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第1章 召喚
攻略対象のキャラ設定違いすぎじゃね?
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「カイルよ。聖女候補はもう1人おるのだぞ?」
王様がそう言って私の方に目配せをしてきた。が、カイル王子はその言葉に対して、
「いえ父上。そっちの女は、聖女ではありますまい。」
と言い放ったんだ。
「何故そう思うのだ。」
「聖女とは、『黒髪の少女』の事でありましょう。チカ殿は正しく聖女といえる容姿。ですがその女はおよそ少女とは言えぬ程の年増。その上黒髪では無いではありませんか。」
カイル王子は、私を指差し勝ち誇ったかのように答えた。
「うむ。まあ、そうとも言えるか……。」
「故にその女は聖女ではない!!」
なっ!!何言っちゃってんの?コイツ
てか、王子て言ってたよね?この暴言思い込み男。
黒髪じゃ無いのは遺伝だっちゅーの。で?年増とか言った?確かにアラサーだけど年増って何よ年増って!!
こっちも言わせて貰うけど、そもそもゲームの攻略対象だった王子様は、こんな暴言俺様男じゃ無かったじゃん。【王子】らしく、ヒロインに対して紳士的で慈しみ深そうな好青年だったはず。
一応、推しでは無かったけど、全攻略対象は基本ストーリーだけは全クリした私が言うんだから間違いない。
キャラ設定違いすぎじゃん、こんなの。酷すぎじゃね?もしかしてキャラバグなの?
それともここはゲームの世界じゃ無いとか?
そんな事を思っていると、カイル王子がビシッと私を指差して言った。
「司祭よ。早くそっちの年増女を修道院送りにしろ。」
「恐れながら殿下。まだマコ様の選定儀式が済んで「やらずとももう良いでは無いか。この愛らしいチカが聖女と分かったのだ。無駄な時間を過ごすより、国中に聖女降臨を知らしめ、私とチカで魔物封じを始めようぞ。」はぁ……。」
「そうだな。司祭よ、カイルの言うとおりである。この国が魔物に滅ぼされてしまう前に、聖女に魔物を封印してしまわねばならぬ。マコ殿。あいすまぬが、今後の話を先程の部屋にて伝えようと思う。先程の部屋にて待たれてくれ。」
王様が私にそう言っている間に、
「我が愛しのチカ。さぁ、私と魔物封じをし、末永く幸せに暮らそうぞ。」
そう言ってカイル王子はチカさんを連れて謁見の間から出て行った。
私は、私を連れてきた牧師ぽい人について、再びさっきの部屋に戻ったのだった。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†
侍女さんが入れてくれた紅茶を飲みながら、さっきの話の整理を始めた私。
攻略対象の王子は暴言思い込みが酷い最低男だったな。こんなんで王子ルートとか行ったら最悪じゃん。良かった~王子ルートにならなくて……。
私は安心して、目の前にあった美味しそうなクッキーを1つ口に放り込んだ。
てか私、女神様から『聖女』だって言われたのよね?あれは夢だったわけ?
私は口の中のクッキーを咀嚼しながら考える。
すると『夢じゃないわよ?貴女は私が連れてきたんだもの。あのチカって子が聖女だなんて事は絶対に有り得ないの。きっと何か間違いがあったんだわ。ちょっと調べてみるから、気を落とさず待っててね。』と女神様はダイレクトに頭の中に呼びかけ消えてしまった。
手違い召喚て事?てか、異世界転生て誰でも出来るわけ?
はぁもう…。キャラ設定も違うし、更に手違い召喚とか…意味不過ぎて倒れそうだわ。
私はうんざりしながら、ソファの背もたれに身を預けたのだった。
王様がそう言って私の方に目配せをしてきた。が、カイル王子はその言葉に対して、
「いえ父上。そっちの女は、聖女ではありますまい。」
と言い放ったんだ。
「何故そう思うのだ。」
「聖女とは、『黒髪の少女』の事でありましょう。チカ殿は正しく聖女といえる容姿。ですがその女はおよそ少女とは言えぬ程の年増。その上黒髪では無いではありませんか。」
カイル王子は、私を指差し勝ち誇ったかのように答えた。
「うむ。まあ、そうとも言えるか……。」
「故にその女は聖女ではない!!」
なっ!!何言っちゃってんの?コイツ
てか、王子て言ってたよね?この暴言思い込み男。
黒髪じゃ無いのは遺伝だっちゅーの。で?年増とか言った?確かにアラサーだけど年増って何よ年増って!!
こっちも言わせて貰うけど、そもそもゲームの攻略対象だった王子様は、こんな暴言俺様男じゃ無かったじゃん。【王子】らしく、ヒロインに対して紳士的で慈しみ深そうな好青年だったはず。
一応、推しでは無かったけど、全攻略対象は基本ストーリーだけは全クリした私が言うんだから間違いない。
キャラ設定違いすぎじゃん、こんなの。酷すぎじゃね?もしかしてキャラバグなの?
それともここはゲームの世界じゃ無いとか?
そんな事を思っていると、カイル王子がビシッと私を指差して言った。
「司祭よ。早くそっちの年増女を修道院送りにしろ。」
「恐れながら殿下。まだマコ様の選定儀式が済んで「やらずとももう良いでは無いか。この愛らしいチカが聖女と分かったのだ。無駄な時間を過ごすより、国中に聖女降臨を知らしめ、私とチカで魔物封じを始めようぞ。」はぁ……。」
「そうだな。司祭よ、カイルの言うとおりである。この国が魔物に滅ぼされてしまう前に、聖女に魔物を封印してしまわねばならぬ。マコ殿。あいすまぬが、今後の話を先程の部屋にて伝えようと思う。先程の部屋にて待たれてくれ。」
王様が私にそう言っている間に、
「我が愛しのチカ。さぁ、私と魔物封じをし、末永く幸せに暮らそうぞ。」
そう言ってカイル王子はチカさんを連れて謁見の間から出て行った。
私は、私を連れてきた牧師ぽい人について、再びさっきの部屋に戻ったのだった。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†
侍女さんが入れてくれた紅茶を飲みながら、さっきの話の整理を始めた私。
攻略対象の王子は暴言思い込みが酷い最低男だったな。こんなんで王子ルートとか行ったら最悪じゃん。良かった~王子ルートにならなくて……。
私は安心して、目の前にあった美味しそうなクッキーを1つ口に放り込んだ。
てか私、女神様から『聖女』だって言われたのよね?あれは夢だったわけ?
私は口の中のクッキーを咀嚼しながら考える。
すると『夢じゃないわよ?貴女は私が連れてきたんだもの。あのチカって子が聖女だなんて事は絶対に有り得ないの。きっと何か間違いがあったんだわ。ちょっと調べてみるから、気を落とさず待っててね。』と女神様はダイレクトに頭の中に呼びかけ消えてしまった。
手違い召喚て事?てか、異世界転生て誰でも出来るわけ?
はぁもう…。キャラ設定も違うし、更に手違い召喚とか…意味不過ぎて倒れそうだわ。
私はうんざりしながら、ソファの背もたれに身を預けたのだった。
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