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どうも魔法少女(おじさん)です。【2】~聖女襲来!?~おじさんと王子様が結婚するって本当ですか!?
【9】おじさん舐められる※ その1
しおりを挟むケンカして仲直りの仕方もわからず、三日間、寝てるおじさんを抱き枕よろしく抱えて、悶々としていただろう若い恋人の好きにさせてやろうとは思った。
顔中に口づけられて……まあ、これはいつものことだ……無精髭のおじさんの顔にちゅっちゅっするのが好きか?と思う。まあ、おじさんも王子様の形の良いひたいや、精悍な頬におかえしとばかりちゅっちゅしてやってるが。
首筋から、肩、腕ときて、コウジの節くれ立った指に口づける。その爪の先まで甘く噛まれるのも、いつものことだ。
それから胸。男の乳首吸って意味があるのか?と思うが、残念なことにすっかりそこは開発されてしまっている。吸われて軽く歯を立てられれば、触れられてもいない下半身がうずく。おじさんのおじさんがゆるりと立ち上がる。
腹筋がうっすら浮き出た薄い腹。腹が出てないのが唯一の自慢といえば、自慢かもしれない。ヘソまでなめられた。乳首とちがって正直こそばゆいだけのはずなのに、ずくりと尾てい骨から熱が上がった。
普段は前髪をあげているジークの銀の髪がすっかり乱れて、脇腹をさらりとなぞるのにもゾクゾクする。その髪に指をからめて、腹から下に顔が下がるのにいよいよか?と思ったが、太ももの内側をぺろりとなめられて柔らかな肉に歯を立てられる。
するりと伸ばした指から銀の髪の毛がすり抜けた。頭はさらに下へと膝小僧にちゅっと可愛らしいリップ音立てて口づけられた。
肩透かしを食らった気分で、ふくらはぎをたどる男の唇に、それでもびくびく細い足が跳ねた。引き締まった足首にも歯がたてられて、くるぶしをぺろりと舐められた。それから、足の小指を口に含まれしゃぶられて。
「おい……嘘、足の裏舐める……とかっ!」
悪役が相手の顔を踏んづけて俺の靴底を舐めろとかってのは定番だが、王子様が率先して舐めるか。いや、靴じゃなくて裸足の足だけど、土踏まずのあたりを舌でちろちろくすぐられて背にぞくぞくとしたものが走るのに、こんなところが感じるなんて知らなかった。なんか禁断のフェチの扉を開きそうだ。
コウジの頭の先から足のつま先まで文字通り、舐めて王子様は満足したのかと思ったら。
今度はうつ伏せに引っ繰り返された。首の根元をキツく吸われて、また振り出しにもどったのかよ!と思う。
今度は背中に口付けの雨が降る。痩身の浮き出た肩甲骨に歯を立てられて「あ……」と声が上がる。背のくぼみをたどる舌先がたまらず、しなやかにのけぞる。
背中には性感帯がけっこうに集中している。無防備な場所がそんな敏感でいいのか?とか無防備だからこそなのだろうか?いや、コウジにはそんなこと考えている余裕はなかった。
好きにさせてやろうと思ったけれど……。
限界だ!
「いつまで、舐めたり、吸ったり、噛んだりしてやがる!さっさとヤレこのっ!」
ぶち切れて首だけねじ曲げて叫んだら「わかった」と腰を持ち上げられた。尻を突き出すような形なって、まさかこのままツッコむとは思わない。この王子様、愛撫はねちっこいのだ。いま、まさに全身舐められたわけだが。
しかし、そんなところまで口をつけてくるとは思わなかった。
開かれた尻のはざまに濡れた感触。思わず「ひぎゃっ!」と色気のない声をあげてしまった。
いや、おじさんは設定童貞だが初心でもないし乱読家なので、なんかの官能小説でそんな場面は読んだことはある。実際にそういうことをしてる奴らもいるかもしれないが。
あの王子様の端正な顔が、男の尻に埋まってるなんて、よくないだろう!
「そ、そこは汚いぞ!お前、す、すぐ離せ!口ゆすいで……うがい……しろっ!」
「大丈夫だ。浄化の魔法を同時にかけている」
こんなことに魔力の無駄使いとはコウジは言わない。たしかに男同士であれこれするには、コウジがやってきた世界では色々と手間暇がかかることは、これも乱読家の知識にある。正直、男女のそれよりかなり面倒くさい。
が、この世界には魔法がある。浄化の魔法一つでどんな場所もキレイキレイ。初日からこの王子様は、それを駆使して、おじさんと安心安全なセーフティセックスを心がけてくれた。
「い、いや、そういう問題じゃなくて……やっぱり、これはねぇ……うわぁっ!馬鹿っ!舌入れるなぁ!」
やばいことに香油をまとった指とは、また違う感覚にゾクゾクした。というか、少し遅れて入ってきた指にも、びくびく感じた。
こうなるともう、くずくずに身体が解けていく。……というか、散々焦らされたせいでいつもより早い。自分の身体の輪郭がとけて、抱いてる男の思うがままに形を変えるようなそんな感覚。
「あっ!はうっ!」
そのまま後ろからあぐらをかいた上に抱きあげられて貫かれた。濡れて柔らかくなった内壁は、雄を奥まで一気に受け入れる。硬くて長くて太いそれにしゃぶるように絡みつくのがわかる。
同時に触れられてもいないのに腹を濡らす。見おろせば半ば立ち上がった自身は、ふるふると震えて、とろとろと名残ともいえない蜜をこぼし続けていた。
「くっそ……やば……あがっ…た……まん…ま……戻れ……ねぇ……!」
ぐいと突き上げられて喉から自分のものとは思えない甘ったるい声が漏れた。ガツガツと攻める若い動きに合わせてコウジも腰を揺らす。
イッているのに終わらない。男の性はもともとあっさりしているものだ。出せば終わりなのに自分を後ろから抱きしめて、うなじに愛おしげに口づけてる、この若い男が自分の身体を変えた。
「こっ…の……責任……とれっ!」
「だったらあなたも責任を取ってもらわないと」
「なにを……だ?」
「私をあなた以外ダメにした罪」と低く甘い声でささやかれて、言うようになったじゃねぇか……とコウジは振り返りざま青年の首を引き寄せて、口づけたのだった。
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