私の癒しの力は弱い【短編集】

巫羅

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ストーリー本編

はじめましてと当主の会話

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わたしは、きょうはじめてこんやくしゃのひとにあいます。

そのこんやくしゃのひととしょーらいけっこんするみたいです。

おとーさまとおかーさまみたいになかよしになれるようなひとがいいなぁ。

「はじめまして、オルディンです。よろしくね」
「はじめまして、エリー…あ、エリスです。よろしくおねがいします。」

「エリーって可愛いね、僕も呼んでもいい?僕の事もルディって呼んでよ。」

「はいルディさま。わたしもエリーでだいじょうぶです。」

ルディさまはこっちにおかしがあるよっててをつないでつれていってくれました。

ルディさまのてはところどころびょうきでくろくなっているみたいです。いたいかもしれないのでいたいのいたいのとんでけーしました。

ほかにもくろくなってるところがあるみたいです。わたしにはいやしのちからがあるみたいなのでルディさまをきれいにしてあげたいとおもいました。

このひはよるまでルディさまといっしょにあそびました。

よるになるころにはいどうのたびにずっとてをつないでいたルディさまのてはくろいぶぶんがすこしうすくなっているようにもおもいました。

「エリーは寝たようです」

「うちのオルディンにひっついてて可愛いじゃないか。痣についても嫌悪等はしていないようだし。それで、本当にエリス嬢には癒しの力があるのか?確かに痣は少し引いてきているようではあるが」

「啓示がありましたので、間違いないかと。ですが、かなり限定的で、触れあう場所の広さと時間の長さがかなり影響するようです。」

「ふむ……。オルディンが学園に通い始める頃にはどうにか治療を進めてしまいたいが難しいか。何か求めるものは無いか?エリー嬢とオルディンを出来るだけ触れさせたいのだが」

「それでしたら……息子優先でやはりうちも生活しておりまして、娘のエリーを学園に通わせる余裕がうちにはないので……オルディン様が学園に通う際、共にエリーを通わせて頂ければと、思います。我が領地にはエリーの同年代の者が中々おりませんですし」

「成る程、そなたの領からであると学園にいくにはどちらにせよエリス嬢は寮に入る訳か。それをうちで面倒見ればよかろう」

「ありがたく」

「いや、そなたと娘を引き離してしまうようになってしまって私の方こそ申し訳なく思っておる」

「治療のためにほぼ裸の付き合いになってしまいます。オルディン殿には婚約者であるとはいえくれぐれも手を出さないよう頼みますぞ」

「目を光らせておく。まぁ必ず責任はとるようにしよう」

「お願いいたします。最近は真実の愛やらなんやらで婚約者を蔑ろにする輩も多いですからなぁ」

当主同士の不安は杞憂に終わり、オルディンは日々成長していくエリスの事を可愛がり、体の痣の事を馬鹿にすることなく自分の体を使い献身的に治療を行うエリス一筋に成長しました。

エリスもまた、可愛がってくれるオルディンに懐き、幼少の頃に抱いた綺麗にしてあげたい気持ちをそのままにオルディンを支え、癒し、優しいオルディン様を支え続けます。

二人は最終的に学園の友人達に公認バカップルとして生暖かい目で見守られながら卒業し、結婚することになるでしょう。

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