47 / 52
融和派魔王の娘とおてんば対決!?
白い小鳥と不穏な魔物らしい
しおりを挟む
「...、死んでしま......、...ない。なんてね、...言ってみた...んだ...そんな...いでくれ。」
「君...生させてあげ...。この話は君にとっても、悪くないと...?」
「野生で自由に生きたい、それが君の望みなんだね?」
「記憶はいらないと...ふむふむ」
「自由に飛べる鳥のようになりたいと望み、記憶を捨てて鳥になりたいってことだね?」
「なるほどね、じゃああの個体がピッタリかな?」
「君が...で何を...自由だ、ただ飛び回る...も、全てを...するも、人と共...のも...君が決めることだ。」
「くれぐれも気を付けてね?転生した後は基本的に僕たち神はノータッチだからさっ!」
「そういえば......も、周囲...て自殺したらしいよ?」
「破壊神...を付けてないと......」
ふわぁ~あ、良く寝た良く寝た。え?もう始まってる?んじゃ、いつもの振り返りから始めるとするか!
魔王を黒騎士が倒してから数週間後。俺、レイヴィンは木製の四角い巣でグダグダとしていた。
あれからの事を説明すると...黒騎士が魔王を倒して、生徒達を助けて、クロムラック王国に帰って、なんかパーティーみたいなのして、何故か地獄の特訓がまた始まって...それが終わったらやっと帰れて、という感じだ。
なんか特別講師として黒騎士が働く期間が1ヶ月だったとのことで、その期間を終えるまでクロムラック王国で特訓させられたんだよな...魔王に殺されかけた後に黒騎士に殺されかけ、生徒達も死んだ目をしていた。俺もだ。
でもその甲斐あってか、生徒達もかなり強くなってた。
黒騎士に鍛えられ、ダンジョンで実勢経験を積み、魔王との戦いにも一応参加したから相当経験値が入ったらしい。
俺でさえ相当レベルが上がったんだ、当たり前だな。レベルアップが嬉しかったのか、キィナなんて「ここに住む!」なんて言ってたしな。
流石に貴族の娘1人で勝手に移住する訳にはいかないから、襟首咥えてドリミドールへお持ち帰りさせて頂いたが。
ここまで説明すれば分かるかもしれないが、頑張った俺は疲れた。
だから、クロムラックから帰って来て、巣に着いてからはずっと寝てた。グッタリと。
餌の確保はしてるぞ?ただ、最近はキィナからの呼び出しも殆どないし、レベルも十分上がったから無理に狩りしなくてもいい、だから心に余裕がある。
疲れた体を休めるために寝ているんだ、サボってるわけではない!
『獲物を喰らい、力を蓄え、もっと破壊と殺戮を...』
うるせぇ!お前は〈空裂の魔眼〉ぶっぱしたいだけだろうが!
魔王との戦い以降、〈本能〉が〈黒き本能〉に名前が変わって、チラホラ戦いを催促してくるようになったんだよなぁ。
そんなに害はないし、以前に聞きたかった神々の闘争だかの話を少しずつ聴けるようになったのはいいことなんだが、パチンコ屋に行きたがる駄目親父みたいに戦いを所望してくるから、少し鬱陶しい。
因みに神々の闘争とやらで今のところ解ったことは...
