の文鎮を手に探検再開した。
散々探して、上から下まで探しまくって、でもやっぱり宝物庫はなかった。
宝物庫のない遺跡なんて凄く微妙だと思うけど、何処を探してもない。
玉座があるのに。凄くステキな廊下も付いていたのに。
まるで外側だけ綺麗で中身がない宝箱じゃないか。
収穫としては文鎮一つだった。このものを書くときに紙を抑える道具だけというのは何だかわびしい。
余りの貧しい収穫に、ふてくされそうになる。もっと不思議な何かがあったらよかったのだけど。
「まあ、この玉座の雰囲気だけでも良しとするか」
そう言えばここには何かダンジョンみたいなものがないのだろうか。
この文鎮を鍛えたいけど魔物が居ないとそれも出来ない。
帰ってきたらリンに聞いてみよう。
「玉座に帰ろうかな、どうせリンも直ぐに帰って来るだろうし」
なんて思っていたら、直ぐに物音がした。もう聞き覚えのある翼の音だ。
流石リンだ。もう食糧を見つけたらしい。
上を見ると、格子をあけてリンが降りてきていた。
でもその手には何も持って居ない。それに血相を変えて慌てているみたいだ。
「レイ! こっち来てくれ!」
「うわあ!」
僕の手を掴むと、一気に急上昇する。
そして廊下を凄い勢いで飛んでいく。
広いはずの廊下もこうなると狭く感じる。もう翼の先がぶつかりそうだ。いや、もう擦れている。
「どうしたの!?」
「言ってる暇はない!」
言うとまた上昇して、どんどん遺跡を登っていく。
何でこんなに焦っているのだろう、と思って直ぐにその理由に行き着く。
でも、こんなに早く態勢が整うなんて思えない。というかあり得ない。
彫刻の内容がどんどん変わっていって、そして遂に最上階にたどり着く。
そこは窓のある階で、自然の光がめいっぱい廊下を照らしていた。
その窓の奥をじっと見ると、煙ばかりが上る景色が映し出されている。
「これって、こんな早く?」
「ああ! もう攻め込まれてる!」
森と草原の狭間で翼が生えた人がいっぱい見える。竜族だ。
彼等は空を飛びながら火を吐いて、森の方を焼き払っているみたいだ。
そして、それに反撃する様に森から弓矢が放たれて、空を飛ぶ者を射抜いている。
更に、軍が森から姿を見せて、それと同時に竜族が滑空して迎え撃つ。
「これが、この世界の戦争」
「ああ。でも、竜族を倒せるほどの攻撃なんて、あるわけがないのにっ」
彼女の言葉を否定する様に、敵が竜族を倒していた。
寧ろ、投網を使って動きを封じたり、投げ斧を使って有利に戦っている。
余程の強い攻撃か、武器に違いない。それか他のタネがあるのかも。
それが分かれば形勢は逆転だ。敵の持つ武器達へと目を凝らして、その武器の正体を探る。
「レベル二? 意外と少ないね」
「いや低い訳じゃない。レベルを一上げるのだってダンジョンに放り込んだり、儀式をしたりしなきゃいけないんだ。軍の装備としては一級だぜ」
「でも、それは可笑しいよ。だって全部……?」
いや、まさか。そんな事が。
でも、そうだ。間違いない。この剣は、いやこの剣たちは……
「全部僕が育てた剣だ」
細くて長くて、例の黄色い炎で照らされていて……何だかワクワクしてくる。
「まるで『ゲーム』みたいだねっ」
「ゲーム? こんな盤を使う奴があるのか?」
「何でもないよ。ほら行こう」
階段を一歩一歩降りていくとどんどんと先が広くなっていく。
そして、遂に玉座へと行きついた。
そこはかなり豪奢で、古風で、とてもいい雰囲気な空間だった。
基本的な構造として全面石造り。そして奥に配置された、丘のようになった階段が空間の三分の一を占めている。
その天辺には大理石で出来た台があって、それが広間の三分の一を占めていた。
壁際を見回すと、古びた鎧がずらりと並んでいて、マントだろうボロボロの布も着用していた。
そして上にはシャンデリア。例の火が入ったものだ。
