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プロローグ
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「聞いてよ!推しが結婚したんだけど!」
放課後、SNSをチェックしていた友人が突然大声を上げた。
「昨日の放送では彼女いないし、童貞だって言ってたんだよ!童貞のまま結婚とかあるの?」
友人はスマホに向かってブツブツと文句を言っている。
…それは、今日はまだ童貞と言う意味では?
頭に浮かんだセリフを私は飲み込んだ。こんなセリフを言って慰めになるはずがない。
「あれじゃない?生まれた時から決められてる婚約者とかじゃない?ほら、ユア君ってそういう家の出身じゃない?だからきっとそう」
確か友人の推し『ユア君』は貴族の生まれという設定だったはず。
「そんなの設定でしょ!」
というような話をしながら帰った放課後、友人と別れた私は事故に巻き込まれた。
あれから20年…なのか?
まさか自分が1度しか会ったことのない人と結婚することになろうとは…。
放課後、SNSをチェックしていた友人が突然大声を上げた。
「昨日の放送では彼女いないし、童貞だって言ってたんだよ!童貞のまま結婚とかあるの?」
友人はスマホに向かってブツブツと文句を言っている。
…それは、今日はまだ童貞と言う意味では?
頭に浮かんだセリフを私は飲み込んだ。こんなセリフを言って慰めになるはずがない。
「あれじゃない?生まれた時から決められてる婚約者とかじゃない?ほら、ユア君ってそういう家の出身じゃない?だからきっとそう」
確か友人の推し『ユア君』は貴族の生まれという設定だったはず。
「そんなの設定でしょ!」
というような話をしながら帰った放課後、友人と別れた私は事故に巻き込まれた。
あれから20年…なのか?
まさか自分が1度しか会ったことのない人と結婚することになろうとは…。
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