1.この世界に創造神と破壊神と言う者が存在して、何処からかこの世界を見ている事。
2.彼らが気に入った人間を駒にして、戦争ゲームみたいなのをしている事。
3.俺みたいな転生者は他にも沢山いて、ほぼ全員が神に連れてこられた駒という事。
大体こんな感じだ。生物を駒扱いすると言うと悪いイメージが強いが、実際のところ気に入った人間をマークしてちょっと力をあげたりして、敵対する神の駒同士が戦って勝った方の神にちょっとポイントが入るだけで、ほぼ直接的な介入はしないんだとか。
なんでこんなことを本能が知ってるのかと聞いてみると、よく解らないが恐らく神とやらに知識を突っ込まれたんじゃないか、とのこと。
なんで俺にそういう知識を突っ込まなかったし。いや、面倒そうだからやっぱ突っ込まなくていいや。
そういや、あのダンジョンに何故魔王がいたかって話なんだけど、どうやら前の大氾濫の際に参加してた敵の魔王があいつで、ドリミドールで敗れてほぼ全戦力を失ったから、程よく距離の離れた隣国クロムラックのダンジョンに逃げ込み、入ってくる冒険者を殺して力を蓄えようとしてたんだとか。
で、結局焦りすぎて急に魔物を強くしすぎて国に警戒され、黒騎士が送り込まれることになったんだと。
クロムラックがダンジョン内を調査した結果、元々初心者向けダンジョンでそこまで難易度は高くないから、国最強の黒騎士が引率すれば安心なレベル判断し、ドリミドールとの親交を深めるのも兼ねてこちらの生徒を連れていくに至ったんだとか。
最終階層に魔王がいるなんてのは誰も予想できなかったみたいだけどな。
まぁ、結果だけ見れば誰も死ななかったし、みんなレベル上がって万々歳ってところかな?
脳内で本能とグダグダ話しながら寝転がっていると、近くの木から聞き覚えのない鳥の鳴き声が聞こえる。
鳴き声はピーピー、ピッチュルルみたいな感じ、多分小さい無害な鳥だと思う。
美味しい鳥だったら食べてみたいが、小さそうだし要らないかな...
折角だから暇潰しに〈言語理解〉のスキルを意識して聞いてみようか。
「ピーピーッ、チュルルルルルー。(助けてー飼い主ー、迷子になっちゃったー。)」
迷子のお知らせです。小鳥さん(年齢性別不詳)がただいま迷子センターにいらっしゃいます。
保護者の方は至急、迷子センターまで来て頂けるよう、よろしくお願いします。
...とまぁふざけてみたが、飼われていたって事は近くの町に住んでいたんだろうか?
ここから近い町と言えば、やっぱりドリミドール王国の城下町だよな...俺が姿を見せたらビビられるかもしれないし、声だけ出してアドバイスしてやるか。
「キー、キェクェ?キーキキキクェク(あー、聞こえるか?そこの迷子の小鳥よ。)」
「ピッ!ピエッピエン!(誰!どこ!何!)」
「クェアキキァキキキキュキャキゥキ...クククキクックケクキェア、キキキュケケキ、キュエァキキキキュキュクェアア?(俺はお前の近くにある豆腐建k...木の塊みたいな巣に住んでいるグリフォンだ、そんなことより、お前の飼い主はドリミドールに住んでいるのか?)」
「ピピュピ...ピッピチュルルル!ルルル!(グリフォン...あ、町!そう!ドド...なんとかミドーリ!)」
「クェアア、キキキキューククェクェ。キキキェアキーキキェーキキク、キキェキキクェクェキェアクェアアクキェ、キキキキクェケキキ(そうだな、ドリミドールだな。取り敢えず高く飛んで周りを見ろ、石造りの建物が沢山見える場所がある筈だから、そこに行くといい。)」
「ピピ?ピピピピー!(ほんと?ありがとー!)」
小さい羽ばたきが遠退く。ドリミドール王国方向に行ってるみたいだし、これで安心だな。
さて、俺はまた寝るとするか...ん?キィナから【モンスターテレパス】でお呼びだしか...どうしよっかな、眠いしなぁ...怠いなぁ...
