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SSS小話置き場

twitterつぶやき小話SSS&リクエスト受付的なもの

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※twitterでつぶやいたSSSなので、設定とかけっこうちぐはぐというか、どうしてこうなった?的なお話もありますwそれでもよかったらお楽しみください。
あと、このお話のもう少し長い短編読みたいよ~というリクありましたら、感想欄にお気軽にお書きください。ぽちぽち書いていきたいとおもっています。
予告としては、夏とかtwitterでおしらせしてましたが、秋~冬ぐらいにかけて、新しい兎さんたちの長編二本をUpしたいかな~と思ってます。いくつか短編こなしてリハビリ?したあとかな?




   twitter、SSS小話放り込み箱(二月分) 

バレンタインのチョコ…… ノクトとスノゥ宛に エ・ロワール王国から媚薬入りのショコラが届きました。 スノゥは無言でそれをカール御隠居とモースにあげました。
カール「身体がぽかぽかするのぉ」
モース「長寿の薬ですな~」



ぷうっ!!
↑大変漢らしく、力強い響き。 あ、黒狼さんのお耳と尻尾がぴくぴくしたw



プルプァのお茶会。 

夢色マカロン、白鳥の形のシュークリーム、薔薇の形のケーキ、菫の砂糖漬け、お星様のボンボン。 狼さんや虎さんや犬さんのお顔をしたスコーン。
 スノゥママン「腹に入っちまえば同じだからな」
 男らしく白い兎のぬい椅子にまたがりながら。 
アーテル「うん、味はさいこー」
ジョーヌ(ぬいに横座り)「宮廷の菓子担当の料理人の渾身の一作にございます」 
ザリア「うん、白鳥さんのシュークリームのクリームはカスタードとキャラメルがあるんだね」
プルプァは優雅に横座りして 「みんな楽しそうでよかった」 
ブリーはお空の計算を相変わらずしているので、みんなからお口にw



   3月のSSS



ウサ耳おっさん剣士は~小話

白い兎がぷぅといいました。 黒い兎がぷぅといいました。 暁の兎がぷぅといいました。 蒼い兎がぷぅといいました。 
黒い狼さんと黒い虎さんと黒い犬さんと銀色の狼さんが、ぎくりとしました。



プルプァを引き取った?はじめの頃は、スノゥがお耳くしくしを教えてあげてました。朝の尻尾のお手入れは、尻尾をいじるのは自分と番以外はダメなので、自分でやって見せてました。 
「こうして後ろ手にな……朝や風呂上がりに乾かしたあとにしろよ」
 「はい」
 そんな姿を二人してやってるのを……ノクトとシルヴァが物陰で見ていて、無表情に撃沈してました……。
「……父上、母上から尻尾の手入れを教わったプルプァが毎朝ベッドの上でやるのですが……」
「皆までいうな。後ろからのしかかると、ぷぅと怒られるから注意するように」
「そのようなことはいたしておりませんが、父上はなされたのですか?」
朝の兎さんたちのおしたく(ウサ耳おっさん剣士は~)



スノゥが起きました。ちょっと寝ぼけながら、まずはお耳をくしくし、もう片方もくしくし、覚醒してきてうつ伏せで伸びっとして、後ろ手に尻尾をくしくし。 背後から気配を感じて、夫を振り返り、ぷぅ……と不機嫌に鳴きました。
『昨日もしつこかったな…てめぇ』



ブリーの朝

 目覚めました。ぼんやりしてます。今日もお空のことを考えているようです。 
「ブリー手入れするぞ~」
 カルマンがブラシを手に、ブリーの垂れたお耳をブラッシングしました。さらにうつ伏せに抱っこして、尻尾もブラッシングしました。 今日も最初の一仕事をしたカルマンの顔は輝いています。



プルプァの朝 

「おはようございます、シルヴァ」
 「おはよう、プルプァ」 
おっとりとご挨拶してから、お耳をくしくしします、優雅にくしくし、くしくし、くしくし。 最後に膝立ちになって、後ろ手に尻尾をくしくし。
 「……そんなに見ないでください」
「あ、すまない、かわいくて」
そんな朝。



鳴いてみただけなの

「ぷぅ……」
プルプァが鳴きました。 聞きつけたグランパとカールお爺さまと、さらに表の宮殿で執務中だったはずの、シルヴァまで駆けつけて
「なにがあった?」
「なにか不満が?」
「なにを怒った?」
と聞かれました。 プルプァは頬を染めていいました。
「スノゥママンの真似して鳴いてみたの」
その可愛さにみんな撃沈しました。一方その頃……。 スノゥが大変迫力たっぷりに鳴きました。
「ぷぅ!」
黒勇者狼さんは、目の前で正座して縮こまっています。 なにした?



ブリーのぷぅ!

今日のうさぎさん。 ブリーの息子たちのケンカはとっても派手だ。今日も今日とてお庭で取っ組み合い。 庭なのは父親に絶対庭でやらねぇとコロス!と厳命されたからだ。出ないと家が壊れると。 見ているブリーはおろおろ。
半泣きになりながら、半ば思いつきというか切羽詰まってさけんだ。
「ぷ、ぷぅううっ!」
それはぜんぜん鼻を鳴らしていない、ぷぅ……と言ったというか叫んだというか、しかし、息子達はぴたりと動きを止めて、垂れ耳母さんの前にざざっと正座して並んだ。
ブリーはぐしぐし泣きながら言った。
「け、ケンカしちゃダメです」
「は、はい……」
赤い狼たちはお耳と尻尾を垂れてしょぼん。 それからはブリーの見ている前でのケンカも禁止となったとか。
いや、見てないところでやるんかい!w



