エクソシストの呪い

やり方がムカつきます

あれから５日が経過した。
妙な事件もなかった。
なぁニャル。お前天羅さん家に訪問とかしてたか？
（してはないけど、近くを毎日うろついていたな。）
絶対それが理由じゃん。っていうかそれができたならティンちゃんたちを使役できるアーティファクト持たせとけばよかった。それで、今ハエ野郎から待っているんだけどどうすれば良いんだろう？
(そのうち来るんじゃね。）
そうかもな。俺はニャルと喋りながら天羅さん家に向かった。
俺は玄関のチャイムを鳴らそうとしたがその前に天羅さんが出てきた。
「うぉ！」
「きゃぁ！」
「いってぇ。」
「ごめんなさい。ってキリアくん！ちょうどいいところに。実はこういう手紙がさっき届いたのよ。」
俺は天羅さんから手紙をもらった。
それにはこう書かれていた。
『その女を連れて此処に来い。その呪いはいわば爆弾なんだ。もし男一人だけならドカンだ。』
クソッタレが。
『それとお前は祝福の加護を受けた銀の弾丸を持っているらしいからな。武器を置いてこい。』
最悪これは異空間からヨグソトースの拳発射装置でゼロ距離ブッパでどうにかなるか。
『以上だ。そしたら此処に来い。』
この文の下に地図が乗っけられていた。
「よし、行こうかキリアくん。」
「どうして？」
「元々こういう風になることを予想して覚悟しておいたんだ。だから大丈夫！さぁ行こうか！」
全く、彼女は。俺は彼女から覚悟をもらってその地図の所。
廃ビルに向かった。