堕ちた双子

ゆきみまんじゅう

文字の大きさ
14 / 70

自主練習

しおりを挟む
久しぶりの平穏な日常はあっという間に過ぎ、急いで俺は帰路に着いた。

今日はバイトは休みだが、俺にはやらなければならないことがあったのだ。

まだ海斗が帰っていないことを確認すると、俺は自分の部屋に入った。

そしてカーテンを閉めると、クローゼットの中から、隠していたある物を取り出した。

「………。」

そしてそのまま机に向かうと、それらを上に並べた。

それらはいわゆるバイブというもので、初心者用から極太のものまで、さまざまな種類があった。

そう、これは男からの交換条件で、俺が来れない時や海斗のいない隙などに、この玩具を使い、身体を開発しろということだ。

またこれからは、俺のバイトが休みの時に、男が呼び出した時は、ホテルに来るよう強要された。

もし断れば、仲間とともに海斗を拉致し、強姦すると脅迫された俺は、従うほかなかった。

だが、いざこうしてバイブを見て、これが体をの中に入るのかと思うと、悍ましくてたまらなくなる。

それでも俺は覚悟を決めると、下着をズボンごと下ろして、1番小さいバイブと、引き出しにしまっておいたローションを手に取ると、ベッドへと向かった。

そしてベットの上にうつ伏せになり、尻を上げてローションを塗っていった。

中までたっぷりとローションで濡らし、指で慣らした後、俺はあそこにバイブを宛てがった。

「……はぁ…ん……っ…く……っ…。」

慣らし足りなかったのか、なかなか入らない。

それでもバイブを上下に動かしていき、徐々に中に収めていった。

中に収まりきると、バイブの大きさに慣らすために、しばらく動かさずにいた。

それから数分経った後、俺は震える手でバイブの電源を入れた。

「…はぁっ…あ……っ…あぁ………。」

まだそこまで感じることはないが、自然と声が漏れてしまう。

そんな自分がたまらなく嫌なのに、バイブを持つ手は、快楽を求め動き続ける。

「……あぁ…っ…あ………っ…あぁぁぁぁ…ッ!」

ついにその部分を見つけ出し、身体が快楽で震えた。

こうなるともう、俺はただ快楽に溺れ、ひたすらそこを責め続けた。

気がつけば腰を振りながら、空いていた左手でものを扱いていて、もうイクことしか考えられなかった。

「あっ…ああ…ッ…イ……あぁ…ッ…あぁぁぁぁッ…!!」

とうとう果ててしまった俺は、今まででは知り入れなかった快楽に酔いしれていた。

このまま何も考えず、快楽に溺れ続けることができれば、どれほどいいだろうか…。


『リッくん!』


その時、頭の中に、遥華の笑顔が浮かんだ。


『一体今まで何してたの!!心配したんだから…。』

『リッくん、疲れてるの?』

『今度の日曜日、遊園地に行かない?』

『私、リッくんに体を壊してほしくないから…。』


次から次へと、走馬灯のように流れる彼女の姿に、俺は我に返った。

そして、もうあの頃のように、遥華とは過ごせないと実感し、俺の目から涙が溢れた。

「う……っ…うぅ…っ…く……っ……!」

俺が声を殺して泣いていると、下の階から海斗の声が聞こえてきた。

慌てて俺は涙を拭うと、すぐに服を着て、玩具をクローゼットにねじ込んだ。

そして、何事もなかったように、海斗の元へと向かっていった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

処理中です...