総評して、素晴らしい。玉座というに相応しい空間だ。
昔の荘厳さと威厳が微かに漂ってくる、少し寂し気な、最高の空間だ。
「凄い! 凄い! 凄すぎる!」
僕は感極まっていた。その自覚があった。そして、思わず叫んでいた。
「竜の遺跡最高!!」
もう居ても立っても居られない。鎧へと走る。
目の前にある鎧は色々と細工がしてあった。複雑な意匠だけど多分牙のマークだ。
それは時代を経て古びているけど、それで豪華さとか威厳が衰えることは無く、逆に風格が増していた。
シャンデリアの真下に寝転がってみる。大きなシャンデリアが一つ。どこまでも高い天井につり下がっている。
部屋の真ん中に位置しているそれは部屋全体を照らすだけの光量があって、眩しくて観察が出来ない。
でも、光の粒が幾何学的に並んでいる様は美しい。職人技だ。
そして、多分玉座であろう場所へ走って、一段目の所で急停止する。
ここには逆に何の装飾もされて居なかった。
でも丹念に磨かれた大理石の階段は鏡みたいで、埃が被っているけど目が爛々と輝いている僕を映すくらいピカピカだった。
それに何だか、触るのがおこがましいと感じる。これが畏怖というものだろうか
とにかく、素晴らしい。何もかもが素晴らしい。
「ああ、凄いなあ。ここで暮らしたい」
「な、何か凄い反応だな。別人みたいだ」
「当たり前だよ。こんな素敵な場所があったなんて。凄い良い雰囲気だ」
「だろ? これだけ雰囲気が良いと傾国の女王様ごっこするのが楽しいんだよ」
ああ、そっか。こんな素晴らしい所を玩具にする不届き者が居たのだった。
思わず、睨みつけてしまった。きっと殺意の籠った眼差しだったに違いない。
要らぬ危険に首を突っ込んだと思ったのだろう。リンは直ぐに口笛を吹いて、僕の方へ歩いてくる。
「そ、そう言えば、この円盤がいっぱい積み重なった玉座に竜神が居たんだって。その竜の姿は雄々しいもので、誰もが畏怖を感じたらしい」
「へえ。ここに。ここに神様が」
つまり、ここはまさに神話の世界なのだ。
益々心が沸き立ってくる。
こうなると凄いレベルのものがあるかも知れない。辺りの物へと目を凝らしてみる。
「……あれ?」
可笑しい。そんなことがあっていいのだろうか。
鎧に駆け寄って、一つ一つを調べ上げる。手甲とか兜とか剣とか全てを精査して、確かめてみる。
でも、そのどれにも高レベルの物がなかった。
「何でこんなにレベルが低いんだ? こんな凄い場所なのに」
「当たり前だろ。ここは遺跡であってダンジョンじゃないんだから。魔力が少ないんだよ。ここ」
「えー。そうなのか」
そんな事も聞いた覚えがある。ダンジョンは魔物が居るからダンジョンなのではない。魔力が溜まるからダンジョンなのだ。
そして魔力が溜まるから魔物が生まれて、魔力が溜まるから道具のレベルが上がる。
「そこは何だかがっかりだな」
「そうか。じゃあ落ち着いた所でアシュルなんだらとかっていう国を迎え撃つ準備をしようか」
そう言ってリンは剣を手にどこかへ歩き出す。
「どこ行くの?」
「戦いに一番大事なものを取りに行く」
「……何それ?」
「飯だ」
それだけ言うと、リンは何処かに行ってしまった。
「……それってお腹空いてるだけでしょうが」
いつの間にか木衛門も付いていっているし、あの暴食コンビは全然ぶれることがないなあ。
仕方ないから僕も昔の彼女みたいに探検してみよう。
それにまだメインディッシュが残っている。
「玉座があるなら宝物庫もあっていいよねえ」
多分僕はにやけていただろう。
それは当然金銭的なものでなく、ましてや芸術的なものでなく、ファンタジーを期待しての事だった。
「古代兵器とかないかなあ?」
僕は早速探検を開始した。
先ず玉座の奥にある階段だ。そこを降りてみると狭い部屋があった。
上の階に比べてずっと小さくて、土みたいなものが一カ所に集まっている。
