最強魔術師が転生したら魔力0の女の子になりました

ss

文字の大きさ
5 / 14

5話 入学試験

しおりを挟む



「転移魔術"瞬間移動ワープ"」


シュンッ



「うわっ、魔力がごそっと持ってかれた。というか、本当にもう着いてる。姉ちゃんに前から聞かされてたけど、本当に瞬間移動出来るんだね。」

「疑っておったのかレオン?わしに出来ないことはないぞ。」

「さすが姉ちゃん!!」


 レオンとアリアは一瞬にして魔術学校がある街「ゴルドー」に着いた。


 そして、その1時間後にノブ、リュー、スイの順で到着した。



「おう、最下位はスイか。こりゃあ、鍛え方が足りんかったかのぉ。また、明日から鍛錬量を増やすかのぉ。」

「そりゃあ、酷いですよアリアちゃん……。」

「というか、師匠はやっぱりえげつないんだぞ、スイ。してここまで一瞬で来たんだってよ!」

「本当ですか……アリアちゃんが前に言っていた転移魔術ってやつですか、さすがですね。」

「俺らも負けてはいられませんぞ。」





 5人は魔術学校へと向かった。



「やっぱり、都市はひっろいなぁ。」

「そうじゃな。わしらが住んでる村とは大違いじゃな。」

「それより、姉ちゃん。杞憂だと思うんだけど、入学試験は大丈夫なの?」


 魔術学校に入るためには、入学試験があり、入学試験をクリアしなければ入学は出来ないのである。



「まあ、なんとかなるじゃろ。さすがに魔力測定だけだったらんじゃがな。まさか、そんな訳…………」









「あった………………」

「師匠、どうするんだ?」

「姉御、これは由々しき問題でございます。」

「アリアちゃん、どうしますか?」

「姉ちゃん……」


 4人はアリアを大いに心配した。


「まっ、仕方あるまい。ルールがこう言っているのじゃ……。」

「まさか、諦め…」

「ルールは絶対的力の前では無力じゃ!ここのやつら全員をのしてわしの実力を是が非でも認めさせるんじゃ!!」

「やっぱりか……。姉ちゃんは本当に実力至上主義だよね。」

「さすが俺らの師匠だ!」

「アリアちゃんは元気ですね。」

「一生ついて行きやす姉御。」


 こうして、5人の前途多難な入学試験が始まった。






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




「私がこの魔術学校"セントラル"の入学試験の試験官をするリア=サルジュです。」

 試験会場は建物の中でそこには試験官と呼ばれる女のリア=サルジュと入学試験受験者200人ほどがいた。


「ほう、家名持ちか。ってことはここの学校は相当な高等技術を教えているのかもしれんのぉ。」


 ゼロの時代には世界は完全実力主義で国や領地の頭は必ずその場所での実力者出なければならなかった。

 そのため、貴族や王族は人一倍に腕を磨き続けていたのである。



「けどよ、師匠。あの人からは魔力をあんまり感じないぜ?一番魔力量が少ないノブの3%にも満たないんじゃないか?」

「自分の実力を隠せるのは強者がなせる技じゃ。あまり、目に見える魔力量で測るものじゃないぞリュー。」

「そうか!確かに脳あるカラスはなんとやらってな。」

「能ある鷹は爪を隠すだよ、リューくん。」





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

処理中です...