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魔族編
348話 本格的な訓練⑫
しおりを挟む「目が見えない時の訓練はしこたまやらされただろ。正直、あれをやっていなかったら負けていてもおかしくなかった。それくらい彼は強かった。みんなも舐めてかからない方がいい。」
「んなことお前に言われなくてもみんなが知ってるさ。」
戦士科の目は鋭くなった。
「大丈夫かスク。」
「肋が何本かいっちゃいましたね。」
翔は手をかざし
"修復"
「これでよし。」
「動きます。やっぱり、勇者は特別にすごいのですね。」
「あぁ、勇者の特権だ。」
勇者ってマジ便利だな。適当並べても「勇者だから。」の一言にはぐうの音も出ないだろう。
「いや~ファンドくんは強かったですね。前が見えない相手と油断しましたね。慢心は失敗を生むのですね。」
当たり前のことだが、負けて反省できるのは強くなれるやつの証拠だ。
「じゃあ、二回戦目は私が出ます。」
アンが次の試合を志願した。
「戦士科 3位のアンか.....。では、私が出よう。」
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