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第1話 ボスの告白
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「私を誰だと思ってるのよ!!離しなさい!!」
「へっへっへ、お嬢さん。そんなに喚いても、外には何一つ聞こえませんぜ。」
「残念ながら、あんたの親父さんはあんたを借金の形にして逃げちまったんだ。」
1人の少女が2人の黒服の男達に捕まっている。
少女は懸命に叫ぶが、その声はただただ廊下にこだまするばかりだ。
「お父様がそんなことするはずない!!きっと、きっと今に助けが来るわ!!」
少女が一際大きな声で叫ぶと、黒服達は大笑いをした。
「そりゃいいね、お嬢さん。でもね、あんまり期待しない方がいいですぜ。なんせ、これからお嬢さんは死ぬより怖い目に遭うかもしれないんだからなぁ。」
黒服の1人はニヤニヤと下卑た笑いを浮かべる。
もう1人の黒服が続けて言う。
「これからお嬢さんの身柄をうちのボスに渡すんだがね。うちのボスは容姿端麗、頭脳明晰だが、ちょーっとだけイカれたところがあってね。あの人は、あんたみたいな綺麗な女の子にあんなことやこんなことをした後、そいつの体を一つ残らず食っちまうんだ。」
「後になって、ボスの部屋に残るのは大量の血痕だけって話らしいぜ。」
少女は、恐ろしさのあまり声を失っていた。
そうこうしているうちに、1つの部屋の前にたどり着く。頑丈な鉄のドア、あたりは薄暗く、まさに処刑場といった出立ちだった。
「ボス、連れてきましたぜ。」
「入れ。」
部屋の奥から声がした。
「いや!いやよ!離して!!」
少女は懸命に叫び、逃げようとするが、もはやどうすることもできない。
そのまま黒服に連れて行かれ、ついに少女はボスと対面することになった。
「それでは、ボス。我々はこの辺で。」
「よくやってくれた。あとは、ゆっくり休んでくれ。」
黒服達は、ゆっくりと闇に消えていった。
残された少女は、ただ泣き叫ぶしかなかった。
その数秒後、ボスと呼ばれる人物は立ち上がり、少女に近づいていった。
「いやよ!やめて!殺さないで!!お願い!!」
少女は懸命に叫ぶ。
すると、ボスはちょっとだけ苦しそうな表情を見せた後、するりと少女の横を通り、ドアまで歩いた。
ドアを何度も開け閉めし、外を執拗に確認した後、彼はまた来た道を戻り、自分の席についた。
自分の席についたかと思うと、彼は部屋のモニターの電源つけた、数十個の監視カメラの映像が映る。
少女は、少し違和感を感じた。その監視カメラの映像に映っていたもののほとんどが、自分が黒服達に連れてこられた道であったからだ。
つまり、この大量の監視カメラは、この部屋の周りにのみ仕掛けられている。
少女にとって、この事実は絶望的でもあった。
そこまで、厳重にしなければならないようなことを、この男は私に行うのだ。
何をされるのだろうか。最低限、XXXはされるだろう。もしかしたら、私を素体として、至極残酷な方法で悪魔を召喚するのかもしれない。
そんな想像が少女の頭を駆け巡り、いてもたってもいられなくなった少女は、さらに大きな声で泣き叫ぶ。
「もうやめて!!お願いよ!!私が一体何をしたっていうのよ!!!」
その叫び声を聞いて、ボスの表情が少し陰る。
ボスはついに重たい口を開いた。
「ちょっと待ってくれ。君は、少し勘違いをしているんだ。」
「......はぁ?」
少女は唖然とした。
勘違いとは一体なんの事だ?この人は何が言いたいんだ?私はどうなってしまうんだ?
少女の頭の中にたくさんの疑問符が現れる。
混乱している最中、ボスはまた喋り出した。
「君は、あの黒服の2人に、俺が君を食べるだなんだと言ったと思う。でもね、あれは嘘なんだよ。」
少女の中で、その言葉を咀嚼する。
一瞬、希望が芽生えそうになったが、ふと我に帰る。
そんなに上手い話があるだろうか?いや、そんなことありえない。
きっとこの男は、私に一瞬だけ希望を見せた後に、惨殺してあれやこれやをするつもりだろう。
最後に私は一片も残らず食べられてしまうのだ。
少女は、さらに恐怖に怯え、泣き叫んだ後、腹の中の物を全て嘔吐した。
「あちゃー...。」
ボスは力なく言った後、部屋の奥からバケツを持ってきて、掃除を始めた。
「あぁ、気にしないでね。君みたいな子は結構いるんだよ。だから、掃除とかも慣れてんの。」
その後、少女はソファに腰掛け、静かに温かいお茶を飲んでいた。
ボスも向かい側でお茶を飲んでいる。
意を決したように、少女は切り出した。
「それで、私をどうするつもりなんですか?」
「うーん、別にどうもしないよ。」
少女は、立ち上がって叫んだ。
「嘘だ!どうせそう言って私に!私のXXXに!XXXをXXXして!最後に食べるんでしょ!!!このXXXXXX!!!」
「女の子がそんな言葉遣いして~。君の方が悪の組織の才能があるんじゃないかな。」
ボスは苦々しい顔で、お茶をすすった。
少女は捲し立てる。
「早く殺すなら殺しなさいよ!それとも、本当に私を殺さないのなら!その証拠を見せてみなさいよ!」
証拠ねぇ...とボスは呟く。
今度はボスが意を決した表情になる。
「証拠と言ってもこんな事しかないんだけど...」
ボスが前置きを話す。静かな空間が何秒間か続き、少女はごくりと唾を飲み込んだ。
ボスが口を開く。
「僕はね、ドMなんだ。」
「へっへっへ、お嬢さん。そんなに喚いても、外には何一つ聞こえませんぜ。」
「残念ながら、あんたの親父さんはあんたを借金の形にして逃げちまったんだ。」
1人の少女が2人の黒服の男達に捕まっている。
少女は懸命に叫ぶが、その声はただただ廊下にこだまするばかりだ。
「お父様がそんなことするはずない!!きっと、きっと今に助けが来るわ!!」
少女が一際大きな声で叫ぶと、黒服達は大笑いをした。
「そりゃいいね、お嬢さん。でもね、あんまり期待しない方がいいですぜ。なんせ、これからお嬢さんは死ぬより怖い目に遭うかもしれないんだからなぁ。」
黒服の1人はニヤニヤと下卑た笑いを浮かべる。
もう1人の黒服が続けて言う。
「これからお嬢さんの身柄をうちのボスに渡すんだがね。うちのボスは容姿端麗、頭脳明晰だが、ちょーっとだけイカれたところがあってね。あの人は、あんたみたいな綺麗な女の子にあんなことやこんなことをした後、そいつの体を一つ残らず食っちまうんだ。」
「後になって、ボスの部屋に残るのは大量の血痕だけって話らしいぜ。」
少女は、恐ろしさのあまり声を失っていた。
そうこうしているうちに、1つの部屋の前にたどり着く。頑丈な鉄のドア、あたりは薄暗く、まさに処刑場といった出立ちだった。
「ボス、連れてきましたぜ。」
「入れ。」
部屋の奥から声がした。
「いや!いやよ!離して!!」
少女は懸命に叫び、逃げようとするが、もはやどうすることもできない。
そのまま黒服に連れて行かれ、ついに少女はボスと対面することになった。
「それでは、ボス。我々はこの辺で。」
「よくやってくれた。あとは、ゆっくり休んでくれ。」
黒服達は、ゆっくりと闇に消えていった。
残された少女は、ただ泣き叫ぶしかなかった。
その数秒後、ボスと呼ばれる人物は立ち上がり、少女に近づいていった。
「いやよ!やめて!殺さないで!!お願い!!」
少女は懸命に叫ぶ。
すると、ボスはちょっとだけ苦しそうな表情を見せた後、するりと少女の横を通り、ドアまで歩いた。
ドアを何度も開け閉めし、外を執拗に確認した後、彼はまた来た道を戻り、自分の席についた。
自分の席についたかと思うと、彼は部屋のモニターの電源つけた、数十個の監視カメラの映像が映る。
少女は、少し違和感を感じた。その監視カメラの映像に映っていたもののほとんどが、自分が黒服達に連れてこられた道であったからだ。
つまり、この大量の監視カメラは、この部屋の周りにのみ仕掛けられている。
少女にとって、この事実は絶望的でもあった。
そこまで、厳重にしなければならないようなことを、この男は私に行うのだ。
何をされるのだろうか。最低限、XXXはされるだろう。もしかしたら、私を素体として、至極残酷な方法で悪魔を召喚するのかもしれない。
そんな想像が少女の頭を駆け巡り、いてもたってもいられなくなった少女は、さらに大きな声で泣き叫ぶ。
「もうやめて!!お願いよ!!私が一体何をしたっていうのよ!!!」
その叫び声を聞いて、ボスの表情が少し陰る。
ボスはついに重たい口を開いた。
「ちょっと待ってくれ。君は、少し勘違いをしているんだ。」
「......はぁ?」
少女は唖然とした。
勘違いとは一体なんの事だ?この人は何が言いたいんだ?私はどうなってしまうんだ?
少女の頭の中にたくさんの疑問符が現れる。
混乱している最中、ボスはまた喋り出した。
「君は、あの黒服の2人に、俺が君を食べるだなんだと言ったと思う。でもね、あれは嘘なんだよ。」
少女の中で、その言葉を咀嚼する。
一瞬、希望が芽生えそうになったが、ふと我に帰る。
そんなに上手い話があるだろうか?いや、そんなことありえない。
きっとこの男は、私に一瞬だけ希望を見せた後に、惨殺してあれやこれやをするつもりだろう。
最後に私は一片も残らず食べられてしまうのだ。
少女は、さらに恐怖に怯え、泣き叫んだ後、腹の中の物を全て嘔吐した。
「あちゃー...。」
ボスは力なく言った後、部屋の奥からバケツを持ってきて、掃除を始めた。
「あぁ、気にしないでね。君みたいな子は結構いるんだよ。だから、掃除とかも慣れてんの。」
その後、少女はソファに腰掛け、静かに温かいお茶を飲んでいた。
ボスも向かい側でお茶を飲んでいる。
意を決したように、少女は切り出した。
「それで、私をどうするつもりなんですか?」
「うーん、別にどうもしないよ。」
少女は、立ち上がって叫んだ。
「嘘だ!どうせそう言って私に!私のXXXに!XXXをXXXして!最後に食べるんでしょ!!!このXXXXXX!!!」
「女の子がそんな言葉遣いして~。君の方が悪の組織の才能があるんじゃないかな。」
ボスは苦々しい顔で、お茶をすすった。
少女は捲し立てる。
「早く殺すなら殺しなさいよ!それとも、本当に私を殺さないのなら!その証拠を見せてみなさいよ!」
証拠ねぇ...とボスは呟く。
今度はボスが意を決した表情になる。
「証拠と言ってもこんな事しかないんだけど...」
ボスが前置きを話す。静かな空間が何秒間か続き、少女はごくりと唾を飲み込んだ。
ボスが口を開く。
「僕はね、ドMなんだ。」
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