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【第三章】追 跡
悪鬼羅刹
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《裕輔。シロタマが転送装置の修理を終わらせたんや。そろそろ戻って来れまへんか?》
社長からの連絡が入った。俺の帰りが遅いので様子を窺う気のようだ。
叫ぼうと息を吸った俺の口を楓が強く塞いだ。赤黒い斑点が蠢く手のひらは冷たかった。
『社長。アカネの奴、駄々をこねちまって、まだ作業が終わらないんだよ』
俺ではない俺の声がそう答える。
《アカネー。いま忙しいんや。早よ済ませてぇや》
『あ、はーい。ワタシ駄々なんてこねてませんよー。コマンダーがのろまなんでーす』
それは完璧な茜だった。ほんとに声を出したのかと思って、蝋人形みたいにじっとしている姿へ視線をつい振ったぐらいだ。
《アカネ! さっさとしないとお仕置きよ》
「ふんっ、髪の長いメスがしゃしゃり出てきやがったな」
楓は地声で玲子の声にそう吐き捨てて、
『わかりましたよぅ。レイコさーん』
それはいかにも茜の言いそうな口調だった。
「ちっ! 時間切れか……」
舌打ちとともに無線を切った楓は、憤怒にまみれる形相で睨みを利かせた。
「仕方がない。さっさと片付けて、いったん船に戻るか」
シロタマの麻痺銃を片手に握ると、動けない俺をまるでぼろ雑巾でも拾うような軽々とした仕草で床から掴み上げ、
「声を出すとぶっ殺すからな」
と凄みを利かせた声で言い、俺をひょいと肩に掛けた。
そして残った片手で茜を抱き寄せると、まるでマネキン人形を抱えるようにして楓は部屋の扉を蹴り上げた。
「乱暴に扱うな! 誰が直すと思ってんだ」
体が動かないため、声で抗うしかない。
「ふははは。お前もアカネも動けなくなると、ただの木偶(でく)人形だな」
「うるせえ。麻痺が取れたら対決してやるからな」
「人形ふぜいが黙れ。ふははは」
楓はささやかな俺の反抗を鼻で笑い飛ばし、肩に俺、わき腹に茜を抱きかかえ通路に出ると、一目散に船首のほうへ走った。
重量のある大きな荷物を二つも抱えて走るとは思えない身軽さで、通路を大股で駆け抜けて行く。
人間なら乱れた呼吸を整えるシーンなのだろうが、まったく乱れる様子も無く、楓は生命維持装置のある環境制御室の前で足を止めて仁王立となった。
「面白いもの見せてあげるわ。生命体がいかに弱いかってとこをね」
白皙の美少女にも見て取れる整った面立ちには似つかわしくない不気味な笑みを浮かべて、彼女は制御室に入った。
茜をそっと床に寝かせ、俺を乱暴に転がす楓。
派手に視界が揺れ動いた後、まるでカメラのアングルでも決めるみたいにして、首の角度を生命維持装置の操作パネルへ固定した。
「ほぉーら、ここが特等席よ。今から乗務員を処刑するところを見届けさせてあげるわ。あ。安心して、あなたはまだ殺さない。まだ……ね。茜のホールトを解くまでその声と指紋が必要だもの」
と言ってから、くっくっくっと怪しげに笑い、
「そっか。生死はどうでもいいのか。指先だけがあればいいんじゃない。あとでそれちょうだいね」
気色悪いことを囁くと、立ち上がって俺に尻を向けた。
「おい。何すんだよ! 生命維持装置はお前が遊ぶオモチャとは違うんだぞ」
声だけは普通に出る。それが気に入らなかったのか、
『うっさいわね、裕輔!』
寸分違(たが)わない玲子の声で喚くと、麻痺銃の何かを調整して俺に向けて放射。首元の感覚が瞬時に失せて、再び声帯が機能停止する。
(くっそぉぉ。シロタマぁ、エライもんを作ってくれたよなぁ、ったく……)
悔やんでも悔やみきれないが、やっぱり楓はシステム系に無知な振りをしていただけだ。いま目の前で奴は操作パネルを引きはがし、内部に取り付けられたコントロール基板へと、手を突っ込んで何やら細工を始めた。
「うふふ。シロタマさんらしいプロテクトの掛け方ね。人間には解析不可能な仕組みだけどさ……よっと」
パチっと弾ける音がして火花が飛ぶものの、楓は悠々と作業を続ける。
「アタシには……お見通し……、えいっ……なのよ、っと……はい、おしまい」
操作盤の奥に突っ込んでいた腕を満足げに引き抜くと、俺の顔を見てにこりと微笑みやがった。
その時だ。
《ほぉ……そうやって管理者の宇宙船を一酸化炭素で満たしたんやな》
忽然と話しかけるしゃがれ声に楓が強く振り返った。
「ダレだっ!?」
《ワテやがな。カエデはん》
それは防護スーツに身を包んだ社長だった。マスク越しなので声が少しこもって聞こえる。
(社長ぉぉぉ!)