ブリーのくしくし

本日のうさぎさん ブリーだってお耳くしくしするのです。 くしくしくしくしくしくし……
「ブリー……ブラッシングしような」
ぐしゃぐしゃになった垂れた両耳の毛並みをみて、カルマンがブラシを手にしました。 年上の幼妻?の不器用さには慣れてますw



4月のSSS 



ディナーのうさぎさん(ウサ耳おっさん剣士小話)

お肉が嫌いな兎さんたちのための、シェフが腕によりをかけた兎さんのためのフルコース。 前菜 チコリの小さな船に色々野菜の刻んだピクルスをのせて 色々野菜のミルフィーユゼリー寄せ スープ ジャガイモとトマトの2色のスープ
メイン 茹でたホワイトアスパラに白いソース、半熟卵添え あま~いニンジンのバターステーキ ほくほく茹でたジャガイモに溶けたチーズをかけて デザート 各種野菜のパウンドケーキの角切りカラフルトライフル、カシスのアイスクリームを添えて
兎さんたちきゃっきゃっ~ まあ、旦那さん達は別にステーキのテーブル囲んでますからw
やさいばっかりでは栄養が心配なので、さりげに卵やチーズや乳製品をつかうシェフですw
勇者とセロリと妻(ウサ耳おっさん剣士は~)



狼族は肉食ではあるが、野菜だって食べられる。 ノクトはただしき王子、ただしき勇者として好き嫌いなくなんでも食べてきた。 が セロリだけはダメなのだ。 しかし、本日の朝食にそれを使った前菜が出た。上にのっかっている生ハムはいい。が下にセロリ、セロリ。
招かれた領主の館にて、残すのは失礼にあたる……と。おもったら、目の前の皿がとりあげられた。 スノゥだ。 生ハムだけを自分の皿からノクトの皿に、そしてセロリを自分の皿へと移す。
「……失礼、セロリは好物なのですが、どうも生ハムは苦手でして。夫に食べてもらいます」
しらりと答えるスノゥに領主は「これは気付かず」などと恐縮しているが、スノゥはにっこりと微笑み。
「いえいえ、こうして私が苦手なものは、夫が食べてくれますので」
生バムをむしゃむしゃ食べながら、良い妻をもらったとノクトは思った。 ちなみにスノゥも生ハム苦手ですw

スノゥが生ハム苦手な理由。 生肉なんて食えるか!! いやいや、生っぽいだけなんですよ。 ……同じ理由でスモークサーモンとかも苦手w



寝起きの白兎(ウサ耳おっさん剣士は~)

「ぷぅ……」
朝のベッドにて、ぎくりと黒狼の夫は身をこわばらせて、見た。 「ぷぅ……」
白兎の年上妻はベッドにへたり込んで目を据わらせている。おそるおそる近づけば、その腕にお耳をすりつけた。
「ぷぅ……」
「まだ眠いのか?」
「ぷぅ……」
寝起きのよいはずの妻は時々こうなる。ようするに……。 昨日は散々しつこかったな!まだ眠てぇんだよ! となる。
「ぷぅ……」
そのまま腕のなかで目を閉じて二度目を決め込んだ、妻を愛おしくみた。 あとで「ぜってー忘れろ!」と叫ぶのも予想できて、黒狼の口許に笑みが浮かんだ。
年上妻も年下夫に甘えますよ~。



6月のsss 



本日のうさぎさん 
視察で立ち寄った街。冒険者駆け出しの頃、世話になった酒場にて潰れもしてないが、女の子達のショーがいまいちでと聞いて、スノゥさんがしっかりダンス指導をしたうえに、一緒にでてくれと懇願されて、ノクトに内緒でこっそりと……。端にいようとおもったら。
「出るところ出た若い娘のほうがこういうのいいだろう?なんで俺」 
「それは、スノゥ姐様が一番お美しいからです」 
「姐……いや、いいけどな」
 ぴたぴたボディスーツに、ピンヒールのニーハイブーツ。背中に羽つけて踊ったら、大喝采。 ……たんまりチップをもらい、それを店主におしつけて……
店の裏からこっそり出たら……。
 「見事な踊りだったな」
 「み、見てたのか?」
 黒狼の旦那が待ち構えていて、小脇にかかえられて滞在してる城館にお持ち帰りされて、朝までお仕置きされました。



本日のうさぎさん。
 全員不思議な病にかかりました。 
スノゥ「なんでこうなるんだぁピョン!」 
アーテル「しかたないよ~ピョン。語尾についちゃうんだもん、ピョン」
 ジョーヌ「不思議なものですね、ピョン」 
ブリー「でも数式の計算には問題ありません、ピョン」 
ザリア「おもしろい~ピョン」
プルプァ「プルプァも……ピョン……でちゃった、ピョン」 
そばで聞いていた夫達は表情に出さず、じぃじ達は悶えてました。 一日で治りました。



本日のうさぎさん
視察に訪れた街の夜祭りをお忍びで楽しんだあと、滞在してる城館への道をノクトと肩を並べ歩くスノゥがぽつりという。 
「夜、ひとりで道を歩いているとな」
 「前もそんな話をしたな。夜の森だったか?」 
「旅の初めの頃で腹が常に減っていて最悪……ってのは
まあ、森も街も変わらないがな」
 「街?」
 「ああ、こんな街だ。夜になれば窓に明かりが灯る」
 通りの大小さまざまな窓からこぼれる灯りにスノゥは目を細める。 
「やけに温かく見えてな。……と、いっても俺には帰る家なんてなかったんだが」 
「…………」 
ノクトが無言でスノゥの肩を抱き寄せる。
昼間の人通りのある往路ならば振り払うが、今は微笑んでそのまま寄り添って歩く。
 「今のお前には帰る場所がある」
 「帰らないっていったって離してくれないだろう。この狼旦那が」 
「ああ……」



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