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不信心者
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キヴィが赴任した教会は、山を越え川を越えた岩地で産出された、薄黄色の石を積み上げて造ったものだ。
大理石でも、石膏でもない石壁は、素朴さと温かみがあり、ベベドナはキヴィの髪と同じ色なこともあって、気に入っていた。
その壁に、今朝、落書きがされていのだ。
「不信心もの!」
早朝に気づいたベベドナは、ゴシゴシと石を削り、なるべく司祭の目に止まる前に消そうとする。ただの落書きでも許せないが、司祭のことを悪く言う落書きは尚更許せない。過去に教会に落書きどころか石を投げつけたり集団で囲ったり若気の至りで火をつけようとしたこともあるベベドナは、自分のことは棚に上げ、地団駄を踏んで憤っていた。
(あの時は教会に仲間が殺されたりしたからやったけど、キヴィ様は人間にも魔族にも何もしてないじゃないか!むしろ相談に乗ったり、薬をあげたりしてるのに・・・!)
何日も続くので、ベベドナ一人で消せる量ではなくなり、気づいた子供たちも手伝うようになった。そしてキヴィ自身も加わった。マレンマレンやベベドナは険しい顔つきでぶつくさ怨嗟を吐きながら落書き消しをやっていたが、子供たちは楽しんで、グラフィカルなものがあると真似までし、せっかく綺麗にした壁を汚そうとする。
「駄目だよ、教会の壁は神聖な…」
「いいアイディアだ!」
「え?」
司祭の思わぬ反応にベベドナは目を瞬かせた。
「落描きできないくらい、絵を描いてしまうというのはどうでしょう」
「どんなに綺麗な絵を描いても、こういう輩は平気で上塗りします」
「でも、まっさらな壁には何か描きたくなるし、少しは減るかもしれません。それに、この外壁は年月のせいで結界効果が薄れてしまっているので、魔法塗料で塗り直そうと思ってたのです。これ以上、ベベドナやあなたの手を煩わせられません。」
本来教会は悪意あるものを弾く結界が張られているが、整備を怠られたせいでその結界も穴だらけで落描きなど蛮行ができるようになっていると司祭はいう。ベベドナは確かに昔火をつけようとした時も、そのせいで逆に自分が燃やされそうになったのだと思い出す。
(この壁、素朴なところが気に入ってたんだけど…、でも、確かに、皆の絵が描いてあっても、楽しいかもね)
というわけで、皆の魔力を込めて教会を護る壁を塗り直すことになった。魔族の魔力が入ることにマレンマレンは不満気だったが、この中で一番魔力が高いのはベベドナなので致し方ないと折れる。塗料の材料の砕いた石や土を混ぜながら、魔力ある者は各々言霊を唱えたり少量の血を混ぜたりして、魔力を込める。壁をライム色に舗装し直したあと、全員で絵を描いた。かなり無秩序な外装になったが、司祭は満足気だ。子供たちや修道士の中には独特のセンスを持った者もいて、一部の壁は極彩色だったり金色だったりに光った。ベベドナは司祭の顔を描きたかったが自分の画力を考え、魔族の模様や花を描く。司祭は猫を描いたと言うが、かなり個性的な絵柄の猫は、皆には魔物に見えた。
「教会が…」
マレンマレンは巨大なキャンバスになってしまった教会の壁をみて呆然と呟く。しかし彼自身、ノリノリで故郷の風景画を描いた一人だ。
「かなり魔力を込めたから、焼き討ちにあっても平気だよ」
思わず言ってから、あ、とベベドナは口を抑えた。司祭が焼き討ちに会うようなことをしているという意味にも取れるし、何よりベベドナが焼き討ち未遂をしたことを知られかねない失言だ。
「頼もしいですね」
しかしキヴィは笑顔で答えた。焼き討ちされるようなことをする気かと、ベベドナは少し心配になる。
「それにしても、虫も殺さないキヴィ様を人殺し呼ばわりなんてひどいやつらだ」
「ベベドナ、汝の敵を愛しなさい」
ベベドナが怒りの表情を顕にすると、キヴィは聖書の一説を引いて窘めた。そして、
「それに、私は…」
何かを言いかけて、口をつぐんだ。いつもベベドナたちの前では笑顔のキヴィが暗い表情をしている。ベベドナが心配げに見上げると、キヴィは彼女の目を真っ直ぐ見て静かに告げた。
「私は罪深い人間なのです。彼らの言い分も、無理はありません。…貴女にも、皆にもいずれ伝えなければならないのですが…、今は…。」
ベベドナを見るキヴィの瞳には、罪悪感や自責の念が浮かんでいた。ベベドナが何かを言う前に、キヴィは微笑みを取り戻して、
「…でも、そんな私が言うことにも、神が与えた真実があると信じています。」
そう言って、踵を返した。ベベドナはポカンとしたままキヴィの後ろ姿を見ていた。
(神じゃなくてあなたが言うことを信じているのに。)
そう突っ込むこともできず、ベベドナはキヴィが壁に描いた、不安定な猫を見ながら考えた。
万能な司祭は、絵心がなかった。しかし今のベベドナにとって、憧れのキヴィの絵心のなさなど、瑣末なことだ。それよりも、浮かばないキヴィの表情が気になって仕方ない。
(罪深い…、私がいなくても…、伝えなければ………。)
キヴィの自嘲するような表情と言葉、そして彼が一向に自分に欲を見せないことからベベドナが辿り着いた結論は一つ。
(もしかしてキヴィ様は既に、戒律を犯して恋人をつくってた……???)
