純和風お宿を異世界で

白いモフモフ

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絶対領域

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 ……使ってみたい。ナビ君に使い方を聞くと自分で使いたいと思ったときには使えるらしい。あと、何故か便利機能としてタイマーがついており眠っていても絶対領域は持続するらしい。便利だね。
 というわけで……はいっ!!試して見ました!

 場所は恐いから、敷地の門から出て一歩のところだけどね。
 ナビ君に従って距離を指定(約10メートル)→そこに杭を打つイメージ(とりあえず、長方形に4本)→杭と杭を線で繋いで透明な幕で覆うイメージ(ラップで巻いて上も覆う)→最後にタイマー(頭の中ではキッチンタイマーをセット)これで終了。

 結果は、虫も居ないも!つまり、野宿でも蚊に刺され無い!起きた時、最初に靴に足を入れる前に何度も振って虫とか爬虫類が入って無いって確認する事も無い!ついでに雨も降ってこないらしいけど風通しは良い。素晴らしい!

 ナビ君によると、僕と僕が意識して入れた人は出入り自由らしい。そしてこの絶対領域は……僕が安心して過ごせる場所そのものなんだとか。あぁ、だから大っ嫌いな虫がいないんだね。
 ちょっとした確認が終わったのでこの絶対領域を利用して周りを散策してみる。綺麗な花はなんていうんだろう?

『お答えします。あの花はマドワセ草。綺麗な花で引き寄せて獲物を待ちます。繁殖方法は寄生です。この領域の中では無害化してますのでご安心を。』

 ……『ご安心を』じゃ無いわ。え?何?じゃあ、あの花に近づくと獲物は?

『花の下に下がってる蔓が獲物に巻き付いて蔓の先から種を植え付けられます。植え付けられた部分は青黒く変色するのですぐにわかります。外科手術で対応可能。そんなに恐い植物じゃありません。』

 いやいやいやいやいやいや!充分恐いから。
じゃあ……あの実は?

『あれはオゥレンジィです。つまりオレンジ。昔ここの世界を作った神が聞いたまま付けた名前です。普通にオレンジと一緒です。無害です。アレルギーは注意して下さい。』

 ……あぁ、そうね。なんか…突っ込みどころ満載だけど…まぁいいや。あれ?あそこ見えるのはウサギ?かわいいなぁ~。

『あれは普通のウサギですが、角の生えた角ウサギは突進注意です。角ウサギは一応魔獣です。』

 ふーん。その辺りはファンタジー系でよく見るね。もうちょっと見たい。このまま……絶対領域を繋げて~……完成!行ってみよう!
 ぐるりと一週回ってきました。感想は…ちょっと危ないけどまぁ普通の森?この家はその森の入り口にあって、ちょっと向こうに街があるらしい。街を囲む壁が見えている。こちらに向かって来ている人が居るようなので敷地内から観察だ。

『今日の収穫がよかったら夕飯はごーせいにいこう!』
『良かったらなぁー。期待しすぎんなよ。』

 うん。よく漫画で見る異世界の洋服そっくりだ。つまり冒険者?らしい人達は革製品のベストに厚手のズボン、革のブーツを履いて手には篭と袋。所謂新米冒険者の薬草集めと見る。自分が町にいく際はこういう格好が必要だ。……無いよ。

 次に来た人はヨレヨレのシャツに汚いズボン、木の靴を履いている。背中に大きな篭……農夫?
この人なら真似られる。おじいちゃんの農作業用セットで大丈夫だ。…あ、靴はだめか。まぁ汚い靴でいいかな?
 その後もこの森には色々な人が来ている。中には子供連れのおじさんもいて、ここは町の人にとって生活に必要な森なのだとわかった。薪拾い、食料集め、水汲みの人もいた。
 神様の言ったとおり何日かはここで様子を見てみたいと思う。

 
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