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武闘大会編
556話 生を知る竜
しおりを挟む「成功したの見てたか?」
「あぁ、ちゃんと見ていたさ。やはり、"生を知り尽くしている"だけはあるな。」
先代の黒竜は言った。
"死を司る" それはすなわち、誰よりも"生を知る"ということに値する。
先代曰く、黒竜とは生死を操ることの出来る竜らしい。
生と死は何かと考えた時に俺は"意識"というもの辿り着いた。
意識がなければ、それはほぼ死と等しいのではないかと.....。
人間は寝ている時に生を感じるのではなく、起きた時に生を感じるものだ。
「それで、相手の意識を奪うっていうのはさすがに考えがぶっとびすぎだけどな!」
「いや、理論上は可能だった。ただ、その意識を戻すのが難しいから、クロにしか出来ない難しいことであるのことには間違いはなかったな。」
「残念ながら、カレントはポイントが1ポイントのみです。これは、厳しいと予想されますね。」
「では、お次のチームはこちら!!」
司会は玉を箱から出した。
「ウォラーレです!!」
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