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第二章 お見合い編
四臣密議
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「それがこれやねん。有り得へんわ、あのお姫さん」
雲雀が持ち帰った三方を俺の前に置く。
「どう見ても神力がのってますね……」
光久が唖然とする顔など初めて見た。
「誰が食べる?まずはお兄さんから……」
涼が手を出す前にヒョイと取って口に入れると、神力が身体を満たすのが分かった。俺たちが使う妖力値が少しだが底上げされるかのような。
「これは…………戦争が起こるな」
「嫁入りが決まれば天衛は神界に帰ります。それまで隠し通すしかありません」
「変な火種になりかねんもんなぁ。ずっと嫁入りさせずにささげモンのお下がりを取り上げる事やってできてしまうし……うちのご宗主の最愛は前代未聞やなぁ……」
光久と雲雀が難しい顔をして言う。
「俺にお茶ください!!!!」
「小四郎君、必死だねぇ。強くなりたいならお兄さんが稽古つけてやるよ」
「涼さんはエグいんで遠慮します!!!」
「レレとマキノを呼べ。とにかく結衣に他の奴らの前で絶対するなと俺からも言っておく」
「秘密をお守りする為にも我らの里に来て頂かねばなりません」
「そこはご宗主ががんばんないと~俺も今の彼女んとこ今夜いこ♡」
「涼さんまた新しい子っすか!?今に刺されますよ!!」
「そこんとこ上手くやるのが大人の男ですよ小四郎君」
「クズっすね!?」
「ほんなら、玉露は僕がもらうわ~~~あ、これホンマやばない?ご宗主、あの子僕が貰ってもええ?」
「お前ら……うるせぇ!!!」
◇◆◇
「パーティー?」
「そうです!拝神の儀が終わったんで、いずれかの里に行く前に花嫁の家族や友人を招いてパーティーをするのがならわしです!」
ふぅん、毎日の晩餐も豪華でパーティーみたいだけれど、もっと凄い規模のものをするんだろうか。
呼びたい家族もいないし、友人と呼べる人もいない私はどうしたらいいのだろう。
友達も、家族ですらいませんと口にするのが恥ずかしい、と思ってしまって狼狽える。
「私は、涼風がいればそれでいいです……」
「何と!一緒ですね!!私はお嬢様と涼風がいれば幸せです!!」
レレさんは優しい。私が落ち込まない様に、辛くない様にいつも言葉を選んでくれる。
じわりと涙が出てきて急いで俯いたけれど、後から後から出てきてしまって止まらない。
「……っ涼風、お散歩に行こうか」
何も言わずにレレさんがコートを肩にかけて、涼風の首にポンポンの付いたマフラーを巻いてくれた。
涙を見られたくないのを分かってくれたのか、部屋の外まで付いてくることはなかった。
涼風が心配そうに私を覗き込む。
繋いだ手があったかくて、なぜか余計に悲しくなる。
三種族の警備の人がいろんなところに立っていて物々しいけれど、基本的にここは安全だと聞いた。
「お庭に行ってみようか。夜のお庭はまだ行ったことなかったよね?」
部屋の窓から見下ろすお庭は夜でも明るい。
街の公園みたいに至るところに電灯がついていて幻想的にみえたから、ちょうどいい気晴らしになるだろう。
「わぁ、綺麗だねぇ涼風!」
小道もライトアップされていて、いつもお茶を飲むガゼボにはロウソクまで灯っている。
冬の夜の冷たい空気で涙も引っ込んで良かった。
「月宗様に会えればいいのに……」
階上へは上がって来ない月宗様達がどこで過ごしているのかは分からない。
この館に泊まっているのか、どこかに帰っているのかも知らない。
涼風が私の腕のなかに来たのでコートの前を開けて中に入れ込む。ほっかほかの涼風湯たんぽ。
「ちゅきむね」
涼風の声とリーーンという小さな鐘の音が聞こえたその後に
————「呼んだか」
低音の、あの人の声。
唖然とする私に苦笑して近づく月宗様は紺の着流しに灰色の羽織をはおっていて、映画からそのまま抜け出したみたい。
「何か、悲しいことがあったか?」
私の目元をスリとなでる細くて長い指が心地よい。