ベベドナは知らない人間の女とキヴィが絡み合う様子を妄想する。いかにも淑女といったか弱い外見で優しい司祭の同情を煽るあばずれに、純朴な若いキヴィは諾されてしまうのだ。後で己の罪を嘆いたキヴィは、修道院のある王国から離れた連邦諸国の、小さな教会に赴任した。ありうる話ではないか。
(キヴィ様は昔の恋人(仮)を忘れられなかったり、深く反省されたりしてるせいで、全く誘惑になびかないのかも…)
ベベドナは一瞬、前者の想定をして固まる。彼女とて昔別の女に獲物を取られた経験はあるが、基本的に自信家なベベドナは、キヴィの心がもう他の誰かのものであるとは考えていなかった。実際、その誰かとして一番あり得そうなのは神に他ならなかったが。
(若気の至りは至りでも、一時の火遊びじゃなく、例えば故郷の幼馴染とかの純愛だったらあたしに勝ち目は…)
ベベドナは、いかにも愛らしくか弱そうな人間の女性とキヴィが仲睦まじくしている様子を想像した。ベベドナより、キヴィの隣にいるのが似合いそうな子だ。
(いや、あたしらしくない!)
ベベドナは一人でぶんぶんと首を振って、悪い想像を打ちはらう。純愛の前に引き退るなど、サキュバスの名が廃るというものだ。
「そうだとしても、寝取るチャンスはある!」
もっとか弱そうにしてキヴィ様の優しさにつけ込むか。拳を天に突き上げて誓うベベドナの思考は全く模範的信徒から程遠かった。
大理石でも、石膏でもない石壁は、素朴さと温かみがあり、ベベドナはキヴィの髪と同じ色なこともあって、気に入っていた。
その壁に、今朝、落書きがされていのだ。
「不信心もの!」
早朝に気づいたベベドナは、ゴシゴシと石を削り、なるべく司祭の目に止まる前に消そうとする。ただの落書きでも許せないが、司祭のことを悪く言う落書きは尚更許せない。過去に教会に落書きどころか石を投げつけたり集団で囲ったり若気の至りで火をつけようとしたこともあるベベドナは、自分のことは棚に上げ、地団駄を踏んで憤っていた。
(あの時は教会に仲間が殺されたりしたからやったけど、キヴィ様は人間にも魔族にも何もしてないじゃないか!むしろ相談に乗ったり、薬をあげたりしてるのに・・・!)
