もらうね

第三章

二日目

　　　　　　　　　　　　　　　　　前回の続き




　子猫と一緒に部屋へと戻った　今日の怖いことを少女は忘れていた　子猫と一緒に
　布団に入り　寝ることにした　潰してしまわないようにと心配する少女だが
　子猫はすでに　夢の世界へ　心配しながらも少女は寝ることにした


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　翌朝

　少女はいつもの時間に目が覚めた子猫はまだ寝ている　可愛い寝顔を見て
　癒されつつも　シャワーを浴びにお風呂へ　部屋に戻り着替えていると子猫が
　起きた

　少女『おはよ　よく寝れたかい？』

　子猫『にゃー』

　少女『そか　よく寝れたかｗよかったｗ』

　キッチンへ行き　母へ挨拶をし　ご飯を食べた　子猫の餌は前飼っていた猫のを
　あげてみることにした　子猫は喜んで食べている　

　母『よかった　食べてくれてｗ　あ、今日は何時に部活終わるの？
　迎えに行くから』

　少女『今日は５時くらいかな？　ごめんね？』

　母『何言ってるの　大切な宝物でしょ　ねぇ？猫ちゃん　言ってあげなさいｗ』

　猫『にゃー　にゃうにゃう』

　母『ほら　猫ちゃんもそう言ってるわよｗｗ』

　少女『ｗｗｗそうだね　ありがとｗ　あ！遅刻しちゃう！いってきます！！』

　母『気をつけてね～！』

　母は心配そうに少女を見送った　少女は公園で待っている友達のもとへと
　向かう　昨日の人がいないことを願い走る　　

　公園が見えてきた　友達が手を振っている　少女は手を振りながら
　友達のもとへと駆け寄った

　友達『遅いよ～！ｗおはよｗ』

　少女『ごめん！おはよｗ　早く行こｗ』

　登校中に昨日のことについて話した　友達は驚いていたが
　子猫と少女が無事なことで安心していた　そして　友達は公園で待つのが
　怖くなったので　明日からは別の場所で待ち合わせすることになった

　少女もそれがいいと思い　承諾することにした友達のことも心配だったが
　あの公園に近づきたくなかったのだ

　今日も学校が終わり　部活へと向かう　先輩に昨日の不審者のことを話し
　顧問の先生と相談し　マラソンのルートを変えることになったのだが
　今日は顧問の先生も一緒に走ることになり　いつもの公園のルートに
　決まった　仲間や先生もいるので　怖かったがマラソンが始まった

　公園が近づいてきた　あの男は見当たらなかったので安心した
　公園には掲示板が付いており　先輩がふと　その掲示板を目にして
　あることに気づいた　なにか　赤い字で書いてある

　先輩はそのことを先生と少女に話した　
　先生と少女は恐る恐るその文字を見ることにした　
　そこに書いてあったのは・・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　もらうね

　少女は恐怖した　昨日の男が書いたに違いない　そう思った
　先生はいたずらだと　言い　その文字を消そうとしたとき
　先生の目に激痛が走った　うずくまる先生
　少女は駆け寄った　

　少女『先生！どうしたの？先生！』

　先生の目から血が落ちる　皆　何が起こったかわからないが急いで先生を
　病院へ連れて行くことにした　病院へ着き　診察室に入っていく
　先生は苦しそうだ・・・・・

　診察してもらって　わかったことだが　右目が切られている
　刃物で切られたように・・・・　
　急いで手術をすることになったが　右目は見えなくなってしまった・・・　
　顧問の先生は数日間　入院することになり　こんなことがあったので
　次の日に学校で公園に近づくことを禁止したそうだ

　先生のところを後にし　その日の部活は中止になり　皆　帰ることに
　母が迎えに来るまで時間がある　暇になった少女は　教室へと向かった

　

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　第４章へ続く