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93、無意味だった
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ルーナディアから呼び出しを受けたオクルスは、エストレージャと共に馬車で城へと向かっていた。ヴァランは置いてきた。ヴァランに連れていってと言われることを危惧していたが、彼は言ってこなかった。オクルスに口づけたことに気まずさを感じているのだろうか。
いや。動揺していたのはオクルスだけ。ヴァランはけろっとしていた。ヴァランは単に用事があるだけだろう。
オクルスは自身の唇に手をあてた。ヴァランから口づけられたときの感覚を思い出し、妙な気恥ずかしさを感じる。頬の温度が少し上昇した気がして、ぱたぱたと手で風を送る。
「オクルス」
「んー?」
正面に座っているエストレージャから名を呼ばれ、そちらに視線を送る。彼は心配げにこちらを見ていた。少し迷う素振りを見せたあと、エストレージャは口を開く。
「何かあったのか?」
「なんにもないよ」
「……」
エストレージャに知られるわけにはいかない。オクルスは即座に答えた。
エストレージャからの何かをいいたげな目から、逃れるようにオクルスは窓の外を向いた。エストレージャからの視線はその後も突き刺さっていたが、それ以上彼は何かを言ってこなかった。
◆
「お呼び立てして申し訳ありません。オクルス様」
「いえ。今回はルーナディア殿下にお越しいただくわけにはいきませんので」
ルーナディアとはそんなに会う機会があるわけではなく、彼女から呼び出されたのも初めてだ。ヴァランのことで少し気まずくなってから、ほとんど会っていなかった。
以前は塔に来てもらったが、そのときは王位継承争いの最中だったはず。第1王子、アルシャインと会ったときに、彼は「王位継承争いに負けた」と言っていたから、ルーナディアに決定しているはずなのだ。次期王になることが決まった彼女を、警備面が安心できない塔へと呼びつけるわけにはいかない。
「それで、本日のご用件は?」
オクルスが世間話もせずに本題を促すと、ルーナディアは困ったように目を伏せた。まだ何かを迷っているようだ。
今、エストレージャはこの部屋にはいない。彼は仕事に行ってしまった。オクルスと向き合っているのは、ルーナディアとその夫、フィリベルトだ。他は完全に人払いをしているようで、部屋は静まり返っている。
フィリベルトと目が合ったが、彼は何も言わなかった。変わらない表情から、彼はこの場にいたとしても、何かを話す気がないのだと分かった。
結局、ルーナディアが話し始めるのを待つしかないようだ。しばらくオクルスが待っていると、ようやくルーナディアが口を開いた。
「オクルス様」
「はい」
ルーナディアの瞳は揺れたまま。彼女がよほど緊張していることが伝わってきて、オクルスは姿勢を正した。いつも柔らかい笑みを浮かべている彼女が、強張った表情のまま口を開いた。
「あなたがヴァランに冷たくしていたのは、あの子から国を守るためだったのですか?」
「……は?」
どうしてその話を知っているのか。オクルスが黙っていると、ルーナディアが探るようにこちらを見ながら続ける。
「ずっと不思議だったのですが。今回の件であなたがそれを知っていたのではないかと思いまして」
「……ラカディエラ様から聞いたのですか?」
いくつかの可能性が浮かんだ。その中でも、マシだと思う方を提示する。しかし、ルーナディアが首を振ったことでその考えは打ち砕かれた。
「そうではなく……。そうですね……」
しばらく言葉を詰まらせたルーナディアだったが、やがて覚悟を決めたのか、真っ直ぐにオクルスの方を向いた。
「オクルス様。あなたは、前世の記憶があると言ったら信じますか?」
「……ルーナディア殿下が、前世の記憶を?」
驚きながらそれを復唱するが、ふと自分の中に疑問が湧き上がった。
――本当に気づいていなかったか? 違和感の1つも覚えていなかったか?
