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王国編 序章
13.陛下
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「そういえば」
ふとルミーニャが呟く。
「レオ君は前世でこの子の恋人だったのよね?」
「え、えぇそうです」
「あなた達が事故で死んだときはいくつだったの?」
「18です」
「どうりで……やけに大人びてると思ってたけどそういう事だったのね」
「18ともなれば既に立派な大人だな」
「そうでもないです……え?」
ふいに後ろからしゃがれた声が聞こえ、振り返る。リアも聞こえていたようで辺りを見回していた。
「父上……」
ブローヴィルがぽつりと呟いた。途端、レオの目の前から1人の老人が現れた。その様子はまるで無から人間ができたような、不思議な光景だった。
その老人の事をブローヴィルは父上と呼んだ。そう、彼はこの国の王、9代目リルフィスト王国国王であるノア―リオ・フェル・ハイル・ディ・リルフィストだ。
白髪交じりの紺色の髪は腰あたりまで伸び、上から羽織っている白いローブで分かりにくいが、中にブローヴィルやルーリエンが着ているものと同じ軍服を着ていた。口周りの髭は長くもなく短くもない丁度良い長さに整えられていた。
「陛下……」
「おじいちゃんと呼びなさいと言っただろう?」
聞いたところによると、魔法や銃弾が飛び交う戦場を剣を持って駆け回り次々に敵を屠る凄まじい剣士なのだそうだが……目の前で緩み切った笑顔を浮かべている姿からは一切想像がつかない。
「ご、ごめんなさい、おじいちゃん……」
「それで良い」
笑顔のまま頷くと優しくレオの頭を撫でる。ブローヴィルと似て長年剣を握ってきた剣士の固い手だが、そこから感じる温もりはラナリアが撫でる時のような優しいものに非常に似ていた。
「それで一体いつから……」
ルーリエンが尋ねる。彼はだいぶ前から部屋で待っていたため、部屋への入室があればすぐに分かる。父上の能力では扉を開かずに部屋に入る事は出来ないはず。
「ん?ルーリエンがブローヴィルの下に使いを送ったときあたりだったな。出自や世界に関わる話なぞ早々人前でできまい。この城の中で防音加工が施された会議室で空いているのはここだけだったからの」
「彼らを使ったんですか……」
ルーリエンがまたか、といった溜息をつくが、すぐに切り替えて話を切り出す。
「それはそれとして、どうしてここへ?また好奇心に駆られて……というわけでもなさそうですね。父上が彼らを動かす時は、それなりに理由が無ければ動かしませんからね」
「うむ。まぁ全部話せば長くなる、というやつだが……レオナールが攫われた理由」
その言葉に両親の肩が跳ねる。どうやら、レオが実子ではないという事をリア達は知らないようで、顔を見合わせて戸惑っている。
「ブローヴィル、兄に包み隠さず説明を」
「……」
「一体どういう事だ」
「レオは……俺達の本当の子供では無い」
リアも含め、皇太子一家は皆驚愕の表情を浮かべた。逆に大公一家は気まずそうに俯いている。
「10年前、屋敷の近くの森に不穏な気配を感じてね。出向いたところに遭遇した魔族が抱えていた子供、それがレオだった」
ルーフはその当時の事を語り始めた。遭遇した魔族の事、その時のレオの様子、先日襲撃してきた魔族の事などを事細かに説明した。
「と、これでボクが知っている事は全て話したけど……陛下はそれ裏側を知っているようですね」
「そうだな……先代魔王の遺言。それがレオを攫った理由だ」
ノア―リオが話す遺言の内容はこうだ。
『南西の地に水滴る時。宝珠を守る一族に男児現る。空の王たる男児やがて魔を討ち世界を渡る』
「その男児というのがレオの事なのか……確かによく見ると髪色が少し薄いな。青髪の一族と言えば、イリアの宰相家じゃなかったか?」
「ボクが見つけた時、魔族は確かにその方向から来ていたね」
「だとすればレオはイリアの宰相の息子か……」
「まぁ、あちらさんはそこまで気にしていなかったようじゃがの。レオはどうやら過ちによって産まれた子息のようでなぁ……実母の方はだいぶ精神的にダメージを受けていたようで、数週間後に心労で亡くなってしまったようじゃ」
およそ半世紀前、突如として侵攻を始めたイリア王国。初めて激突した荒野では、未だに両軍が血みどろな戦を繰り広げている。和平交渉の為の使者は悉く追い返されるか、殺されるなどして全く取り入ろうとしない。
「今の情勢を鑑みればさすがに返すわけにもいくまい。ラナリアさんにはすまないが、彼女が流産したばかりだった事もあって実子として引き取ったのであろう」
「それは分かったんですが……まさか魔族側だけでなくイリア側にも彼らを忍ばせていたんですね」
