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いいドラゴンもいるんだぜ
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二頭のドラゴンに向かって全力で走り出す。目標は大きいドラゴンの撃退。あの銀色のドラゴンには攻撃がとても通りそうになかったが、大きいドラゴンは表面がゴツゴツしていてなんだか脆そうだ。金属は流石に自信がないが、岩なら砕ける。抵抗するで、拳で。
走り、ドラゴンのすぐ近くまで移動する。銀色のドラゴンが攻撃をしてくれているので、ここは追撃をさせてもらおう。
「はああああああああああ! せいやあああああああああ!!!」
大ジャンプをし、全力でドラゴンの身体を殴る。堅い……けど、それなりに衝撃は伝わったはず。
「グオオオオオオオオオ!!!」
ドラゴンが口を大きく開けた。対策は考えてある。ポコの弓だ。
「ポコ! 今!!」
「まっかせてー!」
ポコがチャージしていた魔力を全力で放った。
光り輝く矢はまっすぐ、目標に向かって落ちることなく突き進んでいく。あの速度、あの光、以前より確実に強化されている。
口内に着弾。同時に爆発する。爆発!?
「な、何今の!!」
「ルーン石を作ったの。石に一時的に魔術を仕込んで、撃つことに集中するの」
ポコが文字の入った小石を見せてくる。なるほど、それをつまんで弦を引いたら魔術を使わなくても特殊な矢を撃てるってわけだ。石の質が良ければさらに強く出来そう。
「さっき作ってたやつね、その調子でどんどん攻めるよ!」
「クオオオォォォン!!」
「うわっ、あ、あんたも頑張って! こっち攻撃しないでね!」
といっても、ドラゴンが人間の言葉を理解できるはずがないんだけどね。
爆発によりドラゴンが半場無理やりに降りた。口元から煙が上がっているが、これはダメージが入ったと考えていいんだよね?
起き上がるまでの間に数発叩き込む。うん、やっぱり魔力を込めやすくなってる。拳を握っているときに魔力を流すと爪を出さずに力を入れられる。コツをつかむまでそれなりにかかった。
「そらっ! まだまだ!」
複数人……ドラゴンもいるが、囲んで戦うと攻撃を避けるのに余裕ができて戦いやすい。
そしてこの銀色のドラゴン、攻撃が強力なのだ。体格差も私たちが加勢したことにより覆っている。
お? これは楽勝なのでは?
「グオッ!!! グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!」
「な、あ、ああああ!」
至近距離での咆哮、あまりの音量に耳を抑える。
咆哮が終わった後も脳の奥にこびりついたように離れないキーーーンという耳鳴り。さらに、それ以外の音がよく聞こえなくなる。頭痛もひどい。一時的なものだとは思うが、このままでは判断力が低下してしまう。
まずい、ミスをする前に離れないと。
「エファ殿!」
隊長がドラゴンの爪を短剣で受け止める。だが流石に短剣では受け止めきれなかったようで、はじき返されてしまった。
「隊長、ありがと! 一旦下がるよ!」
「りょ、了解であります」
音はよく聞こえないが、おそらく了解でありますかな? とにかく下がろう。
「大丈夫!?」
ポコのいる場所まで下がると、ポコが回復をしてくれた。耳がよく聞こえるようになる。これで冷静に判断できるね。
「ポコ、連射ってできる?」
「もちろん! でも魔力を一気に使うから長くはできないかな」
「なら、矢が当たってる間に隊長はドラゴンの背中にあの、爪がついた縄を引っかけて」
あれだけゴツゴツしていれば簡単に引っかかるはずだ。
「そのあとどうするでありますか」
「引っ張る。そんで一瞬でもいいからドラゴンのお腹を晒させて、銀色のドラゴンに胸を突かせる」
「できるのそんなこと?」
「わからない。でも、少なくとも隙ができたら攻撃してくれるはず。あの銀色のドラゴン、私たちの邪魔をしないように戦ってくれてたから」
銀色のドラゴンは、私たちを巻き込んだ攻撃をしてこなかった。私たちがそのサポートに回れば、全力で攻撃をしてくれるはずだ。
「ギンの力を借りる……いいね!」
「名前つけないでよ、あとで倒すかもしれないんだから……」
「でもあれだけ協力してくれるなら戦わなくてもいい気がしてきたであります」
「まあ……確かにギンと戦うのは嫌かも。戦力的にも、感情的にも」
もしかしたら敵になるかもしれないが、共に戦ったという事実があるのであまり敵対したくはない。
共通の敵というだけの関係なのにね。
「エファ殿もギンと呼んでいるでありますよ」
「もうギンでいいでしょ! ほら、さっさと行くよ!」
照れ隠しではない。急がないとギンが不利になってしまうからだ。
「縄準備」
「できてるであります」
「弓」
「できてるっ!」
一度下がったことによりとても冷静になっている。冷静すぎてエファブリザードになってる。
アーユーレディ? できてるよ……! ガキガキガッキーンと拳を叩き込んでやらぁ!