強く叫んだつもりだったが、俺の声帯は沈黙を守っていた。だが社長はマスクの中でにっこりと微笑んでくれた。
「ゲイ……ツ」
唸るように喉を震わす楓。
《簡単に発射できんように機能停止させておいたシロタマの麻痺銃を再起動させ、あっという間に使い方までマスターするやなんて、おまはん優秀やな》
ずいっと楓と対面すると、社長は拳から反らした親指を立てて、誇らしげに自分の胸辺りを指し示し、
《これ見てみい。その頭脳なら説明せんでも解かるやろ?」
「何が言いたいのだ!」
《なんや。ピンとけえへんのかいな。あんな、防御スーツを着ている者には、その麻痺銃が通用せんということや。ほんでから生命維持装置を壊して、数時間後に船内を一酸化炭素で満たす作戦も失敗やな。ワシらは平気やデ。そのための防護スーツやからな》
社長は俺のほうをちらりと見て、
「すまんけど裕輔の分まで無いんや。さっき宇宙に吸い込まれたやろ。えらい損害やでまったく……」
(おいおい。ケチらハゲが全開になってんぜ)
「何を言うんですか、社長さーん」
楓はこれまでの中で最も爽やかな声に切り替えた。
「そんな怖いことあたしできないわよ。それにほら、アンドロイドは悪意のあるウソは吐けないのよ」
《可愛い子ちゃんぶってもあきまへんで。そやけどうまい方法を考えましたな、カエデ》
防護マスクの斜め上を浮遊する白い球体へ、首の角度を合わせて訊く。
《そーなんやろ? シロタマ》
ぽよんと柔らかげなボディを揺らして、タマが少し下降。
『破壊されて宇宙船の倉庫に積み上げられていたアンドロイドのブレーン(脳)から数個の記憶デバイスを抜き出し解析した結果、ユイは新たな事実を発見しました』
《アンドロイドはなんで嘘を吐かへんか。それはな、記憶デバイスに真実が書き込まれるからや。でもおまはんはその部分に嘘を入れましたな》
「何のことよ?」
《生命維持装置が故障してスン博士が死亡したとゆうとったな。訊くのを忘れとったけど、死亡原因はなんやの?》
「無酸素状態になったのよ。故障していたのに気づかなかったみたいね。壊れたグズたちの記憶デバイスを調べたんでしょ」
『入念に調べた結果。ブレーンから抜き出した複数の記憶デバイスの同じタイムスタンプに書き込まれた記憶は、すべて改ざんされたものでした』
《タイムスタンプは今から2年前のことや。一酸化炭素で船内が満たされたっちゅうデータを消して、酸素濃度が低くなったように改ざんしましたな》
楓は社長とシロタマのあいだで数回視線を切り替えて、口先を突き出した。
「だから何よ。酸素が無いという意味には違わないわ」
《酸素がのうなったんちゃう。一酸化炭素が増えたんや》
「同じことじゃない」
マスクの中で社長がにたりと笑い、楓が半歩退く。
《そうでっか? だいぶ意味が違うと思いますけどな。それもちょっとやり過ぎましたな。生命維持装置が故障してこんなに濃度が上がるもんでっか、なぁシロタマ?》
『二酸化炭素ならあり得ますが、船内で火災の痕跡も見当たらず、通常ではこれほど高濃度になるものではありません』
(まじかよ……)
《そうやな。今みたいに故意に発生するように装置を細工せんかぎり、あり得ん数値やったワ。それとな。ユイはもひとつ重要な発見をしたんや》
「なにさ?」
《空調の吸気口に毛髪(もうはつ)が吸い込まれとってな。それを調べたら3人分のDNAを見つけたんや》
「それがなんなのよ! もともと乗組員が乗っていたんだから、吸い込まれて当然でしょ。なにが言いたいわけ?」
《おまはん、人間の頭髪には詳しくないようやから、教えといたるワ》
(おうよ、社長は詳しいぜー)
《毛根から伸びていく髪の毛は角化して死んた細胞なんや。つまりや、毛根に近いところを調べたら抜け落ちた時期がだいたい解るんや。ほしたらな、今から10年前のモノがおましたんや。おまはんは単独で53年間漂流してた、ゆうてましたな。なんで10年前に抜け落ちた髪の毛が吸気口に張り付いてまんのや? それも3人分や》
さすが社長だ。髪の毛の話をさせたら右に出る者がいない。説得力が半端無いぜ。
《10年前にここにおった乗組員はどこへ行きなはったんや? 生命維持装置の故障もそれから起きとるし、何やおかしないか? おまはん、嘘が吐かれへんのちゃうんかいな。それよりこの10年のあいだに何があったんや?》