「さてどうだろうのぉ、ほっほっほ。兎も角、魔族側はそれを防ぐべくレオを誘拐し、それだけの戦力に成り得る彼を魔族として育てようとしていたようじゃ」
陛下の情報網の広さに驚きつつも、魔族がなぜ自分を襲うのかが分からない事や実の親が心配していないかなどの不安が無くなり、だいぶ心持ちが軽くなったような気がしていた。実の親に心配されていない、というのには少々寂しさを感じたが、こうして実の子供のように育ててくれている事への感謝が更に深まっていった。
「あぁ、それと紫の瞳というのも転生者の特徴のようじゃの。レオナールとリーリアの目を見てみぃ」
「本当だ……そういえばリーリアが産まれた時、目の色が私達のどちらとも似つかない色で驚きましたがそういう事だったんですか……父上は転生者という存在をどれだけ認識してらっしゃるのですか?」
レオも薄々気になってきていた。身の上を明かしていないだけで本当は他にも転生者がいるのではないか。
転生者の代名詞とも言える勇者は、各国の状況を鑑みたうえで協議し、会議に参加した全ての国が了承する事で召喚の儀式を執り行う。しかし、転生者はこの世界の人間として生まれ変わるためにその存在を確認することは大変難しい。
「そうじゃな……儂が確認している限りじゃと同盟3国内でおよそ5人といったところじゃの」
「5人も……ちなみにどなたなのかというのも教えてもらえますか?父上」
「1人はレオナールも最近お世話になった人物じゃよ」
「「「「え!?」」」」
急いでここ最近で分かる限りの記憶を遡ってみるが、紫の瞳を持った者は一切心当たりがない。両親やルーフも同様に顔をしかめて必死に思い出そうとしていた。
「レオは確か、誕生日祝いとして魔杖を頂いたと聞いて居るが……」
「そうです、名匠ハルオ氏が作られたと……まさか!!」
ハルオ氏は25歳という若さで画期的な発明を数多く手掛ける史上最も天才たる技術者。もしそれが異世界の技術や知識を利用しているとしたら。この世界とどれほど技術や文明のレベルが違うのかは分からないが、誰も思いもしない物をそうポンポンと、すぐに思いつくものだろうか。
ブローヴィルは最近、彼によって作り出された物でレオが知る物があるか尋ねた。
「レオは送風機や冷蔵庫を知っているか?」
「っ!!前世にそういった物はあったけど……どっちもハルオ氏が作ったものだとしたら異世界人の線は濃厚だと思うよ」
「わ、私もそう思います!!」
「まぁ、既に異世界人だという事の言質は本人から取ってあるからのぉ、ほっほっほ」
行動の速さには舌を巻くが、改めてその情報網の広さに陛下を除く皆が、鳥肌が立つ程驚いていた。
ふとルミーニャが呟く。
「レオ君は前世でこの子の恋人だったのよね?」
「え、えぇそうです」
「あなた達が事故で死んだときはいくつだったの?」
「18です」
「どうりで……やけに大人びてると思ってたけどそういう事だったのね」
「18ともなれば既に立派な大人だな」
「そうでもないです……え?」
ふいに後ろからしゃがれた声が聞こえ、振り返る。リアも聞こえていたようで辺りを見回していた。
「父上……」
ブローヴィルがぽつりと呟いた。途端、レオの目の前から1人の老人が現れた。その様子はまるで無から人間ができたような、不思議な光景だった。
その老人の事をブローヴィルは父上と呼んだ。そう、彼はこの国の王、9代目リルフィスト王国国王であるノア―リオ・フェル・ハイル・ディ・リルフィストだ。
白髪交じりの紺色の髪は腰あたりまで伸び、上から羽織っている白いローブで分かりにくいが、中にブローヴィルやルーリエンが着ているものと同じ軍服を着ていた。口周りの髭は長くもなく短くもない丁度良い長さに整えられていた。
「陛下……」
「おじいちゃんと呼びなさいと言っただろう?」
聞いたところによると、魔法や銃弾が飛び交う戦場を剣を持って駆け回り次々に敵を屠る凄まじい剣士なのだそうだが……目の前で緩み切った笑顔を浮かべている姿からは一切想像がつかない。
「ご、ごめんなさい、おじいちゃん……」
「それで良い」
笑顔のまま頷くと優しくレオの頭を撫でる。ブローヴィルと似て長年剣を握ってきた剣士の固い手だが、そこから感じる温もりはラナリアが撫でる時のような優しいものに非常に似ていた。
「それで一体いつから……」
ルーリエンが尋ねる。彼はだいぶ前から部屋で待っていたため、部屋への入室があればすぐに分かる。父上の能力では扉を開かずに部屋に入る事は出来ないはず。
「ん?ルーリエンがブローヴィルの下に使いを送ったときあたりだったな。出自や世界に関わる話なぞ早々人前でできまい。この城の中で防音加工が施された会議室で空いているのはここだけだったからの」
「彼らを使ったんですか……」
ルーリエンがまたか、といった溜息をつくが、すぐに切り替えて話を切り出す。