「よし、じゃあポコは私たちがドラゴンの背後に回り込んだら撃ち始めてね」
「りょ!」
解まで言って。
「気張っていこう」
胸の前で両方の拳をぶつける。しゃあっ! 気合入れていくぞ。
簡単な作戦だが、少しでもミスをしたら上手くいかない。それが作戦というものだ。ギンが決定的な一撃を決めた後、ラッシュを叩き込む。
緊張はしていない、楽しみで仕方ないのだ。あの巨竜が倒れるところを見るのが。
作戦開始。目標ドラゴン肉。
走り、ドラゴンのすぐ近くまで移動する。銀色のドラゴンが攻撃をしてくれているので、ここは追撃をさせてもらおう。
「はああああああああああ! せいやあああああああああ!!!」
大ジャンプをし、全力でドラゴンの身体を殴る。堅い……けど、それなりに衝撃は伝わったはず。
「グオオオオオオオオオ!!!」
ドラゴンが口を大きく開けた。対策は考えてある。ポコの弓だ。
「ポコ! 今!!」
「まっかせてー!」
ポコがチャージしていた魔力を全力で放った。
光り輝く矢はまっすぐ、目標に向かって落ちることなく突き進んでいく。あの速度、あの光、以前より確実に強化されている。
口内に着弾。同時に爆発する。爆発!?
「な、何今の!!」
「ルーン石を作ったの。石に一時的に魔術を仕込んで、撃つことに集中するの」
ポコが文字の入った小石を見せてくる。なるほど、それをつまんで弦を引いたら魔術を使わなくても特殊な矢を撃てるってわけだ。石の質が良ければさらに強く出来そう。
「さっき作ってたやつね、その調子でどんどん攻めるよ!」
「クオオオォォォン!!」
「うわっ、あ、あんたも頑張って! こっち攻撃しないでね!」
といっても、ドラゴンが人間の言葉を理解できるはずがないんだけどね。
爆発によりドラゴンが半場無理やりに降りた。口元から煙が上がっているが、これはダメージが入ったと考えていいんだよね?
起き上がるまでの間に数発叩き込む。うん、やっぱり魔力を込めやすくなってる。拳を握っているときに魔力を流すと爪を出さずに力を入れられる。コツをつかむまでそれなりにかかった。
「そらっ! まだまだ!」
複数人……ドラゴンもいるが、囲んで戦うと攻撃を避けるのに余裕ができて戦いやすい。
そしてこの銀色のドラゴン、攻撃が強力なのだ。体格差も私たちが加勢したことにより覆っている。
お? これは楽勝なのでは?
「グオッ!!! グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!」
「な、あ、ああああ!」
至近距離での咆哮、あまりの音量に耳を抑える。
咆哮が終わった後も脳の奥にこびりついたように離れないキーーーンという耳鳴り。さらに、それ以外の音がよく聞こえなくなる。頭痛もひどい。一時的なものだとは思うが、このままでは判断力が低下してしまう。
まずい、ミスをする前に離れないと。
「エファ殿!」
隊長がドラゴンの爪を短剣で受け止める。だが流石に短剣では受け止めきれなかったようで、はじき返されてしまった。
「隊長、ありがと! 一旦下がるよ!」
「りょ、了解であります」
音はよく聞こえないが、おそらく了解でありますかな? とにかく下がろう。
「大丈夫!?」
ポコのいる場所まで下がると、ポコが回復をしてくれた。耳がよく聞こえるようになる。これで冷静に判断できるね。
「ポコ、連射ってできる?」
「もちろん! でも魔力を一気に使うから長くはできないかな」
「なら、矢が当たってる間に隊長はドラゴンの背中にあの、爪がついた縄を引っかけて」
あれだけゴツゴツしていれば簡単に引っかかるはずだ。
「そのあとどうするでありますか」
「引っ張る。そんで一瞬でもいいからドラゴンのお腹を晒させて、銀色のドラゴンに胸を突かせる」
「できるのそんなこと?」
「わからない。でも、少なくとも隙ができたら攻撃してくれるはず。あの銀色のドラゴン、私たちの邪魔をしないように戦ってくれてたから」
銀色のドラゴンは、私たちを巻き込んだ攻撃をしてこなかった。私たちがそのサポートに回れば、全力で攻撃をしてくれるはずだ。
「ギンの力を借りる……いいね!」
「名前つけないでよ、あとで倒すかもしれないんだから……」
「でもあれだけ協力してくれるなら戦わなくてもいい気がしてきたであります」
「まあ……確かにギンと戦うのは嫌かも。戦力的にも、感情的にも」
もしかしたら敵になるかもしれないが、共に戦ったという事実があるのであまり敵対したくはない。
共通の敵というだけの関係なのにね。
「エファ殿もギンと呼んでいるでありますよ」
「もうギンでいいでしょ! ほら、さっさと行くよ!」
照れ隠しではない。急がないとギンが不利になってしまうからだ。
「縄準備」
「できてるであります」
「弓」
「できてるっ!」
一度下がったことによりとても冷静になっている。冷静すぎてエファブリザードになってる。
アーユーレディ? できてるよ……! ガキガキガッキーンと拳を叩き込んでやらぁ!
「よし、じゃあポコは私たちがドラゴンの背後に回り込んだら撃ち始めてね」
「りょ!」
解まで言って。
「気張っていこう」
胸の前で両方の拳をぶつける。しゃあっ! 気合入れていくぞ。
簡単な作戦だが、少しでもミスをしたら上手くいかない。それが作戦というものだ。ギンが決定的な一撃を決めた後、ラッシュを叩き込む。
緊張はしていない、楽しみで仕方ないのだ。あの巨竜が倒れるところを見るのが。
作戦開始。目標ドラゴン肉。
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