考えてみれば、ヒントは転がっていた。
彼女が好きでもないオクルスに求婚するほど、ヴァランを気にかけていたのも。ラベンダーのアロマを使っていたのも。他にも、オクルスが気づかぬことであったかもしれない。
少しずつ疑問に思っていた結末は、とんでもなくあっけなかった。ルーナディアも、前世の記憶をもつ人間。
「国を守りたかったのではなく、ヴァランを、守りたかった」
「……オクルス様」
彼女が同じなら、隠す必要もないだろう。オクルスは、先ほどのルーナディアの言葉に少し訂正を入れた。
ルーナディアの驚いた声に、オクルスは僅かに口元に笑みをのせながら言った。
「あなたの仰るとおりですよ。ルーナディア殿下。前世の記憶、少しはあります」
「少し……?」
「完璧にはないです」
同席しているフィリベルトにちらりと目を向けるが、彼は本当に置物のように静かにしている。ルーナディアの話は知っていたのだろうし、オクルスがもしかしたら持つかもしれないという話も聞いていたのだろう。
オクルスがフィリベルトに気を取られていると、ルーナディアの声がゆっくりと聞こえてきた。
「……オクルス様。あなたのもつ、前世の記憶はいくつありますか?」
「え……。1つだと思いますが。複数あるんですか?」
オクルスは日本で生きた記憶すら曖昧だというのに。ルーナディアも似たような状況だと思っていたが、どうやら違うらしい。頷いたルーナディアは懐かしむように遠い目をして話を始めた。
「ええ。日本という国で生きた記憶。そして、この世界で一度生きた記憶。その2つですね」
「は……」
同じではなかった。それどころか、彼女の方が情報は多く、手札もいくつもあったことだろう。
声が震えそうになるのを必死に堪えながら、オクルスは尋ねた。
「じゃあ、全部知っていたんですか? ヴァランがこの国を滅ぼすことも、それにより聖女の浄化によりあの子が世界から消えてしまうことも」
「ええ。なのでいくつか動いて……」
その後もルーナディアは何かを話していたようだったが、途中から全く話が入ってこなかった。
ヴァランを助けることのできる英雄が、自分だけだと思うことに酔っていたのだろうか。なんて愚かで、無様なのか。
むしろ、オクルスが介入しないことの方が上手くいったのではないか。
オクルスがヴァランに嫌われようとしたことに、何の意味があったのか。
全て、無意味だったのだ。
いや。動揺していたのはオクルスだけ。ヴァランはけろっとしていた。ヴァランは単に用事があるだけだろう。
オクルスは自身の唇に手をあてた。ヴァランから口づけられたときの感覚を思い出し、妙な気恥ずかしさを感じる。頬の温度が少し上昇した気がして、ぱたぱたと手で風を送る。
「オクルス」
「んー?」
正面に座っているエストレージャから名を呼ばれ、そちらに視線を送る。彼は心配げにこちらを見ていた。少し迷う素振りを見せたあと、エストレージャは口を開く。
「何かあったのか?」
「なんにもないよ」
「……」
エストレージャに知られるわけにはいかない。オクルスは即座に答えた。
エストレージャからの何かをいいたげな目から、逃れるようにオクルスは窓の外を向いた。エストレージャからの視線はその後も突き刺さっていたが、それ以上彼は何かを言ってこなかった。
◆
「お呼び立てして申し訳ありません。オクルス様」
「いえ。今回はルーナディア殿下にお越しいただくわけにはいきませんので」
ルーナディアとはそんなに会う機会があるわけではなく、彼女から呼び出されたのも初めてだ。ヴァランのことで少し気まずくなってから、ほとんど会っていなかった。
以前は塔に来てもらったが、そのときは王位継承争いの最中だったはず。第1王子、アルシャインと会ったときに、彼は「王位継承争いに負けた」と言っていたから、ルーナディアに決定しているはずなのだ。次期王になることが決まった彼女を、警備面が安心できない塔へと呼びつけるわけにはいかない。
「それで、本日のご用件は?」
オクルスが世間話もせずに本題を促すと、ルーナディアは困ったように目を伏せた。まだ何かを迷っているようだ。
