馬花

hamiru

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96 あおぞら

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「ユーリどうする」
「うん、微妙じゃね?」
「うん、行ってみてもいいけどね」
「ミコルENだって。変な名前ー」


2023/1

アユラとユーリが白い息を交差させていた
ウサポに家に来ないかと誘われた帰り道

つまりミコルENに来ないかと、
ウサポは任務を着々と遂行して
ユーリをミコルへ引き合わせれば
成功だ



4年生のユーリと3年生のアユラには
警戒心はなく、
ダルいかも?
程度の感覚だった

アユラは困った時には、いつも

「ねぇ、ルチカに聞いてみようよ!」



「うん、いいよ僕も行くよ」
「ホント!良かったねユーリ」
「う、うん。じゃあ」
「ユリリは連れて行くか?」
ユーリの妹ユリリ1年生
「ユリリは行けないよ」
「なんで?」
「あおぞらクラスだから・・・」

「そうか、じゃあ3人で行こう」
ユーリはいまいち気が乗らない面持ちだったが、アユラは横断歩道を渡る子供の如く
「よし!」
右手を空に突きさした



「ルチカ、おかえり」
「母さん、ただいま」
母子。父親は今はいない
「今度友達の家に行ってくる。
アユラとユーリが一緒」
「あら、そうなの。めずらしいわね」
「うん」
「いつなの?」
「来週あたりかな」
「なんていうお友達?」
「ウサポとか言ったかな。アユラのクラスに転校してきたんだ。ミコルENとかいう家から来てるってさ」
「ミコルEN」
「うん、変な名前だろ」
「ダメよ、絶対駄目!行っちゃダメ!」
「えっ、母さん・・どうして」




「ルチカ!」
近所住まいのアユラがルチカの元を訪れた

「アユラ」
「ダディがウサポのミコルENに行っちゃいけないって」
アユラの父アネハもまた、友人の家つまりミコルENへの訪問を、子供達の交流を妨害していた

「アユラ、うちもだ。母さんが」
「どうして!」
「何かあるな」
「そうだよね。おかしいよ!」
「ユーリは?」
「わからない。どうしよう」

「行こう。」

「大丈夫?」
「明日だ」
「明日?」
「大人達に探られる前に動いた方がいい」
「わかった。ダディには言わない方がいいよね」
「あゝ、言ったら止められる。大丈夫だよ放課後の1時間か2時間。夕方には帰れるし。学校でバスケしてたら夢中になったとか言っておけばいいさ」
「うんうん、な、なんかドキドキしてきた!」

・・・・



「おねいちゃん、コチョコチヨ」
「だは!ユリリやめて」
「おねいちゃん🎵」
「ユリリ、あおぞらクラス楽しい?」
「うん、めちゃくちゃ楽しいよ」
「そう」
「うん」
「実験してるの?」
「うんうん、実験実験」




「ポニテ先生」



「あっリリー校長」
「あおぞらクラスのユリリはどうですかね」
「途轍もない能力です。1年生ですが、高校生レベルの問題も解けます」
「そうですか。期待してますよ」
「ええ、でもこれ以上成長したら私に手綱がとれるか」
「大丈夫ですよ。ポニテ先生」
「頑張ります」
「なにしろ我が校、開校以来2人目の
 あおぞらクラス生ですからね」
「はい、超天才クラス・・」
「パオーン!」



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