陽気な呪い使い〜呪って呪って呪いまくれ!〜

みーむあーる

文字の大きさ
8 / 9
第一章 黒い月

第八話  看破龍ファディマクタ①

しおりを挟む
「【know the loss】!」

 オッケー、大体防御出来るようになってきたよ!

「ナマコクラッシュ1!」

 今は、ガブリと始まりの洞窟:第三十五階層を攻略している最中である。
 十階層から奥は、五階層づつにボス部屋があったのだ。

 ガブリは召喚士なのだが、召喚士には契約ポイント的なものがあるらしく。
 因みにガブリは一万ポイント持っており、ゴブリンなどは契約するのに100ポイントかかるらしい。
 だが、そんな中攻撃力が1の自分ではあまり動けない生物を発見する。

 ——それが、ナマコだった

 自分から、半径10メートルの所は自分が契約したモンスターが召喚できるため
 ナマコクラッシュという言葉をトリガーにその上から、海鼠が降ってくるらしい

 地獄か。

 因みに交わされてしまうと攻撃をくらって、死んでしまうので自分が【know the loss】っていうスキルで一時的に動きを止めて、ナマコクラッシュによる大ダメージを与える
 しかも、ガブリは10個に召喚のトリガーを分けているらしい
 だから、ナマコクラッシュ1って言ったら相手の1000匹のナマコが降るから、1000ダメージ入るのと同じ
 よく思いついたよね

 あ、役立たずじゃないよ
 因みに自分もちゃーんと呪いを与える
 ていうか、呪眼と五寸釘は撃ってから100秒間は使えないのだ

 くーっ永遠に撃ちたいぜよ

 すると、ボスが最後の足掻きなのか言い放つ

『ハリエンス………様ぁ………』

 なんちゃらオークはチリとなって消えていってしまった

 —skill Level up!—【極・呪術印】が【真・呪術印】に進化しました
 —称号—〔呪術帝〕を獲得しました
 —Level up!—レベルが10になりました
 —新たな職業が選べます—《呪い術師》or《上級呪いの代行者》

 ふむふむ、なるほど
 上級呪いの代行者はワーストロスカ
 呪い術師はアンデットルーラーになる可能性もあると

 じゃー上級呪いの代行者かな
 中級はないのかな?

 上級呪いの代行者で!
 瞬間
 自分自身に凄い衝撃が加わった

 上級呪いの代行者:Level1
 HP:54/54
 平均攻撃能力:15(+3)
 平均防御能力:32
 平均瞬発能力:7
 移動最高速度:31km
 平均魔法攻撃能力:16(+4)
 平均魔法防御能力:17
 平均特殊的防御能力:49
 平均回復能力:54
 平均毒攻撃能力:0
 平均呪い攻撃能力:2,994(+1996)
 スキルポイント:10+ボーナス25
 ステータスポイント:100+ボーナス200

 スキル:【極-五寸釘】【know the loss】【根性】【プレイヤーキラー】【御転婆】【挑戦者】【One person defeats the group】【真・呪術印】【呪眼】【帝王の血筋】【挫けぬ心】【呪法:天乱】

 称号:〔スライムと激闘を演じた者〕〔サイコパス〕〔小さな勇者Ⅱ〕〔呪術帝〕



 ………why?
 思わず、私のネイティブが炸裂してしまったよ
 なに?ネイティブじゃない?まぁそれは置いておこう
 じゃなくてさ?え、2994?化け物じゃない?
 略して One君(One person defeats the groupってスキル)と帝王の血筋、挑戦者で約2倍近くになれるでしょ?

 いやー自分で言うなやって感じだけど、化け物じゃん
 前見たとき確か、200ぐらいだったよ?

