テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

253話 第15回闘技大会④

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「次はお前の知り合いとの試合だな。勝てると思うかリルは?」

「そうだな、ロイは弓使いだ。明らかに一体一の対人戦には向かない。とはいえ腕は確かだ。距離を制した方がこの戦いを制すぞ。」



「続いての試合はリル対ロイです。両者、試合では相手の頭一つ抜きん出た戦いをしていました。さて、真の強者はどちらなのでしょうか!」


なんだこの決勝みたいな感じは..........。

それにしてもどっちも始まる前からバッチバチだな。

「試合開始!!」



「君は翔さんの代わりだそうだね。」

「そうです。翔様が私にくださったチャンスだ。いくら翔様の知り合いといえど手加減はしません。」

「そうか頑張ってくれ。だが、宣言しよう。君は俺の半径5m以内には近づけない。」


「水矢」

「複射」


ロイの周りに20本程の水の矢が現れた。


「誘導射撃」

リルに向かって一本目の矢が飛んでいった。

リルは軽くかわした。


ズコンッ


これは当たれないな。
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