「それはそれとして、どうしてここへ?また好奇心に駆られて……というわけでもなさそうですね。父上が彼らを動かす時は、それなりに理由が無ければ動かしませんからね」
「うむ。まぁ全部話せば長くなる、というやつだが……レオナールが攫われた理由」
その言葉に両親の肩が跳ねる。どうやら、レオが実子ではないという事をリア達は知らないようで、顔を見合わせて戸惑っている。
「ブローヴィル、兄に包み隠さず説明を」
「……」
「一体どういう事だ」
「レオは……俺達の本当の子供では無い」
リアも含め、皇太子一家は皆驚愕の表情を浮かべた。逆に大公一家は気まずそうに俯いている。
「10年前、屋敷の近くの森に不穏な気配を感じてね。出向いたところに遭遇した魔族が抱えていた子供、それがレオだった」
ルーフはその当時の事を語り始めた。遭遇した魔族の事、その時のレオの様子、先日襲撃してきた魔族の事などを事細かに説明した。
「と、これでボクが知っている事は全て話したけど……陛下はそれ裏側を知っているようですね」
「そうだな……先代魔王の遺言。それがレオを攫った理由だ」
ノア―リオが話す遺言の内容はこうだ。
『南西の地に水滴る時。宝珠を守る一族に男児現る。空の王たる男児やがて魔を討ち世界を渡る』
「その男児というのがレオの事なのか……確かによく見ると髪色が少し薄いな。青髪の一族と言えば、イリアの宰相家じゃなかったか?」
「ボクが見つけた時、魔族は確かにその方向から来ていたね」
「だとすればレオはイリアの宰相の息子か……」
「まぁ、あちらさんはそこまで気にしていなかったようじゃがの。レオはどうやら過ちによって産まれた子息のようでなぁ……実母の方はだいぶ精神的にダメージを受けていたようで、数週間後に心労で亡くなってしまったようじゃ」
およそ半世紀前、突如として侵攻を始めたイリア王国。初めて激突した荒野では、未だに両軍が血みどろな戦を繰り広げている。和平交渉の為の使者は悉く追い返されるか、殺されるなどして全く取り入ろうとしない。
「今の情勢を鑑みればさすがに返すわけにもいくまい。ラナリアさんにはすまないが、彼女が流産したばかりだった事もあって実子として引き取ったのであろう」
「それは分かったんですが……まさか魔族側だけでなくイリア側にも彼らを忍ばせていたんですね」
「さてどうだろうのぉ、ほっほっほ。兎も角、魔族側はそれを防ぐべくレオを誘拐し、それだけの戦力に成り得る彼を魔族として育てようとしていたようじゃ」
陛下の情報網の広さに驚きつつも、魔族がなぜ自分を襲うのかが分からない事や実の親が心配していないかなどの不安が無くなり、だいぶ心持ちが軽くなったような気がしていた。実の親に心配されていない、というのには少々寂しさを感じたが、こうして実の子供のように育ててくれている事への感謝が更に深まっていった。
「あぁ、それと紫の瞳というのも転生者の特徴のようじゃの。レオナールとリーリアの目を見てみぃ」
「本当だ……そういえばリーリアが産まれた時、目の色が私達のどちらとも似つかない色で驚きましたがそういう事だったんですか……父上は転生者という存在をどれだけ認識してらっしゃるのですか?」
レオも薄々気になってきていた。身の上を明かしていないだけで本当は他にも転生者がいるのではないか。
転生者の代名詞とも言える勇者は、各国の状況を鑑みたうえで協議し、会議に参加した全ての国が了承する事で召喚の儀式を執り行う。しかし、転生者はこの世界の人間として生まれ変わるためにその存在を確認することは大変難しい。
「そうじゃな……儂が確認している限りじゃと同盟3国内でおよそ5人といったところじゃの」
「5人も……ちなみにどなたなのかというのも教えてもらえますか?父上」
「1人はレオナールも最近お世話になった人物じゃよ」
「「「「え!?」」」」
急いでここ最近で分かる限りの記憶を遡ってみるが、紫の瞳を持った者は一切心当たりがない。両親やルーフも同様に顔をしかめて必死に思い出そうとしていた。
「レオは確か、誕生日祝いとして魔杖を頂いたと聞いて居るが……」
「そうです、名匠ハルオ氏が作られたと……まさか!!」
ハルオ氏は25歳という若さで画期的な発明を数多く手掛ける史上最も天才たる技術者。もしそれが異世界の技術や知識を利用しているとしたら。この世界とどれほど技術や文明のレベルが違うのかは分からないが、誰も思いもしない物をそうポンポンと、すぐに思いつくものだろうか。
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「レオは送風機や冷蔵庫を知っているか?」
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