「……次で、ラストだ……」

「え、こんな微妙な階層で?」
「36層から、40までがボス部屋……や」

 下が見える、サッカースタジアム10個分位の広さに一種の山から見下ろしたかのような高さ。

「頑張ろう」

 自分達が中に入ったのと同時に、ボス部屋に飛ばされた


 ◇


 きた、此処が最後の部屋

『来たな、プレイヤーどもよ』

 何処か恐怖を煽るような声と共に、目の前に現れる。
 轟々とした炎がそれの肉体を渦巻き、翼による熱風が身体を包み込んだ。

 ファンタジーの代名詞。言うなれば最強。古今東西神や天災として畏怖され崇められてきた存在。


 龍。


 看破龍:ファディマクタHP9711/9711 称号:神の使い魔


 先制はプレイヤー側、リルラであった

「呪眼、呪法:天乱、五寸釘」

 合わせて、五つの呪いを付与する
 減るのはずなのは160ずつだが、回復能力が化け物なのか50ずつしか減らない様に見えた

 龍は、手始めとばかりに尻尾で凄まじい速度の攻撃を繰り出す

 スキル—根性が発動、再使用時間2:59:59

 ガブリは吹き飛ばされながらも発動する

「ナマコクラッッッシュ!」

『カーッカカ!』

 看破龍:ファディマクタHP8261/9711状態異常呪い:Ⅴ 称号:神の使い魔


 1500削れてるのに……
 ガブリエルは後、9回しか攻撃出来ないんだけど!?
 てか、10000の攻撃食らって1500しか食らってないの!?


 そして、リルラは最後の可能性にかける

 スキルポイントという、可能性に

 なにか、何か——!?

 分からない、でもこれに賭けよう
 賭けはしない方なんだけど!

「know the loss!!」

 防御力3000へと至る
 ガブリエルに対して、また尻尾の攻撃が来る
 ガブリエルにダッシュで駆け寄る
 寸前で、間に合う
 が、ダメージを喰らいながら、ノックバックで吹き飛ばされる

『ぬ?……グランドファイア!』

 リルラに届くまでの時間はどれくらいだっただろう
 直径20メートルの炎の塊が向かう
 残り、数メートル
 刹那言い放つ

「魔痕!」

 魔痕
 効果》相手が放出系統の技を打ったとき自分の身体に3秒間纏わせたら、一つ付与魔法を付与して放てる。自分に纏わりついている時は技の攻撃力が1.5倍となり放ち返す時は0.9倍なる

 リルラを炎が包み込む
 まるで、隕石が燃えるかの様な炎のを出しながら
 まだだ、という様に言い放つ

「付与:呪」

 直後、炎は龍へと向かっていく
 ゲームとは思えない、爆音が響く

 リルラは爆風によって、吹き飛ばされ
 龍ですらも、吹き飛ばされた

 看破龍:ファディマクタHP4133/9711状態異常呪い:Ⅵ 火傷:Ⅰ

「ガブリ、早く」

 ガブリはゆっくりよろよろと起き上がる

 リルラにポーションを投げつける

「ありがとう」

「リルラが主人公に見えるわー」

「オーラやっぱり漏れ出てるよね、それよりも自分を回復した方がいいと思うよ!」

 呪いが切れる……
 このままじゃ、呪いが切れた瞬間に負けてしまう!

 突撃じゃぁあ!
 絶対に倒す!

『ハハハッ!"炎龍月:償ヴァイフレム”ッ!!!』

 凄まじい衝撃波が襲う
 灼熱が太陽を思わせる程の大きさ。
 さっきに放った技の数倍の大きさがあると思う。

 直感が叫ぶ

 ——死ぬと

 防御力3000を越えようと死ぬと

 だが、戦っているのは一人ではない

「ナマコクラッシュ!」

 それが、防御力一万のナマコ達が壁となり技の威力を大幅にダウンする事に成功した

 その技は凄まじい広さのボス部屋を炎で満たす、灼熱が全てを焦がし尽くす。
 その中から、炎が膨れ上がり人影が現れる
 リルラであった

 看破龍:ファディマクタHP101/9711 状態異常呪い:Ⅵ 

『二人共、生き残っておるか……』

 スキル—【know the loss】の効果が切れました

 今のリルラにその声は届かない
 日々の姿からは、想像できない身体能力

 そしてキックが炸裂する。
 無論、ガブリエルのバフと補助があっての話だが。

 しかしてそれが通常のモンスターならば倒せたであろう。

 それは畏怖される対象、天災。

『“掴み損ねた稲妻フィフリー・ハトネス”』

 万雷が全てを蹂躙し、残った灼熱が渦巻いた。

「はっ………!?グッ……」

 炎が喉を焦がす、こんな所まで再現しなくても……良くないVR運営?

『“変換火連ファトス・コンバート“』

 そして、一瞬で凍りついた。

 炎が凍りつき、龍が赤い龍から白き龍に変わった

 《身体が環境に慣れていません、能力が低下します》
 《覇気を浴びました。能力が低下します》

『イヴァンに堕とされた身ではあるが、あの方に与えられた使命は全うしよう』
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...