273 / 1,116
魔族編
257話 第15回闘技大会⑧
しおりを挟む媒体に魔法陣を定着させられないのはもはやこの世の常識であった。
だけど、俺はそこに疑問を覚えた。なんで回復魔法だけが出来ないのかと。
その結果はただ回復魔法の魔法陣が定着しにくい魔法陣だったからなんだ。
その事実に辿り着くのは容易だったが、それを実行するのが死ぬほど大変だったんだよ。
本当に定着しなくて、ほとんど最後は力技みたいな感じになったな。
それでも、数個の魔道具は作れた。自己回復出来る指輪に全体回復のできるネックレス、回復魔法が使えるようになる手袋、回復量を増やすためのリング。
2ヶ月で作れたのはこれだけだ。
一週間で万の魔道具を作るガイルを考えれば、どれだけ作るのが難しかったのかわかるだろう。
ちなみに俺は指輪をつけている。
俺の全ての手の指は指輪で埋まっている。
完全にそっちの筋の人に見えるな.....。
と思われるのも嫌なので、俺は魔法で周りの人には見えないようにしてるんだよ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,189
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる