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兄
蝕まれていく日常
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あの後、泣き疲れた海斗を寝室まで運び、俺は明日の準備をした。
まだ心は晴れなかったのだが、本音を言ったことで、少し気持ちが落ち着いた。
だから明日も頑張ろう。
そう思いながら、俺も眠りについた。
その日から俺は、どんな目に遭っても、決して屈しないと心に誓い、淫らな羞恥に耐え続けた。
毎日身体中を弄られ、次第に身体が快楽を受け入れつつある中でも、心だけは思い通りにはならないと思い、必死に堪えた。
だが、俺がイク寸前で、行為を止める男の手口により、やがて俺の身体は性を解き放ちたくてたまらなくなった。
ある日の朝、いつものように行為が終わり、俺はトイレへと息を切らしながら駆け込んだ。
そして熱を帯びた身体をなんとかしようと、身体のあちこちをつねってみた。
さらに手の甲を噛み、痛みを与える。
しかし今日は、その痛みでも、ものが収まる気配がない。
「なっ……んで…。」
このままでは学校に遅れてしまう。
そんなことになってしまえば、海斗に迷惑をかけることになってしまう。
それだけは、何としても避けなければならなかった。
背に腹はかえられないと思った俺は、恐る恐るズボンのファスナーを下ろして、ものを取り出した。
クチュ…クチュ……
すでに先走りが出ていたせいで、いやらしい音が耳に届いた。
なぜだろう。
嫌で嫌でたまらないのに、一度動かした手は、もう言うことを聞かない。
「やっ…だめ……イっ……!」
とうとう俺は、トイレの個室でイッてしまった。
そのせいで、身体の熱は引いていったが、罪悪感だけは残り続けた。
俺の理性もすでに、限界を迎えていたのだ。
そしてその日以来、電車を降りた後は、自慰行為をするのが日課になってしまった。
「大丈夫だ…。まだ、あいつの前では、イッていない……。」
精液で汚れた手を見つめながら、俺はまだ屈していないと自分を言い聞かせた。
ところが次第に、行為の影響が日常生活にも影響を帯び始めた。
授業中だろうが、仕事中だろうが、四六時中、いやらしい妄想を抱くようになってしまったのだ。
当然集中力は散漫になり、生活に支障をきたすほどだった。
そのせいで、たびたび仕事でミスを犯し、とうとうシフトを減らされてしまった。
このままでは本当にまずいことになる。
そう頭では分かるものの、一度快楽を受け入れた身体は、もう俺の手には負えなかった。
ついには欲を抑えきれなくなり、家のトイレや風呂場でも、自慰を行うようになっていった。
こんな惨めな姿、海斗には絶対に見られたくない。
そう思えば思うほど、さらに興奮していく自分に、俺は失望した。
まだ心は晴れなかったのだが、本音を言ったことで、少し気持ちが落ち着いた。
だから明日も頑張ろう。
そう思いながら、俺も眠りについた。
その日から俺は、どんな目に遭っても、決して屈しないと心に誓い、淫らな羞恥に耐え続けた。
毎日身体中を弄られ、次第に身体が快楽を受け入れつつある中でも、心だけは思い通りにはならないと思い、必死に堪えた。
だが、俺がイク寸前で、行為を止める男の手口により、やがて俺の身体は性を解き放ちたくてたまらなくなった。
ある日の朝、いつものように行為が終わり、俺はトイレへと息を切らしながら駆け込んだ。
そして熱を帯びた身体をなんとかしようと、身体のあちこちをつねってみた。
さらに手の甲を噛み、痛みを与える。
しかし今日は、その痛みでも、ものが収まる気配がない。
「なっ……んで…。」
このままでは学校に遅れてしまう。
そんなことになってしまえば、海斗に迷惑をかけることになってしまう。
それだけは、何としても避けなければならなかった。
背に腹はかえられないと思った俺は、恐る恐るズボンのファスナーを下ろして、ものを取り出した。
クチュ…クチュ……
すでに先走りが出ていたせいで、いやらしい音が耳に届いた。
なぜだろう。
嫌で嫌でたまらないのに、一度動かした手は、もう言うことを聞かない。
「やっ…だめ……イっ……!」
とうとう俺は、トイレの個室でイッてしまった。
そのせいで、身体の熱は引いていったが、罪悪感だけは残り続けた。
俺の理性もすでに、限界を迎えていたのだ。
そしてその日以来、電車を降りた後は、自慰行為をするのが日課になってしまった。
「大丈夫だ…。まだ、あいつの前では、イッていない……。」
精液で汚れた手を見つめながら、俺はまだ屈していないと自分を言い聞かせた。
ところが次第に、行為の影響が日常生活にも影響を帯び始めた。
授業中だろうが、仕事中だろうが、四六時中、いやらしい妄想を抱くようになってしまったのだ。
当然集中力は散漫になり、生活に支障をきたすほどだった。
そのせいで、たびたび仕事でミスを犯し、とうとうシフトを減らされてしまった。
このままでは本当にまずいことになる。
そう頭では分かるものの、一度快楽を受け入れた身体は、もう俺の手には負えなかった。
ついには欲を抑えきれなくなり、家のトイレや風呂場でも、自慰を行うようになっていった。
こんな惨めな姿、海斗には絶対に見られたくない。
そう思えば思うほど、さらに興奮していく自分に、俺は失望した。
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