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新世界編
847話 第二部隊隊長
しおりを挟む俺は第二部隊の隊長のスネーだ。
名前の通り、蛇の要素が下半身に反映されている獣人だ。
王の命により、第五部隊と俺の隊がダンジョンへと潜ることになった。
「トンプ、あとどれ位だ?」
「あと20kmほどだ。」
第五部隊の隊長のトンプ。こいつは豚の獣人だ。
「それにしても、王は何故俺らを選んだのだろうか。」
「そんなの気まぐれじゃないか。今回のダンジョンの規模的にはどこの部隊でも出来るものだったからな。」
いや、違う。そんなはずはない。
あの王のことだから何かしらの目的はあるのだろう。
まあ、今はそんな事を考えても仕方ない。
我らの王の期待に添える結果を出すまでだ。
こうして、二つの部隊はダンジョンの手前まできた。
「あの洞窟だな。」
「あぁ、そうだ。」
「だが、この崖をどうやって移動するんだ?」
30mほど下にダンジョンらしき洞窟を発見した。
「ま、俺に任せろ。」
"風の絨毯"
トッ
「ほら、早く乗れよ。」
「お、おれが乗っても大丈夫なのか?」
「心配するな。」
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