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どうも魔法少女(おじさん)です。【2】~聖女襲来!?~おじさんと王子様が結婚するって本当ですか!?
【19】王と王子の変?のさや当て
しおりを挟むロンベラスの報告をどう考えてよいのか、室内が重い沈黙に包まれるなか「ご報告申し上げます」と部屋に若い秘書官が入って来る。
「将軍に従っていた近衛の魔法騎士が三人戻ってまいりました」
その言葉にロンベラスが「おお」と思わず声をあげる。常に落ち着いた雰囲気の将軍にしては珍しく「生きていたのか」と。己の部下の生還を喜ぶ。よい将だと思う。
「はい、急ぎ陛下と将軍に報告したいことがあると」
「この部屋に通せ」とフィルナンドが指示する。本来は王が近衛の騎士といえど、安易に会うことはない。まず将軍に報告をし、あらためて謁見の場をということだろうが、今はロンベラスの報告からして危急の時だ。
生還した騎士達から話を聞く必要があるだろう。
そして、やってきた騎士達の姿にコウジはいささか違和感を感じた。
ロンベラス将軍の話によれば、魔法騎士達は将軍を逃がすために、追っ手を足止めし、一人、二人と残り、最後には将軍単騎となったと。
彼らの顔はたしかに昼夜を問わず馬を飛ばしてきたほこりで顔は汚れ、激闘のためにその軍服の腕や足に、斬りつけられたほころびが見えたが。
将軍が寝込んでいたのは三日。そのあいだここにたどり着くまでどんな回り道をしてきたというのか? 危急の知らせならば、どんなことがあっても真っ直ぐ王都に向かってくるはず。
将軍が到着した翌日に彼らがたどり着いていてもおかしくはない。
それが妙な空白期間がある。
コウジの予感は見事に当たった。
報告のために円卓の会議室に招き入れられ、王御前のため床に膝をついて頭をたれた三人は、しかし次の瞬間、顔をあげて「モルガナ女神万歳!」を叫んで、フィルナンドと三王子、そして魔法少女とコウジに向かって、特大級の火球を放ったのだ。
コウジの脳裏に浮かんだのは神殿の秘匿の部屋にて襲ってきた暗殺者達だ。彼らの瞳もまた、こんな“狂信者”の目をしていた。
コウジが隣のジークと視線を交わしたのは一瞬。黒に銀の軍服の王子の手には、黒い剣が現れていた。聖剣グラフマンデだ。
その一振りで飛んできた三つの火球は全弾、現れた雷の柱が並ぶ壁によってはじかれる。
コウジの手には、黒光りする相棒の銃が、そこから放たれた弾丸は、魔法騎士達の頭上に到達すると大きな水の玉になってぱしゃんとはじけた。
ずぶ濡れになった魔法騎士達は、とたん「こ、ここは?」「私達はなにを……」「へ、陛下! それに三王子!」と自分達の前にいる人物達に驚き、片膝を床について頭を垂れる。
「お前達はここにやってきて突然に豹変し、陛下と三王子に向かい、魔法を放ったのだ」ロンベラスの言葉に、彼らはとたん青ざめて、片膝ではなく両膝を床について、頭を床につくほどに垂れた。
「敵に捕らわれてからの記憶がないのです」
「甘い香りと蠱惑的な女の声で『正しきモルガナ女神に帰依しろと……』そんな声が聞こえたような気がしました」
「邪術に惑わされたとはいえ、陛下と三王子に剣を向けたのは事実。どのような厳罰も受ける覚悟はあります」
最後の一人の言葉に自分達も……とあとの二人が声をそろえる。
魔法騎士団が解散されて、ハーバレスの取り巻きや実力もないのに家柄で幹部になっていた者は、近衛に取り立てられることはなかった。この魔法騎士達はかつてのロンベラスのように、実力で魔法騎士となった生真面目な者達ばかりだ。
それが操られていたとはいえ、王や国の英雄である三王子に、危害を加えたなどあってはならないことと、三人は自決しかねない勢いで青くなっている。
「自死することは許さんぞ。“毒”が抜けたかどうか確認するまで神殿にて潔斎せよ。その後はいままでどおり働け」
フィルナンド王の言葉により彼らは落ち着きを取りもどし、衛兵達に囲まれて連れていかれた。神殿で数日禊ぎをすれば、すっかり元通りになるだろう。
「即刻、王都へのすべての門に検問所を設けてくれ。王宮においても厳戒態勢をとれ」
国防を任されているジークがそうロンベラスに指示を出す。第10王子と第11王子の主家がある所領への街道はロンベラスの帰還ですでに封鎖されているが、精鋭の魔法騎士達がこうもあっさり狂信者に仕立て上げられるのでは、油断は出来ない。
コウジは「それと」と口を開く。
「王都における兵士以外の武器の携帯を禁止したほうがいいな。食堂で調理人や家庭内で使うならともかく、外への持ち出しは禁止だ。毒薬と火薬のたぐいも同じくだ。
それから“探知”が出来る兵士を、大通りや広場など人の集まる場所に交替で配置だ」
この世界には爆弾探知機はないが、魔法という便利なものがある。コウジからすると、逆に魔法で武器や危険物をすぐさま探知出来るほうが便利だとさえ思う。