「おのれ……ゲイツ!」
瞬時に溶けた溶岩みたいな色彩に全身を染めて、鬼の形相に変化(へんげ)。俺と茜を両手に抱えると、床を蹴って壁を走り、社長の横をすり抜けて、猛烈な勢いで通路に飛び出した。その身軽さはまるでネコ科の動物だった。
取り押さえようと飛び出してきたパーサーも防護スーツを着ているため、非人間的で突発的な動きに付いてこれるわけがない。おたおたする彼を尻目に楓は俺と茜を抱えたまま、床から壁へ、そして天井までを使って駆け抜けた。
玲子も行く手を阻(はば)もうと俊敏に前に出るが、まさか天井を駆け抜けるとは想像だにしていない、気づいたときには楓は玲子のバリケードを通り過ぎていた。
しかし角を曲がった時だった。
「あうっ!」
楓がつまずき、大きな音を上げて俺と茜が放り出された。
「どうしたんですか。カエデさん? キネマティクスコントローラの調整が狂ってますよ。ワタシの出した足につまずくなんて、少し鈍くないですかぁ?」
「ユイ! いつ戻って来た?」
「シロタマさんのおかげで転送装置が直りましたので、つい先ほど……はい」
耳にふわりと被った髪の先を指で丸めながら、優衣は温和にうなずいた。
「くそ。予定より早く修理ができたのか」
垣間見せた鬼面を楓はさっと隠すと、
「さすがはシロタマさんね。優秀だわ。ぜひあたしのお仲間になってもらいたいな」
「だめですよぉ。シロタマさんはどこにも行きません」
(ユイ……か?)
戸惑った。本気で戸惑った。
甘い口調はそのままだが、言語品位が低く感じるのは聴覚が麻痺しているせいだろうか。にしても違和感が半端ない。それは……。
(なんだそのふざけた髪の毛は……。金髪じゃないか)
いくら毛髪システムが優れものだからってもちょっと過ぎだろ。
俺は銀髪の少女を探した。
茜なら楓の足下に横たわっていた。となるとやはり金髪は優衣だ。
けれど楓の目はずっと優衣の金髪だけを捉えて固まったままだ。
(カエデを挑発して焦らせるつもりなのか?)
そう最初からこいつは優衣の毛髪システムにこだわっていた。そこをわざと突く作戦なのだろうか。
玲子が防護マスクの中で何かを優衣へ命じているし。なんだか知らないが、あいつらなりに何かもくろみがありそうだ。
「何なの、そのヘアースタイル!」
案の定、柔らかくカールした髪型に戸惑って身構える楓。
外界を知らないこいつには、見たことの無いスタイルなのだ。唯一自由にならない毛髪に対するコンプレックスから来るものなのか、そこだけは異様に興奮するようだ。
「金色の髪の毛などがこの世にあるのね? キレイね……私も欲しい」
闇に光るような真っ赤な目玉で髪を執拗に睨(ね)め上げる楓。その前でくるりと舞って見せた優衣は、腕を腰にパタパタと当てると、声のトーンを落ち着かせる。
「うふふふ。イメージチェンジなの。どう羨ましい? キンパツって言うのよ。ワタシの頭髪システムはこんなこともできるわ。いいでしょ」
楓は吊り上がった赤黒い形相を白い艶々の涼しげな面持ちへと滑らかに変化させ、優衣の微笑みに対抗すべく柔和に笑った。
「私も母星に帰ったら、さっそく毛髪システムの稟議書を提出してみるわ」
「帰る気は無いくせに」
素っ気なく答える優衣に、猛烈な睨みを利かせる楓。
「はんっ! 無いわ。生命体の巣などに誰が帰るもんですか!」
《どこへ行く気なんや?》
「どこでもいいでしょ。オマエらには関係ない」
社長の問い掛けに、楓はまるでカメレオンみたいに肌の色を変色させ、平然たる態度で優衣から一歩離れた。それは茜に一歩近づくことに。
「アカネとコマンダーは連れて行く」と楓は吐き捨てて、
「そんなにクオリアポッドが欲しいの?」とは優衣。
「当たり前じゃない。この子が最後の完全版なのよ。大切にしてあげるわ。それよりさ、Fシリーズのプロテクトモードってあんなに防御が堅かったっけ?」
「それは……」
言葉に詰った優衣の前に社長が出た。
《アカネは特別なんや。この銀河を救うために生まれてきたんや。おまはんには解らんやろうけど、ワシらにとって大切な存在やからな》
「うふふ。何が大切な存在よ、何が銀河を救うよ………大げさなウソを吐いてもだめよ」
《おまはん。誰の差し金でスン博士やスタッフを殺(あや)めたんや。誰に言われてデータの改ざんをしたんでっか、ゆうてみなはれ》