今、エストレージャはこの部屋にはいない。彼は仕事に行ってしまった。オクルスと向き合っているのは、ルーナディアとその夫、フィリベルトだ。他は完全に人払いをしているようで、部屋は静まり返っている。
フィリベルトと目が合ったが、彼は何も言わなかった。変わらない表情から、彼はこの場にいたとしても、何かを話す気がないのだと分かった。
結局、ルーナディアが話し始めるのを待つしかないようだ。しばらくオクルスが待っていると、ようやくルーナディアが口を開いた。
「オクルス様」
「はい」
ルーナディアの瞳は揺れたまま。彼女がよほど緊張していることが伝わってきて、オクルスは姿勢を正した。いつも柔らかい笑みを浮かべている彼女が、強張った表情のまま口を開いた。
「あなたがヴァランに冷たくしていたのは、あの子から国を守るためだったのですか?」
「……は?」
どうしてその話を知っているのか。オクルスが黙っていると、ルーナディアが探るようにこちらを見ながら続ける。
「ずっと不思議だったのですが。今回の件であなたがそれを知っていたのではないかと思いまして」
「……ラカディエラ様から聞いたのですか?」
いくつかの可能性が浮かんだ。その中でも、マシだと思う方を提示する。しかし、ルーナディアが首を振ったことでその考えは打ち砕かれた。
「そうではなく……。そうですね……」
しばらく言葉を詰まらせたルーナディアだったが、やがて覚悟を決めたのか、真っ直ぐにオクルスの方を向いた。
「オクルス様。あなたは、前世の記憶があると言ったら信じますか?」
「……ルーナディア殿下が、前世の記憶を?」
驚きながらそれを復唱するが、ふと自分の中に疑問が湧き上がった。
――本当に気づいていなかったか? 違和感の1つも覚えていなかったか?
考えてみれば、ヒントは転がっていた。
彼女が好きでもないオクルスに求婚するほど、ヴァランを気にかけていたのも。ラベンダーのアロマを使っていたのも。他にも、オクルスが気づかぬことであったかもしれない。
少しずつ疑問に思っていた結末は、とんでもなくあっけなかった。ルーナディアも、前世の記憶をもつ人間。
「国を守りたかったのではなく、ヴァランを、守りたかった」
「……オクルス様」
彼女が同じなら、隠す必要もないだろう。オクルスは、先ほどのルーナディアの言葉に少し訂正を入れた。
ルーナディアの驚いた声に、オクルスは僅かに口元に笑みをのせながら言った。
「あなたの仰るとおりですよ。ルーナディア殿下。前世の記憶、少しはあります」
「少し……?」
「完璧にはないです」
同席しているフィリベルトにちらりと目を向けるが、彼は本当に置物のように静かにしている。ルーナディアの話は知っていたのだろうし、オクルスがもしかしたら持つかもしれないという話も聞いていたのだろう。
オクルスがフィリベルトに気を取られていると、ルーナディアの声がゆっくりと聞こえてきた。
「……オクルス様。あなたのもつ、前世の記憶はいくつありますか?」
「え……。1つだと思いますが。複数あるんですか?」
オクルスは日本で生きた記憶すら曖昧だというのに。ルーナディアも似たような状況だと思っていたが、どうやら違うらしい。頷いたルーナディアは懐かしむように遠い目をして話を始めた。
「ええ。日本という国で生きた記憶。そして、この世界で一度生きた記憶。その2つですね」
「は……」
同じではなかった。それどころか、彼女の方が情報は多く、手札もいくつもあったことだろう。
声が震えそうになるのを必死に堪えながら、オクルスは尋ねた。
「じゃあ、全部知っていたんですか? ヴァランがこの国を滅ぼすことも、それにより聖女の浄化によりあの子が世界から消えてしまうことも」
「ええ。なのでいくつか動いて……」
その後もルーナディアは何かを話していたようだったが、途中から全く話が入ってこなかった。
ヴァランを助けることのできる英雄が、自分だけだと思うことに酔っていたのだろうか。なんて愚かで、無様なのか。
むしろ、オクルスが介入しないことの方が上手くいったのではないか。
オクルスがヴァランに嫌われようとしたことに、何の意味があったのか。
全て、無意味だったのだ。
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