「そこまでやるのか?」と訊ねるコンラッドに「誰でも狂信者に仕立て上げられるんだ。気をつけるに超したことはない」と返す。
「王都に入るときは武器も携帯しておらず、一般人を装って検問を通る可能性だってある。なかで武器や爆弾を調達されて、人の多い場所のあちこちでやられたら、たちまち王都は大混乱だ」
普通の人がいきなり豹変する可能性があるのは、さきほどの魔法騎士で証明されている。コウジの言葉に会議室の人々は青ざめる。シオンが「無差別テロね」とつぶやく。
「テロ?」とそれをコンラッドが聞き返す。コウジは「特定の人物を狙ったものなら暗殺者となるんでしょうが、敵ならば誰でもいいってことですよ。それも人数が多ければ多いほどいい」と説明する。特定の人物が目当てでもテロではあるが、この世界の人々に理解してもらうにはこれで十分だろう。
「無辜の民を狙うとは、なんと恐ろしい」とフィルナンド王がつぶやく。ジークが「ならば」と。
「兵士達や王宮に出入りする者すべてに、朝晩の神官達による“浄化”が必要だな」
「そうだな。下手に一人1人洗脳を疑うより、そっちのほうが手っ取り早い」
コウジはうなずく。まったく魔法ってヤツは便利だ。
「先ほどのそなたの浄化も見事であったな」
そう言うフィルナンドにコウジは「いや、あれは欠点がありますよ」と首を振る。
「みんなびしょ濡れになる」
「たしかに服を乾かすのが手間だな」
それにシオンが「そうよね。机の上を掃除するって、灰皿のたばこの灰ごと積まれていた書類も窓の外に吹っ飛ばしたものね」と呆れたように言う。
「机の上はさっぱり綺麗になったんだがな」
「よくないわよ、だいたいあなたの部屋は私物が多すぎるのよ。私物というより本ね。床に積み上げられてあふれているし」
「本は窓から放り投げないぜ」とコウジは答える。どうでもいい書類はともかく、自分で選んだ本は別だ。
「本が好きなのかね?」フィルナンド王に訊かれ「ええ」とコウジは答えた。「ならば、私の書斎も自由に出入りしてよい」と言われてコウジは瞳を輝かせた。
しかし、とたん隣から不機嫌な気配が漂ってきて、そちらをチラリと見た。相変わらずの無表情、鉄面皮のジークだが、コウジには彼がなんとなく不機嫌なのがわかった。
しかし、その理由がわからず「なんでだ?」と内心で首をかしげたが。
◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇
屋敷に戻ったあとにジークに言われた。
「陛下の書斎には私も一緒に行く。1人ではいかないように」
「なんでだ? 王宮に危険なんてないだろう? まあ
いまは厳戒態勢だけどな」
「書斎には陛下がいることもあるだろう。二人きりになるのはよくない」
言葉の意味がわからずにコウジは首をかしげて考える。それにジークが言う。
「陛下はあなたに興味を持っているようだ」
「へ? いやいや、ないだろう? 四十五人も王子を作った女好き……いや、まあともかく、お前みたいな物好きは二人といないと思うぞ」
「もちろん、陛下がそういう意味であなたに関心があるとは、私も思っていない」
「いないが面白くない」という、かわいい王子様の言葉にコウジは思わず破顔して、手を伸ばして自分より上にある頭を撫でてやり。
「よしよし、俺の王子様のワガママを聞いてやるよ。王様の書斎にはお前と必ず一緒に行くから」
「うん」
実際、フィルナンド王の蔵書は魅力的であったのだ。コウジはジークとともにちょくちょく通う様になるが、そこを狙ったようにかなりの頻度でフィルナンド王が現れた。彼の書斎なのだから当たり前なのだが。
「たまにはジーク付きではなく、一人で来てもかまわんのだよ? そなたと二人きりで話をしたい」
などと爆弾発言をかましてくれた。ジークのまとう空気が絶対零度となったことはいうまでもない。
その後もコウジを巡って続く、父と息子の妙なさや当てはともかく。
◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇
「ま、おじさんは細かい調整は苦手なんだよ。ぶっ放すのは得意だけどな」
円卓の会議室、コウジがくわえ煙草で言えばシオンは「ほんと、馬鹿魔力よね」と肩をすくめた。
馬鹿魔力とは失礼な。まあ、いささか威力が強すぎるのは認めるが、狙いは外したことはない。
◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇
王都が厳戒態勢に入り数日が過ぎた。市民生活に多少の不自由は強いているが、危惧していたテロもなく王都は平和だ。
しかし、届いた知らせに王宮は再び揺れることになる。
第10王子と第11だけでなく、今度は序列6位の王子が聖女に取り込まれたという。
さらには封鎖されていた街道も突破されて、モルガナの聖女をのせた輿がゆっくりとこの王都へと移動しはじめたということだった。
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