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リーデル編
36話 直々の依頼②
しおりを挟むリモン殿下は魔物の生息地を示した地図と2人の聖女を貸してくれた。
聖女の名はミリィとアルムだ。
ミリィは見た目も性格も癒される生粋の聖女だ。
問題はアルムだ。商業ギルドのアランを思い出す。
ミリィが大好きでミリィと喋ろうものなら暴言を吐いてくるやつだ。
俺は女だからといって容赦はしない。
「俺は殿下が直々に依頼された依頼をこなそうとしている。相手はランクAの魔物だ。お前がミリィを好きなのはわかるが、連携が取れなくて依頼を成功させれなかったらどうなる?それも考えられないなら帰れ。」
これでも優しいほうだ。魔法を使って手を出さなかっただけ褒めて欲しいよ。
国に仕える人間なら仕事に私情を挟んではいけない。
誰もが俺みたいに割り切れるわけではないのは知っている。
だが、自分を示したければ結果で語るしかないのだ。
まあ、2人は魔力回復のスキルと魔力自動回復の固有スキルを持っている。かなり優秀なのは確かだ。
俺が身体範囲強化したら、目的地までは早く着く。
正直、後衛に回復が2人いるだけでだいぶ違う。
もしかしたらあの技も使えるかもしれない...............
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