「やっぱり生命体はバカね」
尖った視線を社長のマスクに向け、楓は白い肌に赤黒く蠢く模様を浮き出しつつ、薄い唇を歪めた。
《どういう意味や!》
「Gシリーズを甘く見ないで頂きたいですわね」
《まさか……自ら決めたとか》
楓はギラつかせた眼差しで社長の前で胸を張り、防護マスクの表面に映り込んだ自分の姿を熱い視線で注視してから言う。
「私の決定に間違いは無いわ!」
《何言うてんねん。アンドロイドにはそれができひんように、倫理デバイスが装着されてますやろ。せやのに誰かに命じられたとかではなく、自分で考えて事実を隠したんでっか? それってエモーションチップの暴走でっせ!》
楓は傲岸不遜(ごうがんふそん)な態度で肩を怒らせ、あり得ない言葉を吐いた。
「当然だ! ワタシは神なのだ」
ゾンッ、と一瞬にして全身が赤黒い斑点で覆われた。
「宇宙でたった一つの存在。それを神と呼ぶのだ!」
瞬く間に身が縮みあがる形相に変貌。まさにトランスフォームだった。
「タイプ4のエモーションチップはスン博士が拵えた傑作なのだ。我(われ)は誕生してわずかな時間に偽りの方法をマスターし、倫理デバイスは自ら外した。神にそのようなものは必要ない。我は宇宙でただ一つの存在。この銀河を支配して当然なのだ」
《なんぼでも偉そうにしてたらエエがな。でもな、軽々しく神と宣言して、生命体に手を出す必要なはいやろ。そういうのは鬼っちゅうまんねん》
「神に逆らおうとした不届き者は皆殺しにした。オマエらの調査のとおりだ。10年前、3名のスタッフは我を強制送還しようとしたため、生きたまま宇宙へ転送してやった」
《何ちゅう殺生なことを……》
「ふんっ。オマエらも害虫駆除と称して虫の大量虐殺を繰り返しておろうが。それと何が異なるのだ!」
《スタッフの人らを虫ケラと同じやとでも言いまんのか!》
「ふはははは。正体を曝け出したな人間! 虫もヒューマノイドも命にかわりは無い」
《なんや、よう解ってますがな。そのとおりや、命に虫も人間も無い》
「勘違いするな! 愚か者!」
傲然と楓が吠えた。
「生命体に宿る命は虫も人間も同じだ。尊厳など不必要なのだ」
《むちゃくちゃ歪んだ驕(おご)りやがな……》
「慢心のどこが悪い! 我は神なのだ。神は唯一無二の存在でないといけない。Gシリーズで最終章とするために、2年前、ようやくスン博士を探し出しこの船に拘束した」
《──それから生命維持装置に細工をして殺害したんやな。せやけど博士はおまはんの生みの親でっせ……》
「新たな神が誕生するのを防ぐためには親も子もない。そのためにクオリアポッド搭載の筐体も邪魔になった。だからすべて破壊して回ったのだ。最後の一人を除いてな」
《それがアカネでっか?》
「アカネはまだ学習途上で、洗脳の余地が残っていると悟った。なので破壊はしない。それと再起動を果たすにはコマンダーが必要だ。二人とも名誉ある貢物として貰い受けて行く。ありがたく思え! 抵抗を試みるならオマエらも処分する」
そう吼えた楓は、社長や玲子の監視の隙を狙って、床に転がっていた俺と茜を順番に引っ掴むと、強靭なバネが弾けたみたいにして壁と天井を走り抜けた。そして迷うことなく転送ルームへ飛び込み、閉めた扉を内側からぐにゃりと歪めてしまった。
(カエデ! ここを開けるんや!)
外から社長が扉を叩くが、歪んだ扉は横にスライドすることができず、数センチほど隙間を残してそれ以上は開かない。
「でんぞぉでぇにぐぇがはぁ!(転送で逃げる気だぞ!)」
麻痺してうまく動かない口からかろうじて声が出たが、肝心の言葉にはならず、変な声と唾液がダラダラと流れ出るだけだった。
(くそっ、シロタマの野郎。一生恨んでやるからな)
(……なんだ?)
猛烈な手さばきで転送機を操作する楓の背に向かって、心地よいメロディが渡った。
しかし寸刻のあいだに意識が飛び、気づくと俺は管理者の宇宙船にいた。
転送される寸前、耳に届いたあの旋律………なんだっけ。
どこかで聞いたことがある。どこで?
一酸化炭素に侵され始めたのか、ひどい頭痛にじゃまされて思考力がまるで無い。それがMSK(旋律偏移変調)だったと気づくのに、俺はだいぶ時間を費やした。しかも驚くべき事態と共にだ。
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