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恋話はやっぱり女の子同士で
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帰りにお店でお茶をする日が来るなんて‥
アイルーナは感動していた。
本の中でしか知らない世界にドキドキが止まらない。
貴族のお店らしく完全個室となっている。
ケーキやタルトが有名なお店らしい。
そんな事はどうでもいい。
今、ここに友人と言える人達ときているのだ。
「フィンは表に出ていて。」
「承知しました。」
扉を閉め、フィンを追い出す。
本来、護衛は部屋の中にいるのが通常だ。
何かあったら場合、対応が遅れるから。
だが、今から行うのは女子会なのだ!
しかもフィンが話のメインなので追い出すしかない。
マルクスに相談していたが、あまりに役に立たなくて相談先を変える事にした。
正解だった!
ミルアーに相談するとミルアーの幼馴染という侯爵令嬢のアンレットとお茶に誘われたのだ。
これが噂の恋話ですよと叫びたいくらいアイルーナは舞い上がっていた。
「アイ様、先程から見ていますが、フィンデル様との関係はどう見ても主従関係ですよ‥」
ミルアーが容赦なくいう。
隣でアンレットも頷いている。
「恋愛対象に見てもらうにはどうしたら良いかしら?」
「イオマミールの公爵家の方ですのに婚約者はいないのですか?従者への恋など許されるのでしょうか?」
アンレットは恐る恐る聞いた。
「お父様が愛する者を権力なしで手に入れろとおっしゃったから大丈夫よ。」
ミルアーは驚いた顔をした。
「まぁ、イオマミールは恋愛面は自由な感じですの?羨ましい。私たちも恋というものをしてみたいわ。」
普通は政略結婚だろうけど‥
力が全ての実力主義で世界の頂点に立つ皇帝に政略結婚などあまり意味を持たない。
普通は優秀な子を残す為に優秀なパートーナーを数人得る。
現皇帝である父がおかしいのだ。
「フィンとの距離を縮めるにはどうしたら良いと思う?」
二人はウーンと考え込むが、ミルアーがポンと手を叩く。
「そうですわ、デートをしたら良いと思います。手を繋いだりして歩いたり買い物をしたりすることによって二人の距離が縮まるそうです。」
デートか。
そういえばしたことがないな。
私の後ろに付いてくるが、隣で手を繋いで歩いたことなどない。
フィンと笑い合い手を握って歩く‥
思い描いてみる。
「それいいかもしれない。」
ニヤニヤしながらアイルーナは反応する。
「今度、お祭りがありますの。色々なお店が出ますわ。お揃いのものなんて買うのもいいかもしれませんね。」
アンレットもキャッキャッと楽しそうに話す。
お祭り!!
参加したことない!
「それ行ってみたいわ!」
「是非!この国あげての一年に一度のお祭りですの。」
お祭りの話で女子会は盛り上がった。
「そんな人混みに出るのか‥」
護衛しにくい人が多いお祭り‥
後からフィンデルとマルクスにメチャクチャ嫌な顔されたのは仕方がないことだ。
アイルーナは感動していた。
本の中でしか知らない世界にドキドキが止まらない。
貴族のお店らしく完全個室となっている。
ケーキやタルトが有名なお店らしい。
そんな事はどうでもいい。
今、ここに友人と言える人達ときているのだ。
「フィンは表に出ていて。」
「承知しました。」
扉を閉め、フィンを追い出す。
本来、護衛は部屋の中にいるのが通常だ。
何かあったら場合、対応が遅れるから。
だが、今から行うのは女子会なのだ!
しかもフィンが話のメインなので追い出すしかない。
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正解だった!
ミルアーに相談するとミルアーの幼馴染という侯爵令嬢のアンレットとお茶に誘われたのだ。
これが噂の恋話ですよと叫びたいくらいアイルーナは舞い上がっていた。
「アイ様、先程から見ていますが、フィンデル様との関係はどう見ても主従関係ですよ‥」
ミルアーが容赦なくいう。
隣でアンレットも頷いている。
「恋愛対象に見てもらうにはどうしたら良いかしら?」
「イオマミールの公爵家の方ですのに婚約者はいないのですか?従者への恋など許されるのでしょうか?」
アンレットは恐る恐る聞いた。
「お父様が愛する者を権力なしで手に入れろとおっしゃったから大丈夫よ。」
ミルアーは驚いた顔をした。
「まぁ、イオマミールは恋愛面は自由な感じですの?羨ましい。私たちも恋というものをしてみたいわ。」
普通は政略結婚だろうけど‥
力が全ての実力主義で世界の頂点に立つ皇帝に政略結婚などあまり意味を持たない。
普通は優秀な子を残す為に優秀なパートーナーを数人得る。
現皇帝である父がおかしいのだ。
「フィンとの距離を縮めるにはどうしたら良いと思う?」
二人はウーンと考え込むが、ミルアーがポンと手を叩く。
「そうですわ、デートをしたら良いと思います。手を繋いだりして歩いたり買い物をしたりすることによって二人の距離が縮まるそうです。」
デートか。
そういえばしたことがないな。
私の後ろに付いてくるが、隣で手を繋いで歩いたことなどない。
フィンと笑い合い手を握って歩く‥
思い描いてみる。
「それいいかもしれない。」
ニヤニヤしながらアイルーナは反応する。
「今度、お祭りがありますの。色々なお店が出ますわ。お揃いのものなんて買うのもいいかもしれませんね。」
アンレットもキャッキャッと楽しそうに話す。
お祭り!!
参加したことない!
「それ行ってみたいわ!」
「是非!この国あげての一年に一度のお祭りですの。」
お祭りの話で女子会は盛り上がった。
「そんな人混みに出るのか‥」
護衛しにくい人が多いお祭り‥
後からフィンデルとマルクスにメチャクチャ嫌な顔されたのは仕方がないことだ。
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