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第一章 黒い月
第九話 看破龍ファディマクタ②
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氷の弾丸が降り注ぐ
「シールドっ!リルラ、ポーションだ。飲め!」
ナマコが尽きたのかナマコではなく魔法でガブリはガードしていた。
ウィス、今飲みます。めっちゃ美味いなぁりんご味。
だが防御力はなかった。
そしてシールドが貫通される。
「———ッ!?フォトン!」
ガブリから赤い火が渦巻き、その炎と刀で氷を斬っていた。
「ば、バケモン過ぎるだろ…………」
「五寸釘」
ふぅ、効果切れてたぜ。
呪いが再びファディマクタにかかる。
『“変換電連“』
ガブリがまたも氷の弾丸を斬ろうとした時だった、突如として
———白き電光が迸った。
白き稲妻がガブリを吹き飛ばす。
「え?」
リルラの間抜けな声が鳴る。
『終わりだ、“掴み損ねた稲妻”』
それは先程放たれた魔法の応用版。遅延をかけ、万雷を圧縮した魔法、言うなれば龍の息吹。
白く煌々と龍の口元にある魔法が放たれる。
音は爆発に近い。
万雷が一点に凝縮され、全てを焦がす程の力にまでなった上級魔法。【“掴み損ねた稲妻”】。
リルラは堂々と立ち、それが当たる数瞬前、唱えた。
「魔痕」
リルラの身体が白く光る。
ダメージは秒間数千に登るだろう。
だが、一秒も待たずに放ち返す。
付与魔法は付けられないが、跳ね返すことなら出来る。
『ッ!?』
リルラは余波により瀕死だった、それは相手も同じ。
自身のブレスが左翼を破壊し、地面に落下。それ相応のダメージと出血。
ファディマクタはリルラを完全な敵として認識し、すかさず魔法を連射する。
看破龍:ファディマクタHP826/9711状態異常呪い:Ⅳ
「上昇、身体能力上昇」
リルラの身体能力に1500の+がつけられる。
ファディマクタもリルラ達も次の一撃で決めなければ敗北が決定する。
「すぅ……ふっ!」
二人が駆け出すとワンテンポ遅れてファディマクタも走り出す。
このままだと稲妻に飲まれて死ぬだろう。だからこそ、倒さなければならない。
ファディマクタもリルラを倒さねば自身が呪いで倒れる。
どちらも倒さなければ死ぬ。
ファディマクタが体をひねる。尻尾が猛スピードで横から迫って来ており、それは迷宮を破壊しながらリルラ達に狙いを定めていた。
ガブリはシールドと刀で受け止めようとする。
空気が割れるのが見え、迷宮が沈み、地面が揺れる。
そしてなおかつ、ファディマクタの攻撃は止まらない。
シールドが割れる音と地面が割れる音、二つの音が空間を満たす。
「五の太刀、熾天斬」
三つの斬光が鱗に多少の傷をつけた。
ガブリエルが尻尾を止めている間に、リルラが底上げされた能力値をもって飛び上がる。
龍の目線と同じ高さの真ん前へと。
龍の咆哮が耳をつんざく。
電光と灼熱が渦巻きリルラを射程に収めた。これは先程の圧縮した魔法ではない。本物の、龍の咆哮。
龍のラストチャンス。攻撃が放たれる。
白き炎と雷がリルラに向かっていく。
しかしてプレイヤー側も一筋縄ではなかった。
ナマコが床を生成する。
リルラはナマコを踏み台にしてさらに飛び上がった
「うおぉおおお!」
「シールドっ!リルラ、ポーションだ。飲め!」
ナマコが尽きたのかナマコではなく魔法でガブリはガードしていた。
ウィス、今飲みます。めっちゃ美味いなぁりんご味。
だが防御力はなかった。
そしてシールドが貫通される。
「———ッ!?フォトン!」
ガブリから赤い火が渦巻き、その炎と刀で氷を斬っていた。
「ば、バケモン過ぎるだろ…………」
「五寸釘」
ふぅ、効果切れてたぜ。
呪いが再びファディマクタにかかる。
『“変換電連“』
ガブリがまたも氷の弾丸を斬ろうとした時だった、突如として
———白き電光が迸った。
白き稲妻がガブリを吹き飛ばす。
「え?」
リルラの間抜けな声が鳴る。
『終わりだ、“掴み損ねた稲妻”』
それは先程放たれた魔法の応用版。遅延をかけ、万雷を圧縮した魔法、言うなれば龍の息吹。
白く煌々と龍の口元にある魔法が放たれる。
音は爆発に近い。
万雷が一点に凝縮され、全てを焦がす程の力にまでなった上級魔法。【“掴み損ねた稲妻”】。
リルラは堂々と立ち、それが当たる数瞬前、唱えた。
「魔痕」
リルラの身体が白く光る。
ダメージは秒間数千に登るだろう。
だが、一秒も待たずに放ち返す。
付与魔法は付けられないが、跳ね返すことなら出来る。
『ッ!?』
リルラは余波により瀕死だった、それは相手も同じ。
自身のブレスが左翼を破壊し、地面に落下。それ相応のダメージと出血。
ファディマクタはリルラを完全な敵として認識し、すかさず魔法を連射する。
看破龍:ファディマクタHP826/9711状態異常呪い:Ⅳ
「上昇、身体能力上昇」
リルラの身体能力に1500の+がつけられる。
ファディマクタもリルラ達も次の一撃で決めなければ敗北が決定する。
「すぅ……ふっ!」
二人が駆け出すとワンテンポ遅れてファディマクタも走り出す。
このままだと稲妻に飲まれて死ぬだろう。だからこそ、倒さなければならない。
ファディマクタもリルラを倒さねば自身が呪いで倒れる。
どちらも倒さなければ死ぬ。
ファディマクタが体をひねる。尻尾が猛スピードで横から迫って来ており、それは迷宮を破壊しながらリルラ達に狙いを定めていた。
ガブリはシールドと刀で受け止めようとする。
空気が割れるのが見え、迷宮が沈み、地面が揺れる。
そしてなおかつ、ファディマクタの攻撃は止まらない。
シールドが割れる音と地面が割れる音、二つの音が空間を満たす。
「五の太刀、熾天斬」
三つの斬光が鱗に多少の傷をつけた。
ガブリエルが尻尾を止めている間に、リルラが底上げされた能力値をもって飛び上がる。
龍の目線と同じ高さの真ん前へと。
龍の咆哮が耳をつんざく。
電光と灼熱が渦巻きリルラを射程に収めた。これは先程の圧縮した魔法ではない。本物の、龍の咆哮。
龍のラストチャンス。攻撃が放たれる。
白き炎と雷がリルラに向かっていく。
しかしてプレイヤー側も一筋縄ではなかった。
ナマコが床を生成する。
リルラはナマコを踏み台にしてさらに飛び上がった
「うおぉおおお!」
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