エクソシストの呪い

risk

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その夜(2)

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僕は食器を洗っていた。
「あ~お腹いっぱい」
「お粗末さまでした」
「私、お風呂入ってくるね」
「お、おう」
ちょっと、ここに男子いるんですけど。少しは考えようよ。
と思っていたが口には出さない。
正確には出なかっただな。
(お前も男だな~)
うるせぇハスター
(いや、だって考えてみろもしかしたら)
そんなことは考えない!
僕は食器洗いに集中する。
よし、とりあえず全部終わった。
さて、テレビでなんかやってないかな?
「速報です。今日未明、〇〇市△△丁目の修道院で火災がありました。警視庁は放火として捜査をする方向です。」
物騒だな~。
僕はテレビを見たが目を見張った。
炎が白い。炎が白いのは虚無界しかねぇ。
悪魔憑き?いや、モノホンの宗教関係者はならねぇ。
じゃあ、なんだ?
悪魔がこっちに来て、放火したとでも言うのか?
・・・これ以上考えたってわからねぇや。
「キリア~上がったよ~」
「分かった」
さて、風呂場に行こうとするが天羅さんと鉢合わせになってしまうので少し待ってから。
あ、カインに報告しなきゃ。
メールで『今日、天羅さん泊まっていくって(事情あり)』
ピコン!返信早いな
『分かった~』
とりま、これでOK。
さて、風呂入るか。
僕は風呂場に向かった。
彼女は髪を乾かしてる最中だった。
ピンク色のもふもふしたものを着ていた。
彼女の黒い髪の毛と相反してよく似合ってる。
「あ、お風呂はいる?リビングでやるね」
「ごめん」
「全然全然。」
天羅さんはリビングに行った。
入るか。
僕は風呂に入った。
「今日は疲れたー」
(だね~)
「学校は襲撃受けるわ、自分は二重人格だったわ、天羅さんは泊まるわ。最後の一つ以外ふざけんなじゃねぇか!」
(あれ、意外と認めてる?)
「何を」
(天羅ちゃん)
「まぁ、僕と境遇が似ているからかな?」
(ぜってぇちげぇ)
「そすか」
(今のお前らの関係言ってやろうか?)
「なに?」
(友達以上恋人未満)
「ブッフォ!ゴホッゲホッアハッ!何言ってるの!?」
(いや、だってそうでしょ。いや、普通に考えろよ。家を出て行かされた。普通女子の友達の家に行くだろ?それを男子のお前の家に来た。それだけで証明完了!QEDじゃねえか!)
「そうかな?」
(そうだよ。しかもお前の部屋で寝かせてくれって言ってるんだぞ!)
「そうだった。」
(お前もちったぁ周り見ろ)
「わかった」
のぼせてきた。上がるか
僕は湯船から上がって体を拭いて着替えた。
リビングに行くと天羅さんがテレビ見てる。
だが、彼女の顔は悲しい顔をしている。
「天羅さん。なんかあった?」
天羅さんはこちらを向いた。
「良いの?」
「良いの良いの」
「まねっこ!」
「少しほぐれたか?話してみ?」
「わかった。私の家族は母、父、姉、私の四人家族なの。」
「ほう」
「母と父は姉を溺愛していて私の言うことを聞いてくれないの。姉さんも私を卑下していて。」
「それで、今日を境に追い出されたと」
「そうなの。もうさ、私、何も信用できなくって」
彼女は泣き崩れてしまった。
「そっか。僕と同じだな」
「え?」
彼女は僕を見る。
「僕は本当の親がわからない。捨てられたんだ。そこを、ある教会の神父が拾った。その神父はエクソシストだった。そこから僕を鍛え上げ道具の様に使われた。ひどい時はものを壊す様に殴られたこともあった。だが、2週間前にカインにあった。」
「そこで外を?」
「そう。僕は一人なんだ。カインは確かに親代わりのことをしてくれている。だけどな繋がっているものがないんだ。あるのは一種の契約。それ以外無いのさ。」
「じゃあ、なんだって言うのよ!」
「これは契約だ。お前を一人にしない。お前も僕を一人にするな。そうすればずっと一人じゃない。」
「良いの?」
「カインから言葉を借りるとするならば”まっかせっなさーい!”かな?」
「分かった。その契約するよ」
すると、彼女は僕の唇に自分の唇を当てた。
「これが契約の印。で良い」
「そうかい。」
「眠たくなってきた。一緒に寝よ?」
「はぁ。わかった」
「何でため息付いたの?」
「いや、な?年頃の男と女の子だぞ!普通考えろよ!」
「契約は?」
「ウッ!」
「それにキリアなら襲われてもいいよ?」
「・・・冗談でも言うな」
「さっきの間何?ねぇ!」
僕等は下の戸締まりをして僕の部屋に向かった。
一つのベットに二人入ってるわけなので少し狭い。
「ねぇ、キリア」
天羅さんの顔が赤い。
「さっきのってプロポーズ?」
「・・・ちがう」
「そこは、嘘でもそうっていうものだよ!」
「はぁ、寝ろ!」
僕は彼女の頭をそっと持って胸に押し付けた。
そんな事言うなよ。
こっちもはずいだろ。
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