10 / 23
壱章 切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ
玖話 七ツ胴落「白国」
しおりを挟む「そいつは白国。七ツ胴落だ」
七ツ胴……もはや実在すら疑わしい業物だ。それこそ伝承に残るような、神話級の逸品。国宝で、酒呑童子を斬ったと言われる「童子切安綱」ですら六ツ胴落なのだ。
もちろん七ツ胴も六ツ胴も斬れ味はさほど変わらず、担い手次第で六ツ胴にも七ツ胴にもなるだろう。しかしそれでも、目の前にある刀が名刀であることに変わりはない。
「白国――――国の名前を冠するということがどういうことか、お前さんも分かるだろう」
店主曰く、国の名前であり殿様の名前でもある「白」、その文字を入れるにはあらゆる条件をクリアする必要がある。普通なら「白」の文字を扱うことすらできないというのに、この刀の銘は白国。それが許されているのは、「白国」という国……この国の建国に携わった刀だからだ。
「そいつは名刀だなんて生易しいものじゃない。あらゆる人間を斬り、所有者の血すら吸った妖刀だ。その妖刀に選ばれた人間の道は、例外なく血にまみれている」
「妖刀……」
一番メジャーな妖刀といえば、徳川三代を斬った妖刀村正だろう。
徳川は村正を忌避し、家にあった村正は全て廃棄されたいう。だが一説には、その類まれなる名刀を徳川だけで所持するための方便であるとも聞いたことがある。
あくまでも噂でしかない。だがそれが真実なのではないかと疑ってしまうほど、俺は妖刀「白国」の輝きに惚れていた。
「選ばれたとは即ち『魅せられた』ことと同意だ。……それを持ってとっとと帰れ」
「え? あの、お代は……?」
「要らん。選ばれるとはそういうことだ。分かったら帰れ。そんなもの、長々と店に置いておきたくもない」
しっし、と手を振って追い出される。
その顔は方便というより、本当にこの刀を忌避しているように見えた。
「……お代、ここに置いておきます」
七ツ胴落を買うような金は当然ない。もちろん店主もそれを理解して金は必要ないと言ったのだろう。それでも礼儀として一貫文の銀を近くのテーブルに置き、俺は店を後にした。
そして早速手に持った白国を帯に差す。
「……うん」
正直に言って、あんまり良くなかった。というのも、俺にとって武士とはやはり大小を佩刀するイメージ。
刀狩りがないのだから当然武士は大小で浪人は一本差しだなんて観念は存在しないが、そんなこの国でも正装は大小の二本差しなのだ。
「……あのー、すみませーん……脇差も売ってもらえませんか……?」
再び店の中に入った俺を見て、店主はあからさまにため息を吐いた。
それから数分後、俺はようやく武士っぽい身なりになって街道を闊歩していた。
戦国時代だとか江戸時代初期のように武士が特権階級だというわけでもないが、やはり殿様に雇われているのだから他の職業よりも身分のようなものは高い。
まあそうは言っても金がなければ団子すら買えないし、殿様御用達の商人(あきんど)に偉そうにできたりもしない。所詮下っ端は下っ端なのだ。
そう、団子すら買えないのである。
「……はあ」
大小の小、つまり脇差を追加で購入したわけだが、その値段は約四貫。若干足りないくらいだったが店主は気前良くまけてくれた。
まあまけてくれたというより、俺の全財産を搾り取ることが目的だったのだろう。何せ妖刀とはいえ七ツ胴落を一貫で売ったのだ。俺もそれを理解していたので、特に抵抗せず全財産を店主に支払ったわけである。
双方納得のうえ交わされた取引。だがそれでも、一ヶ月分の給料をいきなり全て使い切ってしまった身からするとたまったもんじゃない。
故に、俺はある場所を目指して歩いていた。その場所とはもちろんギルドのことである。俺は今からここで何か依頼を受け、金策としなければいけないわけだ。
「おろ? この前の坊ちゃんじゃない。佩刀なんてしちゃってまあまあ!」
「いてっ!」
ギルドに到着するなり俺は、お盆を片手に配膳を終えた撫竹さんに見つかり、したたかに背を叩かれた。
「ちょ、痛いですって、撫竹さん」
「そう? ごっめんねー! あの時は気が付いたらいなくなってたから気になってたのよ? だからまた会えたことが嬉しくって!」
いや、前回は撫竹さんの方がどこかに行ったっきり戻ってこなかったんですけど。という言葉は、「会えて嬉しい」なんて言われては引っ込めざるを得ない。
