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泣き虫な僕と口下手彼氏~入籍前夜02~
「・・・・・ごめん」
謝り続ける真は和也を後ろから抱きしめている。
「謝らなくていいよ・・・」
和也の目が大きく潤みだした。
真は和也にこちらを向かせ、抱きしめなおすと和也の胸元に顔を埋めた。
「・・・ごめん」
また真は謝る。
もしかして嫌われたのではないかという急な不安が和也に押し寄せたが、どうせ振られてしまうのなら、せめて自分から言おうしとした。
「明日のこと・・・(やっぱやめよう・・・!!)」
和也はまた最後の言葉が言えない。
「・・・・・・」
真は無言になるばかりだ。
和也はじれったくなり、真にすがりつきながらこう言った。
「僕はさ・・っ、真さんが幸せな方がいいから・・っ・・・・」
いつの間に涙が出たのだろう。
和也の茶色い大きな瞳からポロポロと大粒の涙が溢れる。
「ごめ・・なさ・・っ・・泣くつもりじゃ・・なか・・た・・っ・・」
ひっくひっくと泣き声を殺しながら泣く和也の髪を
真はくしゃくしゃと撫でながら言う。
「和也・・・もしかして勘違いしていないか?」
真は和也の頭をなでなでと撫でる。
「だって・・っ!!やっぱり・・っ・・結婚やなん・・で・・しょ・・・!!」
言葉で言ってしまうとぶわっと涙がこぼれ落ちる。
和也は止まらなくなり、わんわん声をあげて子どものように泣き出した。
そんな和也の姿を見て、真は慌てたように言う。
「・・・いや、すまない、違うんだ。誤解しないでほしい・・謝ったのは・・今日出来上がる筈の指輪がまだできていないって連絡が・・・」
「!?」
和也は泣き腫らした大きな瞳でびっくりした顔をし、今度は違う意味でポロポロと泣きだした。
「振られちゃうんだ・・・と・・っ・・・思・・・た・・・・・」
和也は力が抜け、へなへなとキッチンの床に座り込んだ。
「・・すまない・・俺はいつも言葉が足りない・・・」
真はバツが悪そうに座り込んだ和也のすぐ前に腰を降ろし和也の髪を撫でた。
和也は傍にいる真に抱きついて大きな声でわんわんと泣き続ける。
そんな和也を真は包み込むようにぎゅっと抱き締め、涙に濡れた和也の潤みきった大きな瞳を覗き込みながら謝った。
「明日・・・ちゃんと出来上がるそうだから・・・すまない・・指輪が前日にないと知ったら、和也はまた泣き出すだろうと思って言い出しづらかった・・」
「・・・・やだ・・・許さない・・・」
和也はふくれっ面で頬をぷうっと膨らませながら言う。
「よしよし・・・」
真は困った顔で和也の頭を再度いいこいいこという様子で撫でる。
「だめだもん・・・っ!!許さないもん・・・っ!!」
さらに和也はぷーっと頬を膨らませ、ポロポロと涙をこぼした。
「許してくれないならこうする・・・」
真は和也に深いキスをし、ねっとりと舌を絡める。
「ん・・・っ・・・ゃあ・・・っ・・・」
そのまま真はキッチンの床に和也を押し倒し、長い長い甘い口づけをする。
「ん・・ぅ・・・・・・」
和也は泣いていたせいで鼻がつまって息が続かず、ぱっと顔を離した。
「・・ぷは・・っ・・やだっ・・!!こういうのずるい・・っ!!」
和也は駄々っ子のように頭をぶんぶんと振る。
そんな様子で諦めたのか、真は和也をひょいっと抱え上げた。
「やだ・・っ・・・絶対許さない・・・っ」
和也がジタバタと抵抗するのをものともせず、真はそのままベッドルームに向かった。
つづく
謝り続ける真は和也を後ろから抱きしめている。
「謝らなくていいよ・・・」
和也の目が大きく潤みだした。
真は和也にこちらを向かせ、抱きしめなおすと和也の胸元に顔を埋めた。
「・・・ごめん」
また真は謝る。
もしかして嫌われたのではないかという急な不安が和也に押し寄せたが、どうせ振られてしまうのなら、せめて自分から言おうしとした。
「明日のこと・・・(やっぱやめよう・・・!!)」
和也はまた最後の言葉が言えない。
「・・・・・・」
真は無言になるばかりだ。
和也はじれったくなり、真にすがりつきながらこう言った。
「僕はさ・・っ、真さんが幸せな方がいいから・・っ・・・・」
いつの間に涙が出たのだろう。
和也の茶色い大きな瞳からポロポロと大粒の涙が溢れる。
「ごめ・・なさ・・っ・・泣くつもりじゃ・・なか・・た・・っ・・」
ひっくひっくと泣き声を殺しながら泣く和也の髪を
真はくしゃくしゃと撫でながら言う。
「和也・・・もしかして勘違いしていないか?」
真は和也の頭をなでなでと撫でる。
「だって・・っ!!やっぱり・・っ・・結婚やなん・・で・・しょ・・・!!」
言葉で言ってしまうとぶわっと涙がこぼれ落ちる。
和也は止まらなくなり、わんわん声をあげて子どものように泣き出した。
そんな和也の姿を見て、真は慌てたように言う。
「・・・いや、すまない、違うんだ。誤解しないでほしい・・謝ったのは・・今日出来上がる筈の指輪がまだできていないって連絡が・・・」
「!?」
和也は泣き腫らした大きな瞳でびっくりした顔をし、今度は違う意味でポロポロと泣きだした。
「振られちゃうんだ・・・と・・っ・・・思・・・た・・・・・」
和也は力が抜け、へなへなとキッチンの床に座り込んだ。
「・・すまない・・俺はいつも言葉が足りない・・・」
真はバツが悪そうに座り込んだ和也のすぐ前に腰を降ろし和也の髪を撫でた。
和也は傍にいる真に抱きついて大きな声でわんわんと泣き続ける。
そんな和也を真は包み込むようにぎゅっと抱き締め、涙に濡れた和也の潤みきった大きな瞳を覗き込みながら謝った。
「明日・・・ちゃんと出来上がるそうだから・・・すまない・・指輪が前日にないと知ったら、和也はまた泣き出すだろうと思って言い出しづらかった・・」
「・・・・やだ・・・許さない・・・」
和也はふくれっ面で頬をぷうっと膨らませながら言う。
「よしよし・・・」
真は困った顔で和也の頭を再度いいこいいこという様子で撫でる。
「だめだもん・・・っ!!許さないもん・・・っ!!」
さらに和也はぷーっと頬を膨らませ、ポロポロと涙をこぼした。
「許してくれないならこうする・・・」
真は和也に深いキスをし、ねっとりと舌を絡める。
「ん・・・っ・・・ゃあ・・・っ・・・」
そのまま真はキッチンの床に和也を押し倒し、長い長い甘い口づけをする。
「ん・・ぅ・・・・・・」
和也は泣いていたせいで鼻がつまって息が続かず、ぱっと顔を離した。
「・・ぷは・・っ・・やだっ・・!!こういうのずるい・・っ!!」
和也は駄々っ子のように頭をぶんぶんと振る。
そんな様子で諦めたのか、真は和也をひょいっと抱え上げた。
「やだ・・っ・・・絶対許さない・・・っ」
和也がジタバタと抵抗するのをものともせず、真はそのままベッドルームに向かった。
つづく
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