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天災編
小ネタ 東 徹③
しおりを挟む「じゃあ、政策を打ち立てようか。」
「国家の信頼というのはどの程度あるんだ?」
「そうですね。今は渋々ですが、民はしっかりと守っているという状況です。」
「そうか。なら、安心だ。では、これらの法を撤廃し、新たにこれらを公布してきてくれ。」
徹はそういってリストを渡した。
「これは.....無茶ですよ!」
「無茶でもやらなければこの国は終わる。」
「だが、裏を返せばこれが出来れば国としてまた息を吹き返すだろう。」
「わかりました。善処致します。」
┈┈┈┈┈次の日┈┈┈┈┈
ドンドンドンドンドン
「徹さん!やはり、たくさんの貴族からの申し立てが!!」
「当然だろうな。その中で一番の権力者をここにお連れしろ。」
「か、かしこまりました。」
「お連れしました。」
「あなたがサバン侯爵ですか。初めまして、王の代理を務めておりますタロウ=スズキ と申します。」
「それで、王の代理よ。これはどういうおふざけなのでしょうか!」
「領土を全て献上せよとは!!」
「そのままの意味です。そこで、取れる作物などの資源を国が管理するという意味です。」
「侯爵の目にはこの国というのはどのように映っていますか?」
「私には全てが死んでいるように見えました。民の目や心、土地からなにから全てが。」
「????」
「これは、私の国の偉い人が残した言葉で "生きるとは考えても動くことだ。"といった人がいましてね。」
「その考えと照らし合わせたら、どうやらこの国は死んでいるよう。」
「民は考えることをやめ、貴族に吸い取られていく人生を送っている。私はね、それを変えたいんですよ。」
「ここに来て間もない私が言うのもなんですけどね。」
「それには私とて同感だ。だが、それとこれとは違う話ではないか!民を生かすことがら領土を国家が管理するということのどこに繋がっているというのだ!」
「国が管理していない今の状況はどうですか?民を私利私欲を満たす道具としか思っていない貴族により酷使されているこの現状を。」
侯爵は曇った顔で
「それは.....」
「しかし、あなたは違った。あなたの領土は確かに規定を超える税を徴収していたが、それは周りの戦力に対する最小限の抵抗だった。」
「争いも避けながらも、民のことを思っている腕もたつ方ですよ。あなたは。」
そう、このサバン侯爵はかなりのやり手だ。今回の件も領土が取られることに抗議しに来たのではなく、周りの貴族の反乱を危惧して忠告をしに来たのだった。
「その点は大丈夫です。これから、出す新法律で全てを変えてみせますよ。」
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