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1話 最強の男
しおりを挟むこの異世界の地の最強の男が転生した。
「ふむ、ここはどこだ。急に森の中に来たが何が起こってるのだろうか。」
このガタイがよくて長髪に無精髭を生やした男こそ最強の男である。
ワサワサ
男は周りに生い茂っている草を触る。
「なるほど、ここは地球ではないな。気候や生えている植物的に地球には存在しないものだ。つまり、俺は地球では無いどこかに飛ばされたということか。」
この男、自らが異世界へ飛ばされたことを悟った。そしてそれでもなお、冷静である。
フンフン
「匂い的に内陸の可能性が高く、南部には街、西部には山々が連ねている可能性が高いか。はて、どうしたものか。山で暮らすか、街の方へと向かうか。」
男は少し考え山で暮らすことを選んだ。
男は山での暮らしを満喫していた。
あっという間に丸太小屋を建設し、机、椅子、ベットなども自作した。
しかも、それに要した時間はわずかの1週間。
「ふむ、この香草はなかなかにいい香りで肉の美味しさが際立つな。」
男が山に住み1ヶ月がたった。水は川から汲みに行き、食料は山に住んでいるちょっと変わった動物の肉や野草を食べていた。
トンッ
男は急に箸を机に置いた。
「何やら大勢の客人が来たようだな。」
すると5分後ほどしたら、外から声が聞こえてきたため、男は外へと出た。
ドンッ
「この家に何か御用でも?」
目の前には甲冑を着た仰々しい者たちが20名ほどいた。
その中でも異彩な雰囲気を放っていた1人が近づき、男に話しかけた。
「×××××××××××××××××」
「ふむ、聞いたことも無い言語だ。何を話しているのかわからんな。」
男は近づいてきたものの言葉が全く理解できなかった。
そして、男は家へと戻り、川で捕まえた魚の干物を10個ほど持ってきた。
「これはくれてやる。俺はお前たちの言っている言葉の意味がわからん。だから、出直してくれ。」
そう言って男は扉を閉めた。
そして男の意図をくんでかは分からないが、甲冑を来たものたちは帰っていった。
だが、3日後にまた甲冑を着たもの達がやってきた。それも以前とは比べ物にならない数で。
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