異世界でネットショッピングをして商いをしました。

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 俺の名前は鈴木 アキラだ。親が変わっていてカタカナのアキラにしやがった。まあ、名前は普通だから書く時が少し楽になると言うだけでそこまでのデメリットはないからいいんだけど。


 そんな、それ名前以外は平凡の俺は今日異世界に飛ばされた。




「やあ、君がアキラ君だね。」

 アキラの目の前には神話に描かれるゼウスのような格好をした身長が同じ170cmくらいの青年がいた。


「あのぁ、誰ですか?」

「見たらわかるでしょ?僕は神だよ。」

「神って神様ってことですか?」

「それ以外に何があるのさ。」

「とりあえず、君が死んで異世界に飛ばされることが決定したことだけ伝えとくよ。」

「え、俺死んだんですか?」

「うん、死んだよ。貧血で倒れてそこにたまたまあった釘が君の頭にブスリとね。」

「.........。運、悪すぎません?」

「悪いよ!」

 神様は勢いでそう言った。


「それで、異世界の話なんだけど魂の収容所がパンパンで君の魂は収容出来ないんだ。だから、違う世界でちょっと収容所があくまで過ごしてもらっていいかな?もちろん、その世界が気に入ったのならそこで人生を過ごすのもOKだよ。」

「異世界ってどんなとこなんですか?」

「君が読んでるラノベみたいなとこだよ。街並みは大体中世のヨーロッパみたいなテンプレで魔法もスキルもある!」

「めちゃくちゃ普通ですね。でも、俺はいいですよ。読む分には憧れますけど、いざこうなったら不便ですからね。」

「こんな?現代っ子っぽい断り方されたの初めてだよ。大丈夫、こんなこともあろうかと現代の技術を取り込んだスキルをプレゼントしよう!」

「なんですかそれ?」

「それは行ってからの秘密さ。」

「じゃあ、行きません。」

「なんでさ!」

「そんな不透明な内容はだいたい詐欺です。」

「それじゃあ、君の魂は地獄に行くことになるけどいいの?」

「へ?」

「だって、今空いてる魂の取引先はそこしかないから仕方ないよ。」


 こうして、アキラの選択肢は1つへとなった。




「それじゃあ、とりあえずは君の行く惑星"ザンドラ"の常識的な知識と能力を脳にインプットしておくから、これで現地人っぽくなるよ!だから、頑張ってね!」


 こうして、アキラは異世界へと飛ばされた。



パッ


 アキラは目を開けた。するとそこに広がるのは大きな空だった。


「寝っ転がった状態から始まるのか。」


キンッ


「痛っ。」


 アキラの頭の中にたくさんの知識がインプットされるに当たって頭に刺激が加わったのである。


「おぉ、すごい。俺の知らなかったことまでまるで昔から知ってたように思えるな。それで、まずは自分のスキルを確認しないと。」
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