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ホビットエルフ編
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しおりを挟む「シンはマシュマロばっかりね。こっちのキャラメルの方が美味しいわよ!」
「(このキャラメル好きで8歳の兄弟の1番上がアンで)」
「マシュマロ美味しい。マシュマロ好き。」
「(それでマシュマロが好きな兄弟で一番下の長男のシン。そして)」
「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ」
「(ずっとマシュマロとチョコレートとキャラメルの三角食いをしてて喋らない次女のリンか。)」
3人はアキラとキラーの前をお菓子を食べながら歩いてる。
「こうやって見てると仲のいい普通のかわいい兄弟ですけどね。」
「見た目は可愛くてもとても強いですよ彼らは。髪が金髪ということは殺戮民族のルーグ族の血をひいてる可能性が高いですね。」
「なんですか、その物騒な民族は。」
「文字通りですよ。殺しを生業としてる民族です。」
そこから、更に交配しているであろう民族の話を聞いた。
「仮にそれが本当なら恐ろしいですね。」
「まあ、凡そ当たっていると思います。アキラも内功を覚えれば見れますよ。」
「内功ってあの体内にある力みたいなのですか?」
「そんな感じです。それって本当にあるんですか?嘘くさい感じしますけど。」
「内功は全ての生命体に存在します。それを活用しているものはかなり少ないですけどね。脳と一緒で身体は100%どころか5%のパフォーマンスも出来てないんです。それを活用するすなわち「内功」を覚えるってことです。」
「へぇ、すごそうですね。機会があれば教えてくださいね。」
アキラは内功についてはあまり縁がないものと思い興味はあったが、それほど食いつきはしなかった。
「それでは、日も落ち始めてるのでここらで野営しますか。」
「この世界に来て2回目の野宿ですか.....。でも、今回は状況が全然違いますよ!金に物を言わせて優雅にキャンプといこうではないですか!!!」
「なんか、テンション高いですね。」
「まあ、キャンプは男の子の嗜みですよ。」
「3人とも、初めての仕事です。野営に適した場所を見つけてください。」
キラーはアンたちに野営場所を探すように言った。
「めんどくさいなぁ。」
アンがそういう。
「じゃあ、シン見つけてきてくれない?見つけてくれたらもっと美味しいお菓子あげる!」
「もっと美味しい......」
「うん、そうだよ。マシュマロより美味しいよ!」
シュン
シンは一瞬にしてアキラの目の前から消え、野営場所を探しに行った。
「本当にすごいんですねこの子たち。全然見えなかったです。」
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