その中にガラスと中にこびりついた黒い何かがあるから、多分これは朽ちた机なのだろう。
漁ってみると、万年筆の先端が残って居たり、文鎮があったりと、昔の痕跡が一杯あった。
が、流石は執務室だ。他には何もない。
歴史が感じられたけどファンタジーを感じることは出来なかった。
「あ、でも文鎮はぶつけたら痛いかも」
かなり硬いし、きっと護身くらいにはなるだろう。
ここでの戦利品は、古代の文鎮だ。
因みにレベルは七。普通の文鎮より微妙に強い。能力は……おお良いかも知れない。
「これのレベルを上げよう」
僕は意気揚々と真四角の文鎮を手に探検再開した。
散々探して、上から下まで探しまくって、でもやっぱり宝物庫はなかった。
宝物庫のない遺跡なんて凄く微妙だと思うけど、何処を探してもない。
玉座があるのに。凄くステキな廊下も付いていたのに。
まるで外側だけ綺麗で中身がない宝箱じゃないか。
収穫としては文鎮一つだった。このものを書くときに紙を抑える道具だけというのは何だかわびしい。
余りの貧しい収穫に、ふてくされそうになる。もっと不思議な何かがあったらよかったのだけど。
「まあ、この玉座の雰囲気だけでも良しとするか」
そう言えばここには何かダンジョンみたいなものがないのだろうか。
この文鎮を鍛えたいけど魔物が居ないとそれも出来ない。
帰ってきたらリンに聞いてみよう。
「玉座に帰ろうかな、どうせリンも直ぐに帰って来るだろうし」
なんて思っていたら、直ぐに物音がした。もう聞き覚えのある翼の音だ。
流石リンだ。もう食糧を見つけたらしい。
上を見ると、格子をあけてリンが降りてきていた。
でもその手には何も持って居ない。それに血相を変えて慌てているみたいだ。
「レイ! こっち来てくれ!」
「うわあ!」
僕の手を掴むと、一気に急上昇する。
そして廊下を凄い勢いで飛んでいく。
広いはずの廊下もこうなると狭く感じる。もう翼の先がぶつかりそうだ。いや、もう擦れている。
「どうしたの!?」
「言ってる暇はない!」
言うとまた上昇して、どんどん遺跡を登っていく。
何でこんなに焦っているのだろう、と思って直ぐにその理由に行き着く。
でも、こんなに早く態勢が整うなんて思えない。というかあり得ない。
彫刻の内容がどんどん変わっていって、そして遂に最上階にたどり着く。
そこは窓のある階で、自然の光がめいっぱい廊下を照らしていた。
その窓の奥をじっと見ると、煙ばかりが上る景色が映し出されている。
「これって、こんな早く?」
「ああ! もう攻め込まれてる!」
森と草原の狭間で翼が生えた人がいっぱい見える。竜族だ。
彼等は空を飛びながら火を吐いて、森の方を焼き払っているみたいだ。
そして、それに反撃する様に森から弓矢が放たれて、空を飛ぶ者を射抜いている。
更に、軍が森から姿を見せて、それと同時に竜族が滑空して迎え撃つ。
「これが、この世界の戦争」
「ああ。でも、竜族を倒せるほどの攻撃なんて、あるわけがないのにっ」
彼女の言葉を否定する様に、敵が竜族を倒していた。
寧ろ、投網を使って動きを封じたり、投げ斧を使って有利に戦っている。
余程の強い攻撃か、武器に違いない。それか他のタネがあるのかも。
それが分かれば形勢は逆転だ。敵の持つ武器達へと目を凝らして、その武器の正体を探る。
「レベル二? 意外と少ないね」
「いや低い訳じゃない。レベルを一上げるのだってダンジョンに放り込んだり、儀式をしたりしなきゃいけないんだ。軍の装備としては一級だぜ」
「でも、それは可笑しいよ。だって全部……?」
いや、まさか。そんな事が。
でも、そうだ。間違いない。この剣は、いやこの剣たちは……
「全部僕が育てた剣だ」
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