「そんなことより、私のことはかぐやって呼んでよね! みんなそう呼ぶんだからっ」
「は、はぁ……」
ぐいぐいと来られるタイプは苦手というわけではないが、対応に困る。
「……ん? ほら早く。か・ぐ・や!」
「え!?」
どうやら早速名前を呼んで欲しいらしい。あまり女性の名を呼ぶことに慣れていない身からすると、結構恥ずかしい。お雪さんという例外も存在するが、あの人には苗字がないのか「雪と申します。気軽に雪とお呼びください」と言われたので、他の人に倣ってお雪さんと呼んでいるのだ。
「かぐや……さん」
「うんっ、よろしい!」
せめてもの情けというか敬称付けくらいは許してくれるらしく、かぐやさんは笑顔で頷いた。
「で、二度目の来店ということは、今日は依頼探しに来たわけでしょ? 察しが良くてごめんね! 私的にオススメの依頼はこの辺りかな」
そう捲し立てると「どーん!」と「ろ級」の冊子をカウンターに叩き付けた。
「試し斬りにオススメなのはやっぱり小鬼ね! 何せ斬った感触が人間そのもの。背丈は齢十足らずの子供程度だから、両断できてスッキリすると人気なのよねー」
かぐやさんは変わらず笑顔を浮かべたままそう言った。
妖怪……鬼とはいえ、人の形をした生き物を両断。それが気持ちいいんだと弧を描く唇も。
なんだかんだで人の心を読んだかのように、適切な仕事を割り振る手腕も。
そのどちらもが俺には怖かった。ギルドの看板娘である撫竹かぐや……彼女がただの看板娘じゃないということに、俺は気付いてしまった。
「店を出て、右手に真っ直ぐ行けば東門があるの。その門を出て、道に沿って歩いたら朽ちかけの民家があってね、そこら辺は既に鬼の縄張り。ろ級の常駐依頼は小鬼十頭の討伐だから、右耳を十個単位で持ってきてね!」
簡潔な説明である。小鬼の生息場所、依頼内容、依頼達成に必要な部位。それら全ての情報が揃っていて、後は足を運んで小鬼を殺すだけだ。……その分かりやすさすらも不気味に感じる。
でも、それが普通なのだろう。この世界と日本では、命の価値観が絶望的に違うのだ。
「……っ」
思い出さないようにしていたが、俺はこの世界に来て既に二人殺している。
水に浸けた巻藁の中に細い青竹を入れてやると、その感触は人を斬った時の感触と似ているらしい。そう聞かされながら道場では何度も巻藁を斬った。
だが実際のところ、そんな抵抗すらなかった。
もちろん俺が斬ったのは太ももと喉仏。袈裟斬りで胴を両断したわけでもないのだから、その感触が軽いのは当然だろう。
だが実感すらない一撃で人を殺した。
「どうしたの? 坊ちゃん。小鬼はまだ早かった?」
かぐやさんが黙り込んだ俺の顔を覗き込んで言う。その顔は俺を心配しているようだった。
「…………いえ、今日は晩御飯が鰹の初物なので、間に合うかなと思案していました」
無理やり笑みを浮かべて俺は冗談を飛ばした。
流石のかぐやさんも意表を突かれたのか、ぽかんと間抜け顔を晒している。
「な――――ふ、ふふっ、あははは! 驚いた! てっきり初めての殺しにビビってるかと思ったのに!」
まったくその通りであったが、俺はなんとか顔が引き攣ったりしないように耐えた。
「そっかぁ……童貞 じゃないなら、何か言う方が野暮ってもんだね。……うん、ごめんごめん!」
いきなりの童貞という言葉に驚くが、要するに彼女は俺を「生き物を殺したことがある人間」であると言いたいのだろう。
それにどうせこの喧騒じゃ何も聞こえない。俺は開き直ることにした。
「あはは、まあそういうわけで……今から行って、間に合います?」
「うーん……知ってると思うけど、夜は妖怪が活発になる時間だから亥の刻……夜四ツには門が閉められるのよ。時間的に余裕がないわけじゃないけど、不慮の事故に巻き込まれないとも限らないから私はオススメしないわ! そんなことより初鰹の方が、だんっっっぜん! 大事ね! 今日は早く帰った方がいいわよ!」
むしろ早く帰りな! といった勢いに圧倒される。
江戸の人たちの初物好きは有名だが、この国も例外ではないらしい。それは初鰹が五千文で取引されていることから分かっていたのだが、改めて実感した。
「それじゃあ、忠告に従って今日は帰ります。次は小鬼の耳を持ってきますから」
「じゃあね。楽しみにしているわ、坊ちゃん」
変わらず笑顔を浮かべて手を振るかぐやさんに見送られ、俺は屋敷に戻った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる