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第30話 やらかし魔法少女
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人質の幼馴染と部下が仲良くなり、幼馴染の命が救われたと安心しているボス。
そんなボスの元に、急いだ様子のアイズと宇宙人がやってきた。
「ボス大変ですよ!」
アイズが捲し立てる。
「彼女らはすごいねー。」
宇宙人は、危機を楽しむように笑いながら話す。
「彼女らっていうと、またあいつらがきたのか...。」
ボスは、頭を抱える。人質とくれば、彼女達が黙っていないのはわかっているはずだった。
それでも、ボスは目を背けていたが、来てしまったものはしょうがなく、対処するために考えをまとめ始めていた。
ボスは、ふと気づく。いつもなら自分のいる部屋に直で来るはずの彼女らはなぜこの場所にいない?
そして、アイズと宇宙人が、この部屋に来たのはなぜだ?
ボスの頬に一筋の汗が伝う。
何か嫌な予感がする。
「アイズ、奴らはどこから来た?」
それが...。と一瞬言い淀み、アイズは次の言葉を話す。
「見てもらった方が早いので、ついてきてもらってもいいですか?」
ボス、部下、アイズ、宇宙人、ついでに人質の幼馴染は暗い廊下を歩く。
廊下の少しだけ先、目的地である洗濯室からは不気味な音が聞こえる。
アイズはどこか申し訳なさそうな声で、ボスに伝える。
「あの人達、どうやらボスの部屋と間違えちゃったみたいで...。」
ボスが恐る恐る洗濯室のドアを開けると、そこには申し訳なさそうにうな垂れる3人の魔法少女と何台かの壊れた洗濯機、そして散乱する衣服と水たまりが。
赤の魔法少女とボスの目が合う。
ここで軽快なBGMが流れる。
「悪を撃ち抜く魔法少女!マジカル・エイム!」
赤い魔法少女が、高らかに宣言する。
「ちらりと見えるは正義の弾丸!マジカル・ピーク!」
緑の魔法少女も、高らかに宣言する。
「正義を覗く時、悪もまた正義に覗かれている!マジカル・サイト!」
青の魔法少女も、もちろん高らかに宣言した。
皆一様に宣言を終えた後は、またしゅんとなった。
「おい、これはどういう事だ?」
ボスは赤の魔法少女に尋ねる。
ごめんなさい...。魔法少女達は素直に謝罪する。
うーん、とボスは腕組みをする。不可思議な雰囲気が漂う中、青の魔法少女が口を出す。
「あの、これに関しては我々が弁償しますから...。」
徐々に音量が小さくなっていく青の魔法少女。
「いや、まぁ別にいいんだけどさ。」
ボスはこんこんと話す。
「というかお前ら、いっつも俺の部屋の窓ガラスぶち破って入ってくるよな?あれも見て見ぬ振りしてたけど、どういう気持ちで破ってたの?」
さらにしゅんとなる魔法少女達。そういえばの事実ほどしゅんとなる物はない。
「まぁ、とにかく怪我もなかったみたいだし、そんなに洗濯室も壊れてないし、大丈夫だよ。」
ボスは赤の魔法少女の肩をポンと叩く。
「あの、ありがと....ございます...。」
赤の魔法少女はおずおずとお礼を言う。
年端のいかぬ少女にちょっと説教をしてしまった後ろめたさも感じながら、ボスはおう。と言った。
「それで....気を取り直してもいいかしら....?」
赤の魔法少女は、上目遣いでボスに尋ねる。
ボスは笑って少しため息をつきながら、いいよ。と言った。
そんなボスの元に、急いだ様子のアイズと宇宙人がやってきた。
「ボス大変ですよ!」
アイズが捲し立てる。
「彼女らはすごいねー。」
宇宙人は、危機を楽しむように笑いながら話す。
「彼女らっていうと、またあいつらがきたのか...。」
ボスは、頭を抱える。人質とくれば、彼女達が黙っていないのはわかっているはずだった。
それでも、ボスは目を背けていたが、来てしまったものはしょうがなく、対処するために考えをまとめ始めていた。
ボスは、ふと気づく。いつもなら自分のいる部屋に直で来るはずの彼女らはなぜこの場所にいない?
そして、アイズと宇宙人が、この部屋に来たのはなぜだ?
ボスの頬に一筋の汗が伝う。
何か嫌な予感がする。
「アイズ、奴らはどこから来た?」
それが...。と一瞬言い淀み、アイズは次の言葉を話す。
「見てもらった方が早いので、ついてきてもらってもいいですか?」
ボス、部下、アイズ、宇宙人、ついでに人質の幼馴染は暗い廊下を歩く。
廊下の少しだけ先、目的地である洗濯室からは不気味な音が聞こえる。
アイズはどこか申し訳なさそうな声で、ボスに伝える。
「あの人達、どうやらボスの部屋と間違えちゃったみたいで...。」
ボスが恐る恐る洗濯室のドアを開けると、そこには申し訳なさそうにうな垂れる3人の魔法少女と何台かの壊れた洗濯機、そして散乱する衣服と水たまりが。
赤の魔法少女とボスの目が合う。
ここで軽快なBGMが流れる。
「悪を撃ち抜く魔法少女!マジカル・エイム!」
赤い魔法少女が、高らかに宣言する。
「ちらりと見えるは正義の弾丸!マジカル・ピーク!」
緑の魔法少女も、高らかに宣言する。
「正義を覗く時、悪もまた正義に覗かれている!マジカル・サイト!」
青の魔法少女も、もちろん高らかに宣言した。
皆一様に宣言を終えた後は、またしゅんとなった。
「おい、これはどういう事だ?」
ボスは赤の魔法少女に尋ねる。
ごめんなさい...。魔法少女達は素直に謝罪する。
うーん、とボスは腕組みをする。不可思議な雰囲気が漂う中、青の魔法少女が口を出す。
「あの、これに関しては我々が弁償しますから...。」
徐々に音量が小さくなっていく青の魔法少女。
「いや、まぁ別にいいんだけどさ。」
ボスはこんこんと話す。
「というかお前ら、いっつも俺の部屋の窓ガラスぶち破って入ってくるよな?あれも見て見ぬ振りしてたけど、どういう気持ちで破ってたの?」
さらにしゅんとなる魔法少女達。そういえばの事実ほどしゅんとなる物はない。
「まぁ、とにかく怪我もなかったみたいだし、そんなに洗濯室も壊れてないし、大丈夫だよ。」
ボスは赤の魔法少女の肩をポンと叩く。
「あの、ありがと....ございます...。」
赤の魔法少女はおずおずとお礼を言う。
年端のいかぬ少女にちょっと説教をしてしまった後ろめたさも感じながら、ボスはおう。と言った。
「それで....気を取り直してもいいかしら....?」
赤の魔法少女は、上目遣いでボスに尋ねる。
ボスは笑って少しため息をつきながら、いいよ。と言った。
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