異世界でネットショッピングをして商いをしました。

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ホビットエルフ編

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「いや、めっちゃ低いじゃん!じゃあ今までのやつってかなり確率高かったんだ....」


 アキラは自分の運の高さを実感した。


「(検索、この世界から抜け出す方法)」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

検索がヒットしませんでした。該当する情報はありません。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「まっ、俺は地球では死んでるからいいか。この世界に大切なものもできそうな気がするし.....。じゃあ、次は何を調べようかな。」




~翌日~



「それでは、皆さんご覧下さい。何の変哲もないこの肉をこのタレにつけることによって」


パクッ

 
 バロアナが焼肉のタレを付けた肉を食べた。


「んんっ....これは.....。美味すぎる.........。」

「このように一瞬にして絶句してしまうほどの美味しさになってしまうのです!」

「俺にも食べさせてください!」

「私にも!!」


 焼肉のタレはかなりの好評だった。商人のホビットエルフに毎月1万本卸すことになった。


「一本が銅貨10枚だから、1万で銅貨が10万枚.....つまり、毎月金貨が10枚分。1000万円の売上と...。元が銅貨3枚(300円)だから利益は700万円.....。焼肉のタレ恐るべし...。」


 その他にも消耗品の輪ゴム(100本100円)なども売れた。エルフらしいといえば風鈴(500円)なんか富裕層に高く売れた。



「今回の取引で出た利益は金貨45枚か。それで、毎月はいるのが金貨18枚だから.......。って平然に言ってるけど普通にお金持ちになりすぎて引いちゃうんだけど....。」


 アキラは今の自分の状況を客観的に見て信じられない様子だった。


「アキラ様、渡したい物があるのでついてきてもらってもよろしいですか。」

「あ、はい。」

 チャチコフの家へとアキラは呼ばれた。


「これですがどうか受け取ってもらいたいです。」

「ハープですか?」

「これはエルフの竪琴たてごとと言って、この森に転移することが出来る魔道具の一つでございます。」

「これを貰ってもいいんですか?」

「当然でございます。始祖様のご友人であり、ハイヒューマンであるアキラ様は十二分に受け取る資格はおありでございます。随分と上から目線になってしまい申し訳ありません。」

「いえいえ、大丈夫ですよ。」


 アキラはチャチコフのこの言葉でこのエルフの竪琴の大切さを知った。
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