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ホビットエルフ編

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「ふぅ、やつらはやっぱり王都が送ってきた暗殺部隊でしたよ。アキラどうしたんですか!他の部隊がここに来たんですか!」

「いえ、転んだだけですよ.....。」

ギロッ

 アンは「絶対にキラーにはいうなよ」と言う顔をしていた。それに察し怯えたアキラは無理やりごまかした。


「それならいいんですけど。「治癒」。」


シュアン


「おぉ、治りました!」

「回復は得意ですから死なない程度なら怪我しても大丈夫ですよ。」

「もうしたくないですよ....。」

「ここからは「転移」を使います。今考えればホビットエルフの森で何日か過ごせば日にちなんていくらでも調整出来ましたね。」

「それを先に言ってくださいよ.......。まあ、この子たちと会えたのでこういうのもいいものですね。」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




 そこから、5人は少しの準備をして転移しホビットエルフの森へといった。


「これが彼らの結界です。」


バチッ

「いったぁ!!」

「そりゃあ、そうですよ。結界ですから壊そうとするものには反撃してきます。」

「先に言ってくれますか!!」

「注意する前に触るのがいけないです。」

「本当にバカね!」

「いたいのいたいのとんでけ。」

 シンがアキラの指をさすった。

「本当に今の癒しはシンだけだよ。」

 アキラはほっぺをスリスリした。


「うちの弟に変なことしないでよね。」

「..........。」

「無視すんじゃないわよ!!」

 
 アキラはアンの言うことを無視して無心ですりすりしていた。


「2人ともふざけてないでいきますよ。」


パッ


 キラーが触ると一瞬にして結界が消えた。


「えぇ、なんでバチッってしないんですか!俺だけやられるとかずるです!」

「長生きしてるのでこのくらいの結界なら解けますよ。」



ザッ


「あらあら、あまり歓迎されてないみたいですね。」


 結界の中にみんなが入ると小さな身体でエルフのように耳が長いホビットエルフが数十人、槍、剣、弓、大槌を向けてきた。



「この場から今すぐ立ち去りなさい。これ以上、進むというのならこの森の長の娘として通すわけにはいかないわね。」

 そこに現れたのはリンと同じで120cmほどのホビットエルフだった。

「私たちは少しその長と話をしたいだけなんですけどね。長のところへ案内して貰えませんかね?」

「話にならんな。お前ら構えろ!これ以上、近づくものは子供であろうが容赦するな。」

「はぁ、あんまりしたくなかったですけどね。私の姿を見せますか。」
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