「ピピピエェーン!!(キャー!!)」
な、なんだ今のは?ガチの悲鳴だったぞ?...今も叫び声が森に響いてる、流石にこれを放置して次の日に死体でも見つかったら目覚めが悪い、さっさと様子を見に行くか。
おっと、断る口実もできたことだし、キィナにリプしとくか。
緊急事態だから行けねぇわ、行けたら行く。っと、これでよし。
なんか呼び出しに応じるのは面倒臭くて、小鳥の様子を見にいったり、ちょいも助ける位なら面倒臭いと感じ無いのよね。
これはあれだ、普段部屋の片付けしない癖に宿題しろとか言われたら部屋の片付けがしたくなる的なやつだ。たぶん。
どうやら俺は、人助けならぬ鳥助けをする、らしい。
かもしれない。
___________________
※因みに鳴き声は適当に書いてます、規則性はないので鳴き声の文字だけでは翻訳できません(^q^)
「君...生させてあげ...。この話は君にとっても、悪くないと...?」
「野生で自由に生きたい、それが君の望みなんだね?」
「記憶はいらないと...ふむふむ」
「自由に飛べる鳥のようになりたいと望み、記憶を捨てて鳥になりたいってことだね?」
「なるほどね、じゃああの個体がピッタリかな?」
「君が...で何を...自由だ、ただ飛び回る...も、全てを...するも、人と共...のも...君が決めることだ。」
「くれぐれも気を付けてね?転生した後は基本的に僕たち神はノータッチだからさっ!」
「そういえば......も、周囲...て自殺したらしいよ?」
「破壊神...を付けてないと......」
ふわぁ~あ、良く寝た良く寝た。え?もう始まってる?んじゃ、いつもの振り返りから始めるとするか!
魔王を黒騎士が倒してから数週間後。俺、レイヴィンは木製の四角い巣でグダグダとしていた。
あれからの事を説明すると...黒騎士が魔王を倒して、生徒達を助けて、クロムラック王国に帰って、なんかパーティーみたいなのして、何故か地獄の特訓がまた始まって...それが終わったらやっと帰れて、という感じだ。
なんか特別講師として黒騎士が働く期間が1ヶ月だったとのことで、その期間を終えるまでクロムラック王国で特訓させられたんだよな...魔王に殺されかけた後に黒騎士に殺されかけ、生徒達も死んだ目をしていた。俺もだ。
でもその甲斐あってか、生徒達もかなり強くなってた。
黒騎士に鍛えられ、ダンジョンで実勢経験を積み、魔王との戦いにも一応参加したから相当経験値が入ったらしい。
俺でさえ相当レベルが上がったんだ、当たり前だな。レベルアップが嬉しかったのか、キィナなんて「ここに住む!」なんて言ってたしな。
流石に貴族の娘1人で勝手に移住する訳にはいかないから、襟首咥えてドリミドールへお持ち帰りさせて頂いたが。
ここまで説明すれば分かるかもしれないが、頑張った俺は疲れた。
だから、クロムラックから帰って来て、巣に着いてからはずっと寝てた。グッタリと。
餌の確保はしてるぞ?ただ、最近はキィナからの呼び出しも殆どないし、レベルも十分上がったから無理に狩りしなくてもいい、だから心に余裕がある。
疲れた体を休めるために寝ているんだ、サボってるわけではない!
『獲物を喰らい、力を蓄え、もっと破壊と殺戮を...』
うるせぇ!お前は〈空裂の魔眼〉ぶっぱしたいだけだろうが!
魔王との戦い以降、〈本能〉が〈黒き本能〉に名前が変わって、チラホラ戦いを催促してくるようになったんだよなぁ。
そんなに害はないし、以前に聞きたかった神々の闘争だかの話を少しずつ聴けるようになったのはいいことなんだが、パチンコ屋に行きたがる駄目親父みたいに戦いを所望してくるから、少し鬱陶しい。
因みに神々の闘争とやらで今のところ解ったことは...
1.この世界に創造神と破壊神と言う者が存在して、何処からかこの世界を見ている事。
2.彼らが気に入った人間を駒にして、戦争ゲームみたいなのをしている事。
3.俺みたいな転生者は他にも沢山いて、ほぼ全員が神に連れてこられた駒という事。
大体こんな感じだ。生物を駒扱いすると言うと悪いイメージが強いが、実際のところ気に入った人間をマークしてちょっと力をあげたりして、敵対する神の駒同士が戦って勝った方の神にちょっとポイントが入るだけで、ほぼ直接的な介入はしないんだとか。
なんでこんなことを本能が知ってるのかと聞いてみると、よく解らないが恐らく神とやらに知識を突っ込まれたんじゃないか、とのこと。
なんで俺にそういう知識を突っ込まなかったし。いや、面倒そうだからやっぱ突っ込まなくていいや。
そういや、あのダンジョンに何故魔王がいたかって話なんだけど、どうやら前の大氾濫の際に参加してた敵の魔王があいつで、ドリミドールで敗れてほぼ全戦力を失ったから、程よく距離の離れた隣国クロムラックのダンジョンに逃げ込み、入ってくる冒険者を殺して力を蓄えようとしてたんだとか。
で、結局焦りすぎて急に魔物を強くしすぎて国に警戒され、黒騎士が送り込まれることになったんだと。
クロムラックがダンジョン内を調査した結果、元々初心者向けダンジョンでそこまで難易度は高くないから、国最強の黒騎士が引率すれば安心なレベル判断し、ドリミドールとの親交を深めるのも兼ねてこちらの生徒を連れていくに至ったんだとか。
最終階層に魔王がいるなんてのは誰も予想できなかったみたいだけどな。
まぁ、結果だけ見れば誰も死ななかったし、みんなレベル上がって万々歳ってところかな?