「ううん。涼風が、いてくれたから……」
「そのヒヨコは万能だな」
クスクスと笑う私の頭を優しく撫でる。
「ここは冷える。馬鹿な奴らのいる賑やかな場所と静かな場所、どちらがいい?」
私の元気がない事を分かって聞いてくれている。どっちが私の気持ちが楽になる?と。
「どっちも捨てがたいけど……今は涼風と、月宗様の3人でいたい」
「ん」
私を涼風ごと横抱きに抱いて空を飛び、洋館の屋根を目指していく。
お城の塔の様な三角錐の屋根の付いたお部屋の窓の前で何かを唱えると両開きの大きな窓がパッと開いて、中に入るとまた勝手に閉まった。
円形のお部屋の中は暖炉がついていてポカポカとあたたかく、大きなソファーとテーブル、何冊かの本が床に置いてあるだけ。
暖炉の火しかあかりがないので、火のゆらめきがレンガの壁に映されてまるで絵本の中にいるみたいな気持ちになる。
「ドアがない…………」
「ないな。誰も入っては来れない」
「月宗様に閉じ込められた!」
「それも悪くない」
いつのまにか暖炉の前にぺたんと座ったヒヨコ君はどこからか出した積み木で遊び始めている。積み木の横にパンのヒーローのお面まで取り寄せてある所を見ると相当なお気に入りの様だ。
「何があった?」
ソファーがあるのにそこには座らず、ソファーを背に私を抱き込む形で床に座った月宗様が聞く。大きな円形のラグが引いてあり、ふわふわで心地いい。
「あーー、羽根は無視な」
いつものように周りが黒で染められる。
私の安心の場所。
「ふふっ、あははは!」
「おい小僧、無理やりこじ開けんじゃねぇよ痛えだろ」
羽根の下から灯りが入り、ぴょこんと涼風が顔を出した。
そのまま中に入り込んできて、月宗様にもたれかかる私の膝の上で猫みたいに丸くなった。
羽根の中の暖かさと、膝の上の湯たんぽ君で急にウトウトと眠くなり、そのまま私は意識を手放した。
------------------------------------
▶︎▶︎【あとがき】
青幽 月宗 (25)
矢鞍 光久 (24)
佐々木 涼 (32)
右柱 雲雀 (23)
小四郎 (19)
苗字はあったりなかったり。
雲雀が持ち帰った三方を俺の前に置く。
「どう見ても神力がのってますね……」
光久が唖然とする顔など初めて見た。
「誰が食べる?まずはお兄さんから……」
涼が手を出す前にヒョイと取って口に入れると、神力が身体を満たすのが分かった。俺たちが使う妖力値が少しだが底上げされるかのような。
「これは…………戦争が起こるな」
「嫁入りが決まれば天衛は神界に帰ります。それまで隠し通すしかありません」
「変な火種になりかねんもんなぁ。ずっと嫁入りさせずにささげモンのお下がりを取り上げる事やってできてしまうし……うちのご宗主の最愛は前代未聞やなぁ……」
光久と雲雀が難しい顔をして言う。
「俺にお茶ください!!!!」
「小四郎君、必死だねぇ。強くなりたいならお兄さんが稽古つけてやるよ」
「涼さんはエグいんで遠慮します!!!」
「レレとマキノを呼べ。とにかく結衣に他の奴らの前で絶対するなと俺からも言っておく」
「秘密をお守りする為にも我らの里に来て頂かねばなりません」
「そこはご宗主ががんばんないと~俺も今の彼女んとこ今夜いこ♡」
「涼さんまた新しい子っすか!?今に刺されますよ!!」
「そこんとこ上手くやるのが大人の男ですよ小四郎君」
「クズっすね!?」
「ほんなら、玉露は僕がもらうわ~~~あ、これホンマやばない?ご宗主、あの子僕が貰ってもええ?」
「お前ら……うるせぇ!!!」
◇◆◇
「パーティー?」
「そうです!拝神の儀が終わったんで、いずれかの里に行く前に花嫁の家族や友人を招いてパーティーをするのがならわしです!」
ふぅん、毎日の晩餐も豪華でパーティーみたいだけれど、もっと凄い規模のものをするんだろうか。
呼びたい家族もいないし、友人と呼べる人もいない私はどうしたらいいのだろう。
友達も、家族ですらいませんと口にするのが恥ずかしい、と思ってしまって狼狽える。
「私は、涼風がいればそれでいいです……」
「何と!一緒ですね!!私はお嬢様と涼風がいれば幸せです!!」