何日も続くので、ベベドナ一人で消せる量ではなくなり、気づいた子供たちも手伝うようになった。そしてキヴィ自身も加わった。マレンマレンやベベドナは険しい顔つきでぶつくさ怨嗟を吐きながら落書き消しをやっていたが、子供たちは楽しんで、グラフィカルなものがあると真似までし、せっかく綺麗にした壁を汚そうとする。
「駄目だよ、教会の壁は神聖な…」
「いいアイディアだ!」
「え?」
司祭の思わぬ反応にベベドナは目を瞬かせた。
「落描きできないくらい、絵を描いてしまうというのはどうでしょう」
「どんなに綺麗な絵を描いても、こういう輩は平気で上塗りします」
「でも、まっさらな壁には何か描きたくなるし、少しは減るかもしれません。それに、この外壁は年月のせいで結界効果が薄れてしまっているので、魔法塗料で塗り直そうと思ってたのです。これ以上、ベベドナやあなたの手を煩わせられません。」
本来教会は悪意あるものを弾く結界が張られているが、整備を怠られたせいでその結界も穴だらけで落描きなど蛮行ができるようになっていると司祭はいう。ベベドナは確かに昔火をつけようとした時も、そのせいで逆に自分が燃やされそうになったのだと思い出す。
(この壁、素朴なところが気に入ってたんだけど…、でも、確かに、皆の絵が描いてあっても、楽しいかもね)
というわけで、皆の魔力を込めて教会を護る壁を塗り直すことになった。魔族の魔力が入ることにマレンマレンは不満気だったが、この中で一番魔力が高いのはベベドナなので致し方ないと折れる。塗料の材料の砕いた石や土を混ぜながら、魔力ある者は各々言霊を唱えたり少量の血を混ぜたりして、魔力を込める。壁をライム色に舗装し直したあと、全員で絵を描いた。かなり無秩序な外装になったが、司祭は満足気だ。子供たちや修道士の中には独特のセンスを持った者もいて、一部の壁は極彩色だったり金色だったりに光った。ベベドナは司祭の顔を描きたかったが自分の画力を考え、魔族の模様や花を描く。司祭は猫を描いたと言うが、かなり個性的な絵柄の猫は、皆には魔物に見えた。
「教会が…」
マレンマレンは巨大なキャンバスになってしまった教会の壁をみて呆然と呟く。しかし彼自身、ノリノリで故郷の風景画を描いた一人だ。
「かなり魔力を込めたから、焼き討ちにあっても平気だよ」
思わず言ってから、あ、とベベドナは口を抑えた。司祭が焼き討ちに会うようなことをしているという意味にも取れるし、何よりベベドナが焼き討ち未遂をしたことを知られかねない失言だ。
「頼もしいですね」
しかしキヴィは笑顔で答えた。焼き討ちされるようなことをする気かと、ベベドナは少し心配になる。
「それにしても、虫も殺さないキヴィ様を人殺し呼ばわりなんてひどいやつらだ」
「ベベドナ、汝の敵を愛しなさい」
ベベドナが怒りの表情を顕にすると、キヴィは聖書の一説を引いて窘めた。そして、
「それに、私は…」
何かを言いかけて、口をつぐんだ。いつもベベドナたちの前では笑顔のキヴィが暗い表情をしている。ベベドナが心配げに見上げると、キヴィは彼女の目を真っ直ぐ見て静かに告げた。
「私は罪深い人間なのです。彼らの言い分も、無理はありません。…貴女にも、皆にもいずれ伝えなければならないのですが…、今は…。」
ベベドナを見るキヴィの瞳には、罪悪感や自責の念が浮かんでいた。ベベドナが何かを言う前に、キヴィは微笑みを取り戻して、
「…でも、そんな私が言うことにも、神が与えた真実があると信じています。」
そう言って、踵を返した。ベベドナはポカンとしたままキヴィの後ろ姿を見ていた。
(神じゃなくてあなたが言うことを信じているのに。)
そう突っ込むこともできず、ベベドナはキヴィが壁に描いた、不安定な猫を見ながら考えた。
万能な司祭は、絵心がなかった。しかし今のベベドナにとって、憧れのキヴィの絵心のなさなど、瑣末なことだ。それよりも、浮かばないキヴィの表情が気になって仕方ない。
(罪深い…、私がいなくても…、伝えなければ………。)
キヴィの自嘲するような表情と言葉、そして彼が一向に自分に欲を見せないことからベベドナが辿り着いた結論は一つ。
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ベベドナは知らない人間の女とキヴィが絡み合う様子を妄想する。いかにも淑女といったか弱い外見で優しい司祭の同情を煽るあばずれに、純朴な若いキヴィは諾されてしまうのだ。後で己の罪を嘆いたキヴィは、修道院のある王国から離れた連邦諸国の、小さな教会に赴任した。ありうる話ではないか。
(キヴィ様は昔の恋人(仮)を忘れられなかったり、深く反省されたりしてるせいで、全く誘惑になびかないのかも…)
ベベドナは一瞬、前者の想定をして固まる。彼女とて昔別の女に獲物を取られた経験はあるが、基本的に自信家なベベドナは、キヴィの心がもう他の誰かのものであるとは考えていなかった。実際、その誰かとして一番あり得そうなのは神に他ならなかったが。
(若気の至りは至りでも、一時の火遊びじゃなく、例えば故郷の幼馴染とかの純愛だったらあたしに勝ち目は…)
ベベドナは、いかにも愛らしくか弱そうな人間の女性とキヴィが仲睦まじくしている様子を想像した。ベベドナより、キヴィの隣にいるのが似合いそうな子だ。
(いや、あたしらしくない!)
ベベドナは一人でぶんぶんと首を振って、悪い想像を打ちはらう。純愛の前に引き退るなど、サキュバスの名が廃るというものだ。
「そうだとしても、寝取るチャンスはある!」
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