脳内で本能とグダグダ話しながら寝転がっていると、近くの木から聞き覚えのない鳥の鳴き声が聞こえる。
鳴き声はピーピー、ピッチュルルみたいな感じ、多分小さい無害な鳥だと思う。
美味しい鳥だったら食べてみたいが、小さそうだし要らないかな...
折角だから暇潰しに〈言語理解〉のスキルを意識して聞いてみようか。
「ピーピーッ、チュルルルルルー。(助けてー飼い主ー、迷子になっちゃったー。)」
迷子のお知らせです。小鳥さん(年齢性別不詳)がただいま迷子センターにいらっしゃいます。
保護者の方は至急、迷子センターまで来て頂けるよう、よろしくお願いします。
...とまぁふざけてみたが、飼われていたって事は近くの町に住んでいたんだろうか?
ここから近い町と言えば、やっぱりドリミドール王国の城下町だよな...俺が姿を見せたらビビられるかもしれないし、声だけ出してアドバイスしてやるか。
「キー、キェクェ?キーキキキクェク(あー、聞こえるか?そこの迷子の小鳥よ。)」
「ピッ!ピエッピエン!(誰!どこ!何!)」
「クェアキキァキキキキュキャキゥキ...クククキクックケクキェア、キキキュケケキ、キュエァキキキキュキュクェアア?(俺はお前の近くにある豆腐建k...木の塊みたいな巣に住んでいるグリフォンだ、そんなことより、お前の飼い主はドリミドールに住んでいるのか?)」
「ピピュピ...ピッピチュルルル!ルルル!(グリフォン...あ、町!そう!ドド...なんとかミドーリ!)」
「クェアア、キキキキューククェクェ。キキキェアキーキキェーキキク、キキェキキクェクェキェアクェアアクキェ、キキキキクェケキキ(そうだな、ドリミドールだな。取り敢えず高く飛んで周りを見ろ、石造りの建物が沢山見える場所がある筈だから、そこに行くといい。)」
「ピピ?ピピピピー!(ほんと?ありがとー!)」
小さい羽ばたきが遠退く。ドリミドール王国方向に行ってるみたいだし、これで安心だな。
さて、俺はまた寝るとするか...ん?キィナから【モンスターテレパス】でお呼びだしか...どうしよっかな、眠いしなぁ...怠いなぁ...
「ピピピエェーン!!(キャー!!)」
な、なんだ今のは?ガチの悲鳴だったぞ?...今も叫び声が森に響いてる、流石にこれを放置して次の日に死体でも見つかったら目覚めが悪い、さっさと様子を見に行くか。
おっと、断る口実もできたことだし、キィナにリプしとくか。
緊急事態だから行けねぇわ、行けたら行く。っと、これでよし。
なんか呼び出しに応じるのは面倒臭くて、小鳥の様子を見にいったり、ちょいも助ける位なら面倒臭いと感じ無いのよね。
これはあれだ、普段部屋の片付けしない癖に宿題しろとか言われたら部屋の片付けがしたくなる的なやつだ。たぶん。
どうやら俺は、人助けならぬ鳥助けをする、らしい。
かもしれない。
___________________
※因みに鳴き声は適当に書いてます、規則性はないので鳴き声の文字だけでは翻訳できません(^q^)
5
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる