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魔導兵器マギアーム
出発のとき
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「よーし。冒険だ!」
「はい。」
朝。早々に飯を食べて出発することになり。
「場所は、ここのすぐ先にあるピラミッドでいいんですよね?」
「そうだよー。距離としては半日で歩いて行けるけど。」
「車を借りましょう。」
車、と行ってもマジックアイテムの動力の入った人力か動物に引かせる車だ。火山灰の砂漠を越えていくのは疲労は少ない方がいい。
「ううん。私の杖に乗って行こう。」
「そんなのがあるんですか。」
「結構飛ばすから人はねちゃうし、ここではしなかったんだけど。」
コリスさんは先端に丸い球が付いたオブジェのような無機質なデザインの杖を取り出す。
「君にも乗って貰うから、生体認証して貰っていいかな。ここの丸いのに触るの。」
「そういうのがあるんですね。」
「うん。他の人に使われないように認証許可をね。」
「錬金術ってそういうのもやれるんですか?」
「やれるよ。これはマジックアイテムの部類だけど。まあとにかく触ってよ。」
「ですね。……お。」
俺が触れると、光が球から浮かび、球の表面に文字が浮かんで文字列が大量に流れていく。
「認証処理終了、と。君の魔力を動力源にして貰っていいかな。」
「そうしましょう。触っていればいいんですか?」
「うん、私の後ろに乗って?」
「はい。お。」
ギィィィィィ……ンンン!
杖が振動し、俺とコリスさん二人が乗れるぐらいの長さに伸びて変形する。
「行こうか。まずはあの、オアシスまで!」
「はいっ!」
ギイイイイイイイン!
車でも数刻はかかるのに、あっという間にピラミッド近くのオアシスまで辿り着いてしまう。
「はい。」
朝。早々に飯を食べて出発することになり。
「場所は、ここのすぐ先にあるピラミッドでいいんですよね?」
「そうだよー。距離としては半日で歩いて行けるけど。」
「車を借りましょう。」
車、と行ってもマジックアイテムの動力の入った人力か動物に引かせる車だ。火山灰の砂漠を越えていくのは疲労は少ない方がいい。
「ううん。私の杖に乗って行こう。」
「そんなのがあるんですか。」
「結構飛ばすから人はねちゃうし、ここではしなかったんだけど。」
コリスさんは先端に丸い球が付いたオブジェのような無機質なデザインの杖を取り出す。
「君にも乗って貰うから、生体認証して貰っていいかな。ここの丸いのに触るの。」
「そういうのがあるんですね。」
「うん。他の人に使われないように認証許可をね。」
「錬金術ってそういうのもやれるんですか?」
「やれるよ。これはマジックアイテムの部類だけど。まあとにかく触ってよ。」
「ですね。……お。」
俺が触れると、光が球から浮かび、球の表面に文字が浮かんで文字列が大量に流れていく。
「認証処理終了、と。君の魔力を動力源にして貰っていいかな。」
「そうしましょう。触っていればいいんですか?」
「うん、私の後ろに乗って?」
「はい。お。」
ギィィィィィ……ンンン!
杖が振動し、俺とコリスさん二人が乗れるぐらいの長さに伸びて変形する。
「行こうか。まずはあの、オアシスまで!」
「はいっ!」
ギイイイイイイイン!
車でも数刻はかかるのに、あっという間にピラミッド近くのオアシスまで辿り着いてしまう。
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