異世界でネットショッピングをして商いをしました。

ss

文字の大きさ
56 / 58
オークション編

56

しおりを挟む



「アキラさんは今年のに出るんですか?」

 店内で休憩していたベンにそう聞かれた。


「オークション?」

「はい。各国の貴族たちが集まって、年に2回オークションをするイベントがあるらしいんですよ。それが、今年の開催国がここなんで出るのかと思いまして。」

「オークションかぁ......楽しそうではあるね。」

「行くなら必ず護衛はつけた方がよろしいでしょう。」

「レーニさん、そこは大丈夫ですよ。俺にはアンたちがいますから。」

「確かに彼女らの強さを初めに見た時は驚きました。今は騎士団と訓練を共にしていると聞いたのでさらに強くなっていますね。」


 最近ではアン、シン、リンの3人はキラーと一緒に訓練をしている。



「あぁ、だから参加してみようと思うんだ。」

「わかりました。では、キース商会の方で紹介状をお書きしますので、これで入場できます。」

「へぇ、紹介状制なんだね。」

「はい、下劣な輩たちを入れないようにするために選別するのですよ。」


 こうして、アキラは一ヶ月後にせまるオークションに参加することとなった。


 このことがきっかけで事件が起こるなどキラー以外は予想していなかった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「アキラ殿はオークションに参加するらしいですな。」

「はい。何やら面白そうなので参加することにしました。紹介状書いてもらってありがとうございました。」


 アキラはキースにお礼を言いに行った。


「いえいえ、大したことはしておりませんよ。それにして、何かお目当てのものでもあるのですか?」

「まあ、それなりにはありますかね。それと、出品って出来ないんですか?」

「何か出品したいものがあるんですか?」

「はい、ちょっと付与された武具なんか売りたいなって思いまして。」

「付与された剣など作れるのですか?!」

「まあお金はかかりますけど作れますよ。なんでですか?珍しいんですか?」

「えぇ、ヒューマンで付与ができるものはほぼ存在しません。基本的にはドワーフとエルフのハーフのみがすることができます。血族にこのモノ達がいて血が混ざっていれば、付与は出来ますが複数付与は間違いなく彼らの専売特許でしょうな。」

「確かに複数は自分もできるかどうか分かりません。」


「(付与屋さん、複数付与。)」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

2度の付与は白金貨100枚ですが、行いますか?


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

しおりを挟む
感想 48

あなたにおすすめの小説

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります

すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
 《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。  なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!  冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。  ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。  そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?

タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。 白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。 しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。 王妃リディアの嫉妬。 王太子レオンの盲信。 そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。 「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」 そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。 彼女はただ一言だけ残した。 「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」 誰もそれを脅しとは受け取らなかった。 だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。

処理中です...