レレさんは優しい。私が落ち込まない様に、辛くない様にいつも言葉を選んでくれる。
じわりと涙が出てきて急いで俯いたけれど、後から後から出てきてしまって止まらない。
「……っ涼風、お散歩に行こうか」
何も言わずにレレさんがコートを肩にかけて、涼風の首にポンポンの付いたマフラーを巻いてくれた。
涙を見られたくないのを分かってくれたのか、部屋の外まで付いてくることはなかった。
涼風が心配そうに私を覗き込む。
繋いだ手があったかくて、なぜか余計に悲しくなる。
三種族の警備の人がいろんなところに立っていて物々しいけれど、基本的にここは安全だと聞いた。
「お庭に行ってみようか。夜のお庭はまだ行ったことなかったよね?」
部屋の窓から見下ろすお庭は夜でも明るい。
街の公園みたいに至るところに電灯がついていて幻想的にみえたから、ちょうどいい気晴らしになるだろう。
「わぁ、綺麗だねぇ涼風!」
小道もライトアップされていて、いつもお茶を飲むガゼボにはロウソクまで灯っている。
冬の夜の冷たい空気で涙も引っ込んで良かった。
「月宗様に会えればいいのに……」
階上へは上がって来ない月宗様達がどこで過ごしているのかは分からない。
この館に泊まっているのか、どこかに帰っているのかも知らない。
涼風が私の腕のなかに来たのでコートの前を開けて中に入れ込む。ほっかほかの涼風湯たんぽ。
「ちゅきむね」
涼風の声とリーーンという小さな鐘の音が聞こえたその後に
————「呼んだか」
低音の、あの人の声。
唖然とする私に苦笑して近づく月宗様は紺の着流しに灰色の羽織をはおっていて、映画からそのまま抜け出したみたい。
「何か、悲しいことがあったか?」
私の目元をスリとなでる細くて長い指が心地よい。
「ううん。涼風が、いてくれたから……」
「そのヒヨコは万能だな」
クスクスと笑う私の頭を優しく撫でる。
「ここは冷える。馬鹿な奴らのいる賑やかな場所と静かな場所、どちらがいい?」
私の元気がない事を分かって聞いてくれている。どっちが私の気持ちが楽になる?と。
「どっちも捨てがたいけど……今は涼風と、月宗様の3人でいたい」
「ん」
私を涼風ごと横抱きに抱いて空を飛び、洋館の屋根を目指していく。
お城の塔の様な三角錐の屋根の付いたお部屋の窓の前で何かを唱えると両開きの大きな窓がパッと開いて、中に入るとまた勝手に閉まった。
円形のお部屋の中は暖炉がついていてポカポカとあたたかく、大きなソファーとテーブル、何冊かの本が床に置いてあるだけ。
暖炉の火しかあかりがないので、火のゆらめきがレンガの壁に映されてまるで絵本の中にいるみたいな気持ちになる。
「ドアがない…………」
「ないな。誰も入っては来れない」
「月宗様に閉じ込められた!」
「それも悪くない」
いつのまにか暖炉の前にぺたんと座ったヒヨコ君はどこからか出した積み木で遊び始めている。積み木の横にパンのヒーローのお面まで取り寄せてある所を見ると相当なお気に入りの様だ。
「何があった?」
ソファーがあるのにそこには座らず、ソファーを背に私を抱き込む形で床に座った月宗様が聞く。大きな円形のラグが引いてあり、ふわふわで心地いい。
「あーー、羽根は無視な」
いつものように周りが黒で染められる。
私の安心の場所。
「ふふっ、あははは!」
「おい小僧、無理やりこじ開けんじゃねぇよ痛えだろ」
羽根の下から灯りが入り、ぴょこんと涼風が顔を出した。
そのまま中に入り込んできて、月宗様にもたれかかる私の膝の上で猫みたいに丸くなった。
羽根の中の暖かさと、膝の上の湯たんぽ君で急にウトウトと眠くなり、そのまま私は意識を手放した。
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▶︎▶︎【あとがき】
青幽 月宗 (25)
矢鞍 光久 (24)
佐々木 涼 (32)
右柱 雲雀 (23)
小四郎 (19)
苗